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今回はドトールのコーヒー豆「炭火珈琲」の正直な感想をレビューします。
※記事中の値段は全て税込です。
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炭火珈琲の基本情報
コーヒー豆の特徴
ドトールの「炭火珈琲」は、吟味されたコロンビア、ブラジル産の生豆を中心にブレンドし、備長炭で煎りあげているのが特徴です。
ドトールで販売される通常のコーヒー豆はガスを使った直火焙煎ですが、この商品は炭火を使います。
炭火の遠赤外線効果により極深煎コーヒーながらもマイルドな苦味になるように仕上げています。
また、炭火焙煎ならではの独自の香ばしさと深みのある味わいが楽しめます。
値段、豆の量、焙煎度合い
価格 | 1,440円/200g |
100gあたり | 720円 |
送料 | 一律800円(5,000円以上の購入で無料) |
豆の産地 | コロンビア、ブラジル、他 |
品種 | 記載なし |
精製 | 記載なし |
焙煎度合い | 深煎り |
「炭火珈琲」は店舗、公式通販サイトで購入できます。
また、通販サイトでは豆販売のみ。粉の状態では購入できません。(鮮度と風味を保つため)
店舗なら粉の状態で購入可能。挽き具合は手持ちの器具に合わせた粒度にしてくれます。
レビュー
ペーパードリップすると、湯に触れた粉は小さくドーム状に膨らみ、鮮度が落ち切っていないことを示します。焙煎後2週間ほどと思われます。
実際に飲むと、他のコーヒーチェーンの同価格帯の豆とは一線を画す、ふくよかな味わいが感じられます。
ほどよい苦味はキレが良く、舌の上でスッと消えてゆき、次第に甘みが広がります。
ボディ感はやや強めで、純喫茶で出会う「硬派な珈琲」に近いものを感じます。
備長炭を使って焙煎されているので、鼻から抜ける芳醇で香ばしい風味が印象的です。
深いコクと奥行きのある味わいを感じます。
コーヒープレスで淹れて飲むと、全体的にあっさり目に仕上がるも、香ばしい風味が際立ちます。
苦味・甘みが少し控えめになった分、相対的に備長炭の香味がより強く感じられます。
ボディ感も控えめになるので、香りを堪能できる一杯になります。
ネルドリップすると、よりまろやかな質感になり、重厚感のあるコーヒーになります。
ペーパードリップでは味わえない「コーヒーオイル」が加わることで、口当たりが変わるだけでなく、ナッツを思わせる風味も強くなります。
総評
吟味された豆をブレンドしているため、コクの深さや甘味の豊かさなど、美味しさを決めるポイントがマイルドブレンドなどとは明らかに異なります。
値段は安くないですが、品質の差が明確に感じられます。
ドトールの深煎りの中では現状、もっともクオリティが高い印象です。
深煎りを手がけるスターバックスやタリーズと比較しても炭火珈琲に軍配が上がります。
味が似ているコーヒー豆は?
同じ炭火焙煎を行う南蛮屋の「うまか珈琲(100g 648円)」なら若干安く購入できて味も似ています。
甘みが強くコクも深いので深煎りコーヒーが好きな人には自信を持っておすすめできる品です。
また、「コーヒー焙煎室ハンドピック」のコロンビアブレンド or マンデリンもおすすめです。
(100g570円〜590円/送料370円)