コーヒーブロガー山口です。
(@yamaguchicoffee)
200g 32,400円のコーヒーを飲んだり、焙煎(ばいせん。生豆を焼くこと)も行う僕が土居珈琲のバリアラビカ神山はおすすめコーヒー豆なのか?
飲んだ感想を正直に述べます。
同じコーヒー豆でも抽出に使うコーヒー器具によって味が変化するため、
- ペーパードリップ
- フレンチプレス
- ネルドリップ
上記3つの抽出方法で飲んだ感想をレビューします。
土居珈琲のコーヒー豆「バリアラビカ神山」
▲真のコーヒーの苦味を味わえると紹介されているバリアラビカ神山。
土居珈琲のコーヒー豆「バリアラビカ神山」は、インドネシアのバリ島の活火山バツール山に広がるキンタマーニ高原の17指定地区で生産が行なわれています。
そこでは、17人の生産責任者がバリ州政府等の農業指導のもと、農薬を使わない栽培方法によってコーヒー豆が生産されます。
そして、完熟したコーヒーの実だけを熟練の農園スタッフたちが一粒一粒、丁寧に摘み取っていきます。
そんなバリアラビカ神山は、深い香りとほろ苦さが楽しめるコーヒー豆として知られており、インドネシア産のコーヒーの中でもトップクラスの品質と言われています。
土居珈琲の公式サイトでは、バリアラビカ神山の味わいは次のように紹介されています。
強いボディのどっしり系テイスト。苦味の中にある、甘みのバランスがよい。花の香りが華やかさを加える。
実際にバリアラビカ神山を飲んだ購入者の口コミをみても、かなりの高評価。
苦味が美味しいと評判ですが、苦味の後にくる甘みも高評価です。
値段(税抜)
200g 1,500円
※100gあたり750円
コーヒー豆の種類
インドネシア・バリ島の17指定地区で生産されたコーヒー豆
焙煎度合い
フルシティロースト(深煎り)
コーヒー豆の状態
バリアラビカ神山のパッケージを開封すると、キャラメルのような香ばしくて甘い香りが感じられます。
前回飲んだマンデリンG1よりもスクリーンサイズ(コーヒー豆のサイズ)が大きく感じられます。
割れたり欠けたりの不良豆はいっさい見られず、コーヒー豆の状態はとても良いです。
味わいを5段階でみる
バリアラビカ神山を3つのコーヒー器具で飲み比べ
▲左から
-
- KONO 名門ドリッパー
- HARIO ウッドネック ネルドリッパー
- HARIO(ハリオ) カフェプレス スリムS
はじめに、KONO名門ドリッパーを使ったペーパードリップで抽出して飲み、カフェプレス、ネルドリップの順番で飲んでゆく。
【抽出環境】
- 1杯あたりに使う豆:16g
- お湯の量:160cc
- お湯の温度:85℃
- 蒸らし時間:30秒
- 使うコーヒーポット:カリタ製ホーローポット
ハリオV60ドリッパー
バリアラビカ神山をじっくり丁寧にハンドドリップしていくと、ぶくぶくと炭酸ガスが放出され、コーヒー粉がフワッとドーム状に膨らんでゆく。
これは、コーヒー豆の鮮度が良い証拠です。
ドリップが完了した土居珈琲のバリアラビカ神山をひとくち飲むと、苦味と酸味、そして豊潤な甘みが高いレベルでひとつにまとまっています。
ホームページに書いてある感じでは、もっと苦味が強いのかと思っていたが、意外にしっかりと酸味もあり、味全体のバランスがとても良いです。
バリアラビカ神山はひとくち飲んだ瞬間、誰もが旨さを感じるであろうコーヒー、という印象です。
もう一口飲み進めると、今度はどっしりとしたコクが感じられます。
しっかりと甘みがあって、ふくよかな味わいのマンデリンやトラジャなどが好きな方なら、きっと気に入るかと思う。
僕はマンデリンがもっとも好きですが、今回のバリアラビカ神山も定期購入したいくらい美味しさに溢れたコーヒー豆です。
