あっさりとしたコーヒーよりもコクの豊かなコーヒーが飲みたい。しかし、コクのあるコーヒーを味わうためには、どのようなコーヒー豆を選べば良いのでしょうか?
本記事では、コーヒーのコクについて解説しながら、コクの深いコーヒー豆の選び方と、実際に飲んで美味しかったおすすめのコーヒー豆をランキング形式で紹介します。

ブログ管理人:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
タップできる目次
- コーヒーのコクの正体は「グルタミルバリルグリシン」という成分
- コクの豊かなコーヒー豆の選び方
- 【マニアが選ぶ】コクがあるコーヒー豆おすすめランキング14選
- 1位.kurasu Coffee Kyoto マイクロロットセット
- 2位.土居珈琲「小さな焙煎」おためしセット
- 3位.自家焙煎コーヒー専門店きゃろっと 初回お試しセット
- 4位.コフィノワ Guatemala La Maravilla Washed
- 5位.前田珈琲 モカイルガチェフェ弁慶
- 6位.パロットコーヒー タナトラジャ
- 7位.東京コーヒー オーガニック ブレンド
- 8位.キンボ(KINBO)ナポリ(豆・粉)
- 9位.サザコーヒー徳川将軍珈琲
- 10位.無印良品 ダークテイスト
- 11位.ドトール マイルドブレンド
- 12位.加藤珈琲店 ゴールデンブレンド
- 13位.スターバックス ハウスブレンド
- 14位.カルディ マンデリンフレンチ
- コーヒー豆の売れ筋ランキング
- コーヒーのコクを出す抽出方法
- コクのあるコーヒーを楽しもう
コーヒーのコクの正体は「グルタミルバリルグリシン」という成分
コーヒーの味わいの要素のひとつに「コク」がありますが、コクの正体は「グルタミルバリルグリシン」という成分です。
「グルタミルバリルグリシン」とは、グルタミン酸、バリン、グリシンの3つのアミノ酸が結合した「トリペプチド」と呼ばれる化合物で、帆立貝や魚醤などに含まれている物質です。
この成分自体は無味ですが、焙煎によって生豆に熱を加えることで、豆に内包される糖分や油分と結びつき、味わいに深みを感じさせる「コク」に変化します。
コーヒーのコクは「ボディ」「マウスフィール」とも表現される

コーヒーのコクは質感(ボディ(Body)、マウスフィール(Mouthfeel))を表す時にも使用されます。海外において、これらは「味わうもの」ではなく「感じるもの」と考えられています。
質感やマウスフィールと言ってもピンとこないかもしれませんが、「味のふくよかさ」「ボリューム感」といえばわかりやすいでしょうか。
もっと具体的に言うと、コーヒーの味わいの幅や広がり、深み、口に含んだ時の感覚や重量感、濃度、舌触り、粘度といった特性をまとめた表現が質感(ボディ(Body)、マウスフィール(Mouthfeel))です。

特にフルボディのコクを有するコーヒー豆は高い評価を得ることが多いです。この「ボディ」という言葉は、ワイン好きの方ならご存じかもしれません。
3つの異なるボディタイプとそれぞれの特徴を見てみましょう。
フルボディ
3つの中では最も重厚なコクを意味するフルボディ。
コーヒーを口に含むと、しっかりとしたテクスチャーを感じ、苦味や甘みなどの余韻が長く続く特徴があります。リッチで強い風味と「深い味わい」を表現する際にもフルボディという言葉を使います。
コクが豊富なコーヒー豆は、その豆が栽培されたエリアの標高が高く、昼夜の寒暖差があり、日差しの弱い中でじっくりと成熟させたコーヒー豆が、フルボディのコクを有する傾向があります。
また、深煎りに焙煎したグァテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルなど中米産の豆や、インドネシア、エチオピア(深煎り)などのコーヒー豆では、フルボディのコクを感じやすい傾向にあります。
ミディアムボディ
フルボディとライトボディの中間に位置するコクの度合いがミディアムボディのコーヒーです。
しっかりとしたコクがありながら、すっきりと軽く飲みやすい側面も兼ね備えているため、バランスのとれた味わいに感じることが多いです。
世界最大の生産国であるブラジルの豆や、「マイルドコーヒーの代名詞」とも言われるコロンビア、「コーヒーの王様」と呼ばれるブルーマウンテンはミディアムボディになりやすい銘柄です。
ライトボディ
一番軽いボディの度合いを表す用語です。コーヒーにおいては「コクが弱い」「コクが少ない」「コクが控えめ」「コクが浅い」などと表現されることもあります。
ライトボディになりやすい豆の代表格は、浅煎りにしたエチオピア(特にイルガチェフェなど)です。 これらは「コーヒーの貴婦人」とも呼ばれ、口当たりが非常に軽く、紅茶のようにサラッとした質感が特徴です。豆自体が持つ油分やコクよりも、フローラルな香りやフルーツのような明るい酸味に個性が寄っているため、ライトな飲み心地になります。
また、一般的に標高が高いほど豆が引き締まりコク(ボディ)が強くなりますが、それと比較して標高がやや低めの地域や、強い日差しを浴びて短期間で急成長した豆は、成分が凝縮されすぎず、軽快でスッキリとした味わい(ライトボディ)になりやすいと言われています。
コクの豊かなコーヒー豆の選び方
コクが強い産地のコーヒー豆を選ぶ

