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今回は京都アラビカコーヒーの豆「アラビカブレンド」の正直な感想をレビューします。
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アラビカ京都とは
香港発のコーヒーロースター
アラビカは京都発のコーヒーロースター。
現在が中国を中心にドイツ、イギリス、フランス、ドバイなど世界中に125店舗を構えます。
日本には京都に3店舗、北海道のニセコに1店舗あります。(2022年10月現在)
当面の目標は全世界で150の店舗を持つことと、中国で60以上のフランチャイズ店舗を運営するラッキーエース・インターナショナル(アラビカ香港)が発表しています。
ラテアート世界王者が在籍していた
以前は、京都本店のヘッドバリスタをラテアート世界王者・山口淳一氏が務めていました。
現在はインダストリアルな雰囲気のカフェ「here Kyoto」のオーナーとして活躍されています。
中国スターバックス最大のライバルと言われる人気カフェ
%Arabica香港を運営する「ラッキーエース インターナショナル」は、現在スターバックス中国の最大のライバルとも言われています。
現在の事業評価額は日本円に換算して約1,300億円。これを約1,730億まで拡大する予定だと海外では報じられています。引用:Bloomberg
そんなアラビカの創設者は日本人の実業家で、ハワイに自社農園を所有する東海林克範氏(Kenneth Shoji)です。
彼は、Slayerエスプレッソマシンの日本での販売代理店、日本製焙煎機「トルネードキング」の輸出業者。
さらにはChemexコーヒーメーカーのアジアでの販売代理店など、世界規模のビジネスを展開しています。
トルネードキングで生豆を焙煎
アラビカコーヒー京都では「トルネードキング」という熱風式焙煎機を使って生豆をローストしています。
通常、焙煎には15分〜20分ほどかかりますが、トルネードキングは焙煎開始から5分で完了という凄まじいスピードで生豆を炒り上げることができます。
アラビカブレンド
コーヒー豆の特徴
アラビカブレンドは、深みとコクとのバランスを重視して作られています。
豆の配合などについては情報がありませんが、チョコレートのような味とミルクとの相性の良さに定評があります。
値段、豆の量、産地など
価格 | 1300円/200g |
100gあたり | 650円 |
豆の産地 | 記載なし |
品種 | アラビカ種 |
精製 | 記載なし |
焙煎度合い | 中煎り〜深煎りまで選択可能 (ミディアム、ミディアムダーク、ダークの3つから選べる) |
通販 | 公式サイト |
アラビカブレンドは200gから1Kgまでのサイズで購入できます。
豆の量が多いほど割安になり、1kgなら6500円のところ5200円で購入できます。
焙煎度合いは、 苦味と酸味のバランスが良い中煎りか、酸味が少なくて飲みやすい深煎りから選べます。
アラビカブレンドは次の状態で購入できます。
- 豆の状態
- ペーパーフィルター用の中挽き
- エスプレッソ用の極細挽き
- コーヒープレス(フレンチプレス用)
豆、粉いずれも値段は同じです。
レビュー
抽出環境・条件
豆の量:15g
豆の挽き具合:中挽き
お湯の量:150cc
お湯の温度:85℃
蒸らし時間:60秒
ペーパードリップすると、湯に触れたコーヒー粉はドーム状に膨れ上がり、鮮度が良いことを示しています。
さっそく一口飲んでみると、非常にあっさりとした口当たりで、苦味やコクはかなり控えめです。
酸味はほどほどに感じられますが、これといって特徴的な酸ではなく、フルーティーさなどはありません。
また、コーヒーの美味しさを決定づける甘みや旨みもかなり控えめです。
フレンチプレスで抽出して飲んでも、味は大きく変わりません。
ネルドリップすると、酸味はほとんど感じられなくなり、まろやかな苦味が感じられます。
甘みも幾分増し、3つの抽出方法の中ではもっとも美味しくなります。
総評
アラビカブレンドはいずれの飲み方でも豆の個性などはなく、かなりプレーンな味わいです。
クセがなくて飲みやすいですが、味はジュピターやカルディの豆と大きな差を感じることはないでしょう。
味が似ているコーヒー豆は?
アラビカブレンドのような飲みやすい豆で、コスパの良い商品を2つ紹介します。
まず1つ目は、アマゾンや楽天で有名な「加藤珈琲店」の人気商品「ゴールデンブレンド」です。
値段は100gあたり130円なので、アラビカブレンドの1/4で購入できます。
酸味がありますが、甘みやコクなどが豊かなので、酸っぱくなくて後味も爽やかなで飲みやすいです。
Amazonのカスタマーレビューで1200件中、70%の購入者が高評価しています。
もう一つのおすすめコーヒー豆は、専門店のグァテマラです。
値段が高そうなイメージですが、初回は100g356円で購入できます。
ローストマスターズ・チャンピオンシップ1位の「珈琲きゃろっと」が手がけるコーヒー豆のセットで、値段は400g2138円です。
Yahooニュースなどで特集され、国際品評会(COE)1位の「コスタリカ」や「グァテマラ」「マンデリン」などがセットに含まれています。
次の方法で豆400g→600gに増量すれば、100gあたり356円(1杯あたり約36円)になります。
生豆のグレードが高いため加藤珈琲店より値段はアップしますが、コクと旨味が詰まっていて満足度が高い商品です。
ただし、1日の販売数に制限を設けているので、買えないこともあります。
在庫数は公式HPをご確認ください。
実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください。
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珈琲きゃろっと「お試しセット」本音レビュー