今回は、愛知県知多郡の自家焙煎店「サードウェーブコーヒー」の「ブラジルショコラ」はおすすめできるコーヒー豆なのか?
通販で購入して飲んだ感想を正直に述べます。
同じコーヒー豆でも用いる抽出器具によって出来上がりの味が変わるため、ペーパードリップ、コーヒープレス、ネルドリップの3つの抽出方法で飲んでレビューします。
サードウェーブコーヒーを知ったキッカケ
スターバックスコーヒーの焙煎に関する情報や、フラペチーノの開発元「コーヒーコネクション」の事を調べている途中、「サードウェーブコーヒー」が検索でヒットした。
ホームページを詳しく見てみると、同店の焙煎人は1981年より自家焙煎を始め、90年代からアメリカのスペシャルテイコーヒーを学ばれています。
90年代は、ちょうどシアトルでスターバックスや、スタバの産みの親ともいえるピーツコーヒー&ティーが登場した時期。焙煎人は、これらのお店の高品質なコーヒーに圧倒されたそう。
このような体験をされてきた方のコーヒーは、一体どんな味がするのか?
また、サードウェーブコーヒーの味を知る事で、90年代のシアトルの味のイメージを多少は掴めるかもしれません。
そう考えて、今回はコーヒー豆を3種類、通販購入してみた。
ブラジルショコラ
ブラジルショコラは、サードウェーブコーヒーで次のように紹介されています。
チョコやナッツの風味、なめらかな甘さが特徴です。“香ばしいブラジル”をお探しの方にピッタリです。
出典:サードウェーブコーヒー
値段
540円(税込)
容量
100g
コーヒー豆の種類
ブラジル ミナスジェライス州 サントアントニオ ドアンパロ地区で生産されたコーヒー豆
※シングルオリジン
焙煎度合い
フルシティロースト
(深煎り)
豆の状態
ブラジルショコラは、焼きムラがほとんどなく、粒もきれいに均一に揃っています。
丁寧にハンドピックされているため欠点豆は一切ない。コーヒー豆の状態は良好です。
味・香りを5段階でみる
ブラジルショコラを3つのコーヒー器具で飲み比べ
▲左から
- ハリオV60ドリッパー
- ハリオ ウッドネック ネルドリッパー
(フィルターはマルタ製の4枚接ぎ。一人用を使用) - ハリオ カフェプレス スリム
はじめにペーパードリップの定番である「ハリオV60ドリッパー」で抽出して飲んで、味の変化がしっかり感じられる2つの器具で飲んでいきます。
【抽出環境】
- 1杯あたりに使う豆:17g
- お湯の量:150cc
- お湯の温度:85℃
- 蒸らし時間:30秒
- 使うコーヒーポット:カリタ製ホーローポット
ハリオV60ドリッパー
中挽きにしたサードウェーブコーヒーの豆「ブラジルショコラ」を、ハリオV60ドリッパーにセットして、お湯を静かに注いでいきます。
湯に触れたコーヒー粉は、大きくドーム状に膨らみ鮮度の良さを示しています。
実際に飲むと、名前のとおり、まさにショコラやカカオを思わせるビターな旨みが感じられます。
すっきりした透明感のある苦味が特徴で、雑味が一切なく飲みやすいです。
ほどよいコクや甘みをそのまま味わうために、ブラックで飲みたいコーヒーです。
次はコーヒープレスで淹れてみます。
コーヒープレス
粗挽きにした「ブラジルショコラ」をコーヒープレスで抽出して飲むと、カカオのような味はそのままに苦味が抑えられ、甘みが引き立つ一杯になります。
また、かすかにチェリーのような甘酸っぱい風味も感じられて、なんとも贅沢な味わいです。
最後にネルドリップして飲んでみます。
ネルドリップ
粗挽きにした「ブラジルショコラ」をネルドリップして飲むと、カカオの味とチェリーの甘酸っぱさのバランスが均一に整った味になります。
コーヒープレスよりも味の主張が控えめで、すっきりと飲める。
豆本来の風味をしっかり味わうならコーヒープレス。整った味わいを求めるならネルドリップでの抽出がおすすめ。
まとめ
さて、今回は愛知県知多郡にあるサードウェーブコーヒーの豆「ブラジルショコラ」を3つの抽出方法で飲みました。
いずれの淹れ方でも、カカオのようなビターな旨味が感じられるコーヒーでした。
個人的には、コーヒープレスで飲んだ時の、チェリーとカカオの強い味わいが非常に印象的だったし、おすすめしたい飲み方です。
【おすすめできるコーヒー豆か?】
おすすめできます。
ペーパーリップでもカカオ感が楽しめるが、コーヒープレスで飲むことをお試しいただきたい。
前回飲んだスマトラトバコ リントンと同じように、豆は粗挽きにして、お湯を注いだ後に少し攪拌すると、チェリーのような甘酸っぱさが楽しめます。
スターバックスと同じくらいの価格帯で、それ以上の満足感が得られるコーヒー豆なので、一度お試しいただきたい。
名鉄河和駅構内にある実店舗「カフェ ラ・メール」と美浜町にある「カフェ バースデー」でも飲めるので、お近くの方はぜひ!
なお、今回飲んだコーヒー豆は通販(Yahooショッピング)でも購入可能。送料無料で届けてくれるのも嬉しい。