このブログでは、1,000種類以上の通販コーヒーを自腹で購入して、レビューしています。
今回は、私が実際に飲んで美味しかった「水出し用のコーヒー豆おすすめ4選」を紹介します。
私はいつも水出しコーヒーを1L作ってたくさん飲むので、今回はコスパが良い「お値段が安めのコーヒー豆」などを中心に紹介します。
タップできる目次
水出しコーヒーとは?
水出しコーヒーとは、冷水で抽出するコーヒーのこと。
ドリップコーヒーや粉末(レギュラーコーヒー・インスタント)など、コーヒーは熱湯で作るのが一般的ですが、水出しコーヒーは冷水で抽出するのが特徴です。
水出しコーヒーとアイスコーヒーの違い
アイスコーヒーとの違いは、水出しコーヒーは「作り方」に焦点を当てていますが、アイスコーヒーは「飲み方」に焦点を当てていること。
水出しコーヒーは、熱湯ではなく、冷水でコーヒーの成分を抽出します。
一方、アイスコーヒーは冷たいコーヒーであれば全てアイスコーヒーに分類されます。
熱湯で作ったコーヒーに氷を入れて冷ましたものも、冷水で成分を抽出したものも、冷たければアイスコーヒーとなります。
水出しコーヒーはまろやかな味わいが特徴
水出しコーヒーは、時間をかけてじっくり抽出するため、苦みや嫌なエグみが出にくいのが大きな特徴です。
雑味が少ない分、豆が持つ本来の甘みや、コーヒー豆のおいしさを引き立てる苦みが引き立ちます。
苦いのが好きじゃなく、コーヒーを敬遠している人でも、水出しコーヒーなら飲める人もいるほどです。
おすすめの水出しコーヒー5選
さっそく、まずは水出しにおすすめのコーヒー豆、粉、パックなどを5つ紹介します。
1:スターバックス コーヒー ハウスブレンド 250g
価格 | ¥997 |
100gあたり | ¥399 |
コーヒー豆の量 | 250g |
コーヒー豆の産地 | グアテマラ・コロンビア |
焙煎度合い | 深煎り |
送料 | 無料 |
いつ届く? | 最短翌日 |
まず最初に紹介するのは、スタバの定番コーヒー豆「ハウスブレンド」。
おすすめポイントは4つあります。
- スーパーやコンビニ、ディスカウントストア等で買える
- 値段的に比較的お求めやすい
- 1袋で3回分水出しコーヒーを作れる(1回で豆80g使用/1L)
- アラビカ種のコーヒー豆を100%使用している
(※市販品は普通、ロブスタ種。冷やすと味が落ちる)
このコーヒー豆はホットのブラックで飲むと、味が強いので好みが分かれますが、アイスにすることで、シアトル系ならではの強い味が活かされます。
Amazonでは焙煎度合いが「ミディアムロースト」と記されていますが、写真のとおりフルシティ〜フレンチローストくらいに、しっかりと深煎り焙煎されています。
酸味がほとんどないため、アイスコーヒーにぴったりです。
店舗で販売されている豆とは焙煎業者が異なるので多少味は違いますが、スターバックスのテイストを十分に味わえます。
お店で飲むようなスモーキーな風味を味わえるので、水出しコーヒーはもちろん、ホットのカフェオレにも適しています。
この豆はいつでもどこでも気軽に買えるのが良いです。Amazonなどのネットでも買えますし、ドンキホーテやスーパーでも買えるので、水出しポットさえあれば、好きな時にアイスコーヒーを楽しめます。
▼実際に飲んだ方の評判・口コミ・レビュー
やや濃いめに煎れて、水で冷やして冷蔵庫に入れ、アイスコーヒーとして飲んでいます。今回、豆で購入しましたが、いつもは粉で買っています。多々高めのコーヒーですが、味は雑味が無く抜群に良いです。
引用:Amazonレビュー
水出しアイスコーヒーとして、毎年、夏に飲んでいます。
我が家の定番です。引用:Amazonレビュー
2:TAILORED CAFE(テーラードカフェ)|マンデリンなど
価格 | ¥2,805(単品購入も可能) |
100gあたり | ¥935 |
コーヒー豆の量 | 300g |
コーヒー豆の種類 | 12種類の豆から3種類選べる(お任せも可) |
焙煎度合い | 浅煎り・中煎り・深煎りお好みで |
送料 | 無料 |
いつ届く? | 平日午前10:30までの注文は当日発送。 都内は翌日着、その他地域では2日ほど。 |
風味特性(フレーバー) | チェリー・オレンジ・ビターチョコレート・はちみつ |
東京の麻布十番や渋谷に店舗を構え、高品質なスペシャルティコーヒーのみを取り扱うTAILORED CAFE(テーラードカフェ)。
ここで扱う豆は、世界中に流通するコーヒー豆の中でわずか5%しか採れない、スペシャルティコーヒーです。
※COEとは「カップ・オブ・エクセレンス」の略。このレベルの豆は100gで2,000円以上するのが一般的です。
値段はお高めですが、一般的なアイスコーヒー用の豆と比べて正直、格別のおいしさがあります。
豆の品質が高いので、豆が持つ甘みや、豊かなコクをハッキリと感じます。
このコーヒー豆は普通に熱湯でハンドドリップしても美味しいですが、水出しコーヒーにすることで真価を発揮し、透明感のあるまろやかな美味しさが楽しめます。
このお店では、次の3種類の深煎りコーヒー豆がありますが、個人的には全部おすすめです。
ダークロースト(深煎り/甘味がメイン)
【1】ブラジル プレミアムショコラ▼
