忖度のないレビューサイト「山口的おいしいコーヒーブログ」です。
今回は、銀座の老舗コーヒー専門店「カフェ・ド・ランブル」のグァテマラをレビューします。
カフェドランブルでは、生豆を数十年寝かせた「オールドコーヒー」をはじめ、ネルドリップコーヒーを味わえるのが特徴です。
※記事中の値段は全て税込です。
※当ページの情報は執筆時点の情報です。商品に関する最新の情報は各メーカー、販売店にお問い合わせください。※当サイトのコンテンツではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。【カフェ・ド・ランブル】グァテマラの基本情報
コーヒー豆の特徴
カフェ・ド・ランブルのグァテマラは詳しい産地などは一切公開されていません。
ご覧の通り、パッケージには商品名と賞味期限が記されているのみの簡素なもので、詳しい農園名などは記載されていません。
最初にお伝えしておくと、今回レビューするグァテマラはオールドコーヒーではありません。
通年販売している商品なので、店頭もしくはオンラインストア、電話、FAXでも購入できます。
オールドコーヒーとは
カフェ・ド・ランブルでは、生豆の状態で10年以上保管(寝かせた)したコーヒーを「オールドコーヒー」と定義しています。
なお、カフェ・ド・ランブルでコーヒー豆を売ってもらうには、「ネルドリップで飲むことが条件」と公式ホームページに記されています。
しかし実際は購入する時に「ネルドリップで飲みますか?」などと訊かれたりはしないので、どなたでも購入することが可能です。
値段、豆の量、焙煎度合い
価格 | 900円/100g |
豆の産地 | グァテマラ |
品種 | アラビカ種 |
精製 | 記載なし |
焙煎度合い | 深煎り(フルシティロースト) |
通販ページ | 公式サイト |
カフェドランブルのグァテマラは100gから購入できます。
値段は100g 900円なのでカルディの2倍、高品質な豆を取り揃える「堀口珈琲」よりも150円高いです。
有名店のコーヒー豆の値段と比較 | ||
店名/商品名 | 値段/100g | 鮮度 |
カフェドランブル グァテマラ |
900円 | ◯ |
堀口珈琲 グァテマラ サンタカタリーナ農園 |
756円 | ◎(注文後焙煎) |
カルディ グァテマラ |
429円 | △ |
スターバックス グァテマラ アンティグア |
616円 | △ |
※鮮度が良いほど香りが強く、風味が豊かに感じられます。
コーヒーの味を決める精製方法なども記載されていませんが、グァテマラでは水を使った「ウォッシュド」という方法が主流です。
この方法では、大量の水を使ってコーヒーチェリーから不要なものを取り除くため、コーヒーがクリアな味になりやすい特徴があります。
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焙煎度合いは、苦味とコクが際立ち、酸味が少ないフルシティローストです。
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フルシティローストとは苦味と甘みを楽しめるコーヒー豆の焙煎度のこと
カフェドランブルでは豆の状態でのみ購入可能。
粉の状態では購入できません。
レビュー
抽出環境・条件
豆の量:15g
豆の挽き具合:中挽き
お湯の量:150cc
お湯の温度:85℃
蒸らし時間:30秒
パッケージを開封すると、豆の粒が均一にキレイに揃っており、焼きムラや欠点豆も見られません。
ペーパードリップすると、粉が大きくドーム状に膨らんでコーヒー豆が新鮮であることを示しています。
実際に飲むと、豊かな甘みが口に広がり、ナッツを思わせる風味が感じられ、かすかな苦味が余韻に残ります。
透明感のあるクリアな味わいで雑味が一切なく、甘みの強さが印象的です。
苦味は想像よりも控えめでキレが良く、飲みやすいです。
ブラックで飲んでも良いですが、コクがあるのでカフェオレにも向いています。
コーヒーの熱が冷めてくると、より甘みが強く感じられます。
フレンチプレスで抽出して飲むと、ペーパードリップよりも酸味が際立ち、爽やかな印象になります。
また、豆本来のナッツのような風味も強くなります。
ネルドリップすると、甘みがぎゅっと濃縮された味になります。
ペーパードリップよりも苦味がマイルドになり、甘みが際立ちます。
総評
銀座の名店「カフェ・ド・ランブル」のグァテマラを3つの器具で飲みました。
どの方法でもキレの良い苦味と、コクのある味わいが楽しめます。
また、このグァテマラは甘みが強く、一杯で満足できる美味しさがあります。
値段はカルディの2倍ですが、満足度はカルディの2倍以上だと個人的には感じました。
鮮度もよく香りも強いため、飲んだ後の香ばしい余韻もしっかり感じられます。
自分へのご褒美に選びたい、品質の高いコーヒー豆です。
唯一のネックは送料無料などのサービスがないことと、粉の状態では購入できないこと。
カフェドランブルの豆を楽しむには、豆を挽くミルやグラインダーが必要です。
味が似ているコーヒー豆は?
東京・蔵前のコフィノワのグァテマラは同じレベルの美味しさですが、値段もほぼ同じです。
もっと安いコーヒー豆なら、鮮度が落ちますがサザコーヒーのグァテマラは美味しいです。(100g600円)
Amazonのカスタマーレビューで69件中、70%の購入者が高評価しています。
複数の豆がセットになっている商品でもよければ、こちらもおすすめです。(100g356円)
ローストマスターズ・チャンピオンシップ1位の「珈琲きゃろっと」が手がける初回限定セットです。(400g2138円)
Yahoo!ニュースなどでも特集される店で、国際品評会(COE)1位の「コスタリカ」や「グァテマラ」「マンデリン」などが入っています。
次の方法で豆400g→600gに増量すれば、100gあたり356円(1杯あたり約36円)になります。
グァテマラを単品で購入すると200gで約2000円ですが、セットで購入すると豆の量が3倍になり、値段はほぼ同じなので非常にお得です。
実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください。
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珈琲きゃろっと「お試しセット」本音レビュー