もうひとくち飲み進めるため、カップに顔を近づけると、焦がしキャラメルのような良い香りが感じられます。
土居珈琲のPROBATで焙煎されたコーヒーらしさが全面にでている香りや風味で、個人的には大変お気に入りの1杯です。
土居珈琲のバリアラビカ神山を次はフレンチプレスで抽出して飲んでみます。
フレンチプレス
フレンチプレスで抽出したバリアラビカ神山は、先ほどよりも軽やかな口当たりになり、苦味よりもやや酸味が全面に出た味わいになりました。
誰でも分かりやすく例えるなら、スターバックスのようなテイストから、ドトールのようなテイストに変化し、上品さがアップした印象です。
コーヒーは酸味が少し感じられることで、味わいに気品が生まれます。
スターバックスのコーヒーはお世辞にも「上品」という印象は受けないが、対してドトールのコーヒーを飲めば、多くの方は品がある味わいだと感じるのではないだろうか。
そして、この神山をゴクリと飲み込んだ瞬間、花のような華やかな香りが感じられます。
ペーパードリップで飲んだ神山はどっしりとした味のコーヒーでしたが、フレンチプレスで飲むと爽やかさと上品さを兼ね備えた1杯に仕上がる。
最後に土居珈琲のバリアラビカ神山をネルドリップして飲んでみます。
ネルドリップ
バリアラビカ神山をネルドリップすると、フレンチプレスで抽出した時よりも、少しコクや甘みが増したような味わいで、非常にバランスが良いです。
苦味よりも酸味がちょっと強く感じられ、上品さを残しながらも力強さも感じられる1杯です。
カラメルのような香りが鼻腔を刺激し、コーヒーを口に含む前から楽しませてくれます。
まとめ
さて、今回は土居珈琲のコーヒー豆「バリアラビカ神山」を飲んだ感想を正直にレビューしました。
いずれの飲み方でも、それぞれ個性的な美味しさがあって、もはや非の打ちどころがない。
100g750円と値段的にもスターバックスコーヒーやタリーズコーヒーなどのチェーン店と変わらず、お求めやすい点もとても魅力的です。
以前飲んだ土居珈琲のマンデリンG1よりも神山の方が、インドネシアのコーヒーらしいどっしりした味わいが感じられて僕は好きでした。ふくよかな味わいのマンデリンが好きなら神山をおすすめします。
もしも、より上品な味のコーヒーを求めるなら、苦味と酸味のバランスが整っており、豊潤な甘みがある土居珈琲のグァテマラ カペティロ農園もおすすめです。
グァテマラ カペティロ農園はコーヒーギフトにも選ばれる人気銘柄なので、一度は飲んで欲しいおすすめのコーヒー豆です。
土居珈琲のコーヒー豆を初めて試すのにおすすめのセット
土居珈琲のコーヒー豆を初めて飲むなら、人気No.1の
- グァテマラ カペティロ農園
と、世界一のコーヒーを決める品評会「COE(カップ・オブ・エクセレンス)」で入賞した
- エルサルバドル・ラ・レフォルマ農園
がセットになった「人気銘柄セット(¥2,376)」から試すことをおすすめします。
こちらは、2種類の豆が100gずつ入っており、高級コーヒー豆の味を一度に両方試せるのが魅力です。
グァテマラ カペティロ農園は、カラメルのような甘みと香ばしさ、ビターな旨味が感じられる美味しいコーヒーです。
エルサルバドルは、オレンジのような爽やかさがありながら、口溶けのよいビターチョコレートのような味わいが上品に重なった、まるでスイーツのようなコーヒーです。
どちらも非常に高級感のある味わいが感じられ、僕も定期便で毎月届けてもらうほどおすすめ度が高いコーヒー豆です。
また、専用のギフトボックスに入っており、ショップバックも付属するのでコーヒーギフトとしてもおすすめです。
人気銘柄セットは2つの高級コーヒー豆を一度に試せる方法なので、まずはこちらを飲んでみることをおすすめします。