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今回は大阪のロースター、土居珈琲「マンデリンG1」の正直な感想をレビューします。
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【土居珈琲】マンデリンG1の基本情報
コーヒー豆の特徴
▲ストレートで飲む豆としては絶品と言われるマンデリンG1
土居珈琲のコーヒー豆「マンデリンG1(グレード1)」は、インドネシアのアチェ地区で生産されたコーヒー。
マンデリンの品質は不良豆の混入率でグレードが分けられます。
このグレードの数字が少なければ少ないほど品質の高いコーヒー豆となります。
高級コーヒー専門店である土居珈琲では、最高品質のグレード1です。
公式サイトでは、「この味を一度口にしたら、もうほかのマンデリンは飲めない」とまで言われています。
焙煎度合いは深煎り(好みの焙煎度合いに指定できる)
マンデリンG1の焙煎度合いは「深煎り」が標準で、苦味とトロピカルフルーツ、スパイス、ハーブがあわさった複雑な香りを引き出しています。
焙煎度合いとは、苦味と酸味のバランスを決める工程のこと。
どっしりとした「ふくよかさ」が特徴のマンデリンは、深煎りにすることで重量感のある味が楽しめます。
浅煎りや中煎りで飲む機会は少なく、深煎りがメジャーです。
爽やかなコーヒーが好きならシティロースト、フルーティーさとビターな味を楽しむならフルシティロースト。
酸味が苦手な人はフレンチ〜イタリアンローストがおすすめです。
※今回レビューするマンデリンはフルシティローストです。
焙煎度合いを指定できる
マンデリンG1は、次の4つから焙煎度合いを選べます。
- シティロースト(中煎り)
- フルシティロースト(深煎り)
- フレンチロースト(深煎り)
- イタリアンロースト(深煎り)
値段、豆の量、産地など
価格 | 2052円/200g 1129円/100g |
豆の産地 | インドネシア アチェ地区 |
品種 | スマトラ種(アラビカ種) |
精製 | スマトラ式 |
焙煎度合い | 中煎り〜深煎りから選べる |
通販 | 公式サイト |
マンデリンG1は100gのお試しサイズから購入できます。
店頭、オンラインどちらでも購入できます。
店頭購入の方法
店頭で購入する場合、堺市西区浜寺元町4-495-1の「オフィス棟」で受け取ることができます。
注文受付は電話のみ:072-262-6100
通販の場合
通販の場合は公式オンラインストア、もしくはAmazon(どちらも送料550円)で購入できます。
ただしAmazonで買うと300円ほど高いので、公式で買いましょう。
コーヒー豆の鮮度ですが、店舗・オンラインどちらで購入しても変わりません。
土居珈琲では注文を受けてから生豆を焙煎するため、非常に新鮮なコーヒー豆を受け取れます。
マンデリンG1は、次の状態で購入できます。
- 豆の状態
- ペーパーフィルター用の細挽き
- コーヒーメーカー用の中挽き
- カフェプレス用の粗挽き
- エスプレッソ用の極細挽き
豆、粉いずれも値段は同じです。
レビュー
抽出環境・条件
豆の量:15g
豆の挽き具合:中挽き
お湯の量:150cc
お湯の温度:85℃
蒸らし時間:60秒
マンデリンG1のパッケージを開封すると、チェリーのような甘酸っぱい香りが感じられます。
割れたり欠けたりの不良豆はいっさい見られず、コーヒー豆の状態は良好です。
お湯をコーヒー粉に注いでいくと、ドーム状にフワッと膨らみ、コーヒー豆が新鮮であることを示しています。
ペーパードリップしたマンデリンG1は、チェリーのようなフレッシュな酸味が際立っています。
苦味は控えめで、ほのかにスパイス感とハーブのような風味が感じられます。
コクや重量感は控えめで、軽快な口当たりです。
フレンチプレスで飲むと、濃厚な果実感が舌に絡み、爽やかな酸の余韻が感じられます。
ペーパードリップよりも、フレンチプレスのほうがもったりとした重量感があり、1杯で満足できる濃厚さが感じられます。
土居珈琲のマンデリンG1をネルドリップして飲むと、マイルドな酸味とチェリーを思わせる甘酸っぱい味になります。
フルーツの果汁を絞ったような、甘みのあるコーヒーという印象です。
総評
酸味がメインの味わいで、チェリーなどのフルーツ感が楽しめるコーヒーでした。
フルシティでも酸味がかなり強いので、苦手な人はフレンチ以上の焙煎度合いを指定することをおすすめします。
しかし、公式サイトに記されていた「ほかのマンデリンは飲めない」というのは言い過ぎかと正直に感じました。
100g 1000円を超える割には「旨味に欠ける」というのが僕の正直な感想です。
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実際に飲んだ土居珈琲のおすすめコーヒー豆ランキング19選
味が似ているコーヒー豆は?
土居珈琲のマンデリンよりコスパの良い豆を2つ紹介します。
まず1つ目は、北海道の自家焙煎店「ゴーシュ」のマンデリンシナール(100g 910円)。
黒蜜のような甘味と濃厚なコク、重量感のある味わいが楽しめます。
数あるマンデリンの中でも個人的にイチオシの商品です。
ゴーシュの公式サイトで購入できます。
もっと安いコーヒー豆だと、マンデリンを含めたコーヒーのセット商品があります。
初回は100gあたり356円で購入できます。
ローストマスターズ・チャンピオンシップ1位の「珈琲きゃろっと」が手がけるコーヒー豆のセットで、値段は400g2138円です。
Yahooニュースなどで特集され、国際品評会(COE)1位の「コスタリカ」や「グァテマラ」「マンデリン」などがセットに含まれています。
次の方法で豆400g→600gに増量すれば、100gあたり356円(1杯あたり約36円)になります。
非常にお得なセット内容ですが、1日の販売数に制限を設けているので、買えないこともあります。
在庫数は公式HPをご確認ください。
実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください。
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