コーヒー豆は産地によって栽培される標高や気温が異なるため、同じコーヒー豆でも味わいやコクの強さも異なります。
中でもグァテマラやインドネシアなどのコーヒー豆は強いコクを有することで有名です。
例えば、土居珈琲で取り扱う「アンティグア」というエリアで栽培されるコーヒーは、グァテマラ国内でも「屈指のコク(フルボディ)」と「最高の品質」と海外で高い評価を受けています。

インドネシアの場合は「マンデリン」という、スマトラ島北部で栽培されるアラビカ種のコーヒー豆が、国内でも特に重厚なコクを有します。
他にも、後述する「トラジャ」という銘柄もマンデリンに決して引けを取らない「凝縮されたようなコク」を有し、まろやかな質感を楽しめます。
潤沢なコク(コーヒーオイル)を感じる焙煎度合いのコーヒー豆を選ぶ
先述の通り、コーヒーのコクは基本的に栽培された地域や生育環境が大きく関わってきます。しかし、生豆に含まれる成分が焙煎することによって化学変化を起こし、結果的にコーヒーのコクに寄与します。
焙煎中、熱による高圧により油分*が豆の中心から外側に押し出されます。
生豆を焙煎する時間が長くなるほど、油脂分の移動を含む物理的および化学的変化がより多く発生します。そのため、深くローストしたコーヒー豆は表面に油分が多く見られます。
深煎りコーヒー豆を細かく挽いて抽出すれば、表面のオイルがコーヒー液に混ざるため、抽出後のコーヒーは深煎り豆の方がオイルの量が多くなり、コクのある「まろやかなコーヒー」になります。
コクがあるコーヒーを求めるなら深く焙煎されたものを選ぶのがおすすめです。
コクの素のひとつ「コーヒーオイル

焙煎度合いに関係なく、全てのコーヒー豆には「コーヒーオイル」と呼ばれる脂質が10~16%ほど含まれます。
コーヒー豆の特有の油脂としては、「カフェストール」や「カフェオール」などがあります。コーヒー生豆の表面は乾いたように見えますが、実はわずかながらに「ワックス(ろう)」の形で油脂が付着しており、これがコーヒーにコクを与えています。
精製方法で選ぶ
コクが豊かなコーヒー(フルボディ)になりやすい精製方法には、主に以下の3つがあります。共通点は、「コーヒーの実の成分を、できるだけ豆に残す」という点にあります。
1. ナチュラル(非水洗式)
最も古くからある精製方法で、収穫したコーヒーチェリーをそのまま天日で乾燥させます。
コクが出る理由としては、乾燥を待つ間、果肉の糖分や風味がコーヒー豆(種子)の中にじっくりと染み込みます。この過程で自然な発酵も進むため、ワインのような芳醇な香りと、とろみを感じるような強いコクが生まれます。
2. スマトラ式
インドネシアのマンデリンなどで主に行われる特殊な精製方法です。
コクが出る理由としては、通常は豆を完全に乾かしてから脱穀(殻剥き)しますが、スマトラ式では水分がたっぷり残った状態で脱穀し、生豆をむき出しにしてからさらに乾燥させます。この独特な工程が、ハーブやスパイスを思わせる独特の風味と、どっしりとした重厚なコクを作り上げます。
3. ハニープロセス(パルプドナチュラル)
果肉だけを取り除き、「ミューシレージ」と呼ばれるネバネバした粘液質を残したまま乾燥させる方法です。
コクが出る理由としては、この粘液質には糖分がたっぷり含