ヘーゼルナッツのような香ばしい風味、ビターチョコレートやカカオニブのようなフレーバーが特徴。
【2】インドネシア マンデリン▼
スモーキーな風味とクローブのようなスパイシーな香りが特徴。
【3】エチオピア セラム ナチュラル▼
ダークチョコレートのような苦味と甘味が特徴。
まずは深煎りの「インドネシア マンデリン」。
このマンデリンはフランス・ボルドー産ワインのような力強さと、スパイシーな風味を持つのが特徴です。
水出しコーヒーにすると、黒蜜を溶かしたような甘味がはっきりと感じられ、クリアな後味がとても印象的です。
本当に美味しい水出しコーヒー豆をお探しの方には、このマンデリンを選んで欲しいです。きっと後悔はしないはず。
次におすすめなのが、中深煎りの「ブラジル プレミアムショコラ」。
名前から想像できるように、このブラジルはビターチョコレート、カカオを思わせる「ほろ苦さ」と「甘い風味」が本当に心地よいのです。
私は浅煎りコーヒーも好きですが、このチョコレートのような味わいは、深煎りコーヒーで特に強く感じられ、「深煎りの醍醐味」だと思います。
エチオピア セラム ナチュラルは、まず最初に「蜂蜜を溶かしたような豊かな甘み」と、ほどよいコク、オレンジのような風味が口に広がります。
コーヒーが喉を通ると、柑橘系のフルーティーな余韻がふわっと香り、鼻腔をくすぐります。
また、エチオピア モカ特有の「華やかなフレーバー」が主張しすぎることなく、コーヒーの香ばしさと華やかさのバランスの良さも印象的です。
先ほど紹介した「マンデリン」と「ブラジルショコラ」と合わせてサブスク(定期便)で注文すれば単品で購入するより10%お得になり、送料も無料になります。
Amazon定期便と同じ感覚でいつでも解約できるので、とりあえず定期便を選んで、ちょっとでも安く買っておきましょう。
▼実際に飲んだ方の評判・口コミ・レビュー
旧 #COTTEA さんこと、#TAILOREDCAFE さんの無料試飲セットが届いたので早速テイスティング。マンデリンが一番好みと思って新規開拓はいつもマンデリンを試していたけど、ブラジルショコラもいいかも!
浅煎りタイプと聞くと酸味が強いイメージで普段はあまり選ばないのですが、実際に飲んでみると口当たりがとてもやわらかでフルーティー!
特に私の好みは「エチオピアセラム」。
とても華やかな香りがして、酸味が少しだけ抑えられており、冷めるとほんのりベリーの香りがします。
ルワンダニャルシザ CWSは、さらに上質な酸味があり、これもおいしい。
3種類とも私好みのコーヒーで、とても満足な香りと味で、診断結果は当たっている気がします。
3:青海珈琲|アイスブレンド
価格 | ¥1,200 |
100gあたり | ¥400 |
コーヒー豆の量 | 300g |
コーヒー豆の種類 | ブラジル・コロンビア・グァテマラ・インドネシア産のコーヒー豆をブレンド |
焙煎度合い | 深煎り |
送料 | 無料 |
いつ届く? | 注文後に焙煎して発送 |
東京にあるコーヒースタンドでは行列ができるほど人気で、これをきっかけに有名になった青海珈琲。
このお店は、深煎りを得意とするコーヒーショップで、ビターチョコレートのような甘みとカカオのようなほろ苦さが特徴。
コーヒーは深煎りにすると甘味が出ますが、この豆は甘すぎず、すっきりした苦味があるので水出しにもぴったりです。
フレンチロースト仕上げなので酸味はありません。
すっきりと飲めるのですが、ミルクや氷に負けない「どっしりとしたコク」があり、一杯で満足できる味わいです。
100gで数千円するような高価なスペシャルティコーヒーは、苦味の中に「華やかさ」があったりしますが、このコーヒー豆はそういう「特別感」は正直ないです。
しかし「毎日飲みたいと思えるシンプルなおいしさ」が、青海珈琲のアイスブレンドの特徴だと思います。
「飾り気のない美味しさがあれば良い」という方におすすめです。品質の高い「アラビカ種」を100%使っているので、スーパーなどの豆よりは値段が高いですが、味は全然違うと思います。
なお、青海珈琲では500gの大容量で注文も可能ですが、これだと100gあたり550円と高くなってしまうので、お試しセットページから注文するのが最安です。
単品購入のページから注文すると、100gあたり550円。
500gを選んでも100gあたり440円なので、お試しセットの方が安い。
お試しセットのページから注文すると、100g400円で同じものが買えるのでちょっとお得です。
しかもこのセットは「初回限定」などのルールがないので、気に入ったら何度でも購入できるのがポイントです。
スーパーで買えるコーヒー豆と比べたらちょっと高いと感じるかもしれませんが、注文後に焙煎してくれるので鮮度も良いですし、挽きたての香りと味を楽しみたい「こだわり派」の方は、きっと満足するかと思います。
▼実際に飲んだ方の評判・口コミ・レビュー
ここ青海珈琲では何を頼んでも旨い
Twitterより引用
会社近くの青海珈琲で食後の1杯を買うのが楽しみで、この前は奮発して200円の珈琲にした。200円は日替わりで高い豆になるので実はお得。先日は「マサイAA」でやたら美味かった。チョコレートの風味。全豆制覇したい!
Twitterより引用
今日の昼下がりに青海珈琲さんの豆が届き、すぐにゼリーと水出しを仕込みました❗
重量感のあるがっつり深煎りは久しぶり 500gを注文したのでたっぷり楽しめそうです。
Twitterより引用
AGF 煎 レギュラー・コーヒー 水出し冷涼珈琲 6袋
価格 | ¥1,343 |
100gあたり | ¥497 |
コーヒー豆の量 | 270g |
焙煎度合い | 深煎り |
コーヒー豆の種類 | タンザニア ・コロンビア・他 |
送料 | 無料 |
いつ届く? | 最短翌日 |
アラビカ種のコーヒー豆だけを使った、水出しコーヒー用のパックです。
お手持ちの水出しコーヒーメーカーに1袋入れるだけで、簡単に作れます。
鮮度面ではやはり豆に劣りますが、忙しい方やあまり手間をかけたくない方におすすめです。
使い方は簡単で、次の手順で作れます。
- ボトルに1袋を入れます。(1Lポットの場合は2袋)
- 水を注ぎます。
- 冷蔵庫に入れて8時間放置
- 完成
この水出し用コーヒーは、焙煎温度を秒単位でコントロールする緻密な焙煎がされています。
雑味を抑えながら、コーヒー豆の香りを最大限に引き出し、澄んだ味わいの中に香り、コク、余韻が感じられます。
香醇の味わいをベースに、タンザニア産の「キリマンジャロ」やコロンビア産コーヒー豆などのアラビカ種を100%使っています。
また、コーヒー豆の微粉が外へ出にくいフィルターなので、ざらつきのない口当たりが個人的に高評価です。
▼実際に飲んだ方の評判・口コミ・レビュー
煎 濃厚のみを飲んだ感想です。
コーヒーは最近ハマったばかりですが、雑味が無い・スッキリ濃いとの他レビューを見て、購入しました。まさに仰る通り。
香るし、飲み口は濃いのに、ものの数秒で、余韻がほとんど消えます。驚きました。
コーヒーは奥深いです引用:Amazonレビュー
寝る前に大きめボトルに1パックを入れておけば朝には美味しい水出しコーヒーがいただけます。喫茶店で出てくるような美味しい珈琲です。1回目は500ccで作って、せこいですが再度500ccほどを入れても多少薄くはなりますが、十分飲めるコーヒーができます。
手軽に何にも考えずに美味しいコーヒーを飲みたいときに良いです。引用:Amazonレビュー
水出しコーヒーの選び方
水出しコーヒーを選ぶうえで大事なポイントを3つ紹介します。
具体的なポイントは、次の3つです。
- コーヒーのタイプから選ぶ
- コーヒー豆の焙煎度合いで選ぶ
- コーヒー豆の種類、産地で選ぶ
1.コーヒーのタイプから選ぶ
ここでのコーヒーのタイプとは、コーヒーの品種ではなく「ドリップバッグ」「粉末」など、コーヒー豆の形態を指します。
コーヒー豆|味にこだわる方におすすめ
自宅で水出しコーヒーを飲むなら、豆から挽くのがおすすめ。
挽きたてのコーヒー豆を使って抽出すると、香り高く、コーヒーを飲み込んだ瞬間に鼻から抜けていく「香ばしさ」「風味」が格別です。
グラインダーがない場合は、すでに挽いてあるコーヒー豆を購入しても良いですが、空気に触れると香りが飛んでしまうので、密封容器に用意するなど、保管方法を工夫すると良いです。
パック・粉末|外出先で飲む方におすすめ
外出先で飲むなら、パックや粉末がおすすめです。
パックは、飲み終わったあとの処分が簡単なので忙しい方向けです。粉末タイプならゴミが出ないうえに抽出に時間もかかりません。
手軽さではコーヒー豆よりも上ですが、風味や香りの良さは豆から挽く水出しコーヒーには劣ります。
水出しコーヒー専用の水筒があればどこでも飲める
最近は、水出しコーヒー専用の水筒も発売されています。
内蔵されたコーヒーフィルターに挽いた豆を入れるだけのものや、ドリップバッグが水筒の奥に落ちないように吊り下げられるものまで様々です。
透明のものを選べば、ひと目で抽出状態を確認できます。
2:コーヒー豆の焙煎度合いで選ぶ
水出しコーヒー用の豆に限らず、コーヒー豆は焙煎されています。
コーヒー豆の焙煎は、コーヒーの味を決めるうえで重要な工程で、同じ豆でも焙煎度合いが異なれば味も異なります。
水出しコーヒーはアイスで飲みますが、ホットコーヒーに比べて酸味を感じやすいのが特徴。
そのため、「酸味を感じたい」わけでない限りは、酸味が少ない「深煎り」のコーヒー豆を選ぶのがおすすめです。
フレンチロースト以上を選ぶのがおすすめ
コーヒー豆の焙煎度合いは、大きく分けて浅煎り、中煎り、深煎りの3種類あります。
フレンチロースト以上のコーヒー豆がおすすめですが、ほどよく酸味も欲しい方はフルシティローストを選んでもよいでしょう。
3.コーヒー豆の産地で選ぶ
コーヒーは以下などの地域で生産され、国によって味の特徴があります。
■アジア
インドネシアの「マンデリン」「トラジャ」が有名です。
苦みが強く、深いコクが特徴。また、香辛料のようなスパイシーさを感じる銘柄もあります。
水出しコーヒーは、氷と一緒に飲む場合も多いので、氷が解けても味が薄まらないように、インドネシアなど味が強い、濃いめのコーヒー豆を選ぶのが一般的です。
アジアの豆は水出しアイスコーヒーに適した銘柄が多く、初心者の方にもおすすめです。
■中南米
コロンビア、ブラジル、グァテマラなど中南米のコーヒーは、苦みと酸味のバランスがよく飲みやすいのが特徴です。
深煎りのコロンビアはまろやかな味わい、ブラジルの深煎りはすっきりとした苦み、グァテマラの深煎りはほどよい酸味が感じられる傾向にあります。
酸味が苦手な方はコロンビア、ブラジルがおすすめです。
■アフリカ
エチオピア モカ、イエメンのモカマタリ、タンザニアのキリマンジャロが有名です。
アフリカのコーヒーは、良質な酸味を含んだものが多く、軽い口当たりで華やかな香りが特徴です。
水出しコーヒーを楽しむ際は深煎りしたものを選ぶと、香ばしさの中に華やかさが感じられる傾向にあります。
フルーティーな水出しコーヒーが好きな方におすすめです。
■ブレンドもおすすめ
上記のような豆を、水出しアイスコーヒー用に混ぜ合わせた「ブレンドコーヒー」もおすすめです。
当たり前ですが、水出しコーヒー専用の豆は、水出しで飲んだ時に一番おいしくなるよう味を調節しています。
どれが良いか迷ったら、まずはブレンドから選ぶと良いです。
水出しコーヒーを作るとき、水1Lに対して使う豆の量は?
味の好みや、使うコーヒー豆によっても異なりますが、1リットルで80gのコーヒー豆を目安に調節するのがおすすめです。
薄いと感じたら増やす、濃いと感じたら豆を減らして調節するのが良いです。
豆の挽き具合は「細挽き〜中細挽き」がおすすめ
水出しコーヒーを作る際の、豆の挽き具合は「中細挽き」から試すことをおすすめします。
中細挽きはコーヒー豆の成分が出やすく、微粉が少ないのでコーヒーが濁りません。また、雑味もより少なくなります。
味をしっかり抽出したい方は細挽きでも良いですが、一般的には中細挽きのコーヒー豆を使います。
水出しコーヒーにおすすめの水は?
ウォーターサーバーがあるなら、ウォーターサーバーの水でも良いですし、コンビニで買える「アルカリイオンの水」で淹れても、まろやかになります。
水出しコーヒーの水として、浄水器の水もおすすめです。
余計な成分が除去されたうえに、不要なミネラルが入らないので、ウォーターサーバーの水よりはすっきりとした味わいになります。
一度煮沸して、カルキを飛ばした水道水でも美味しく飲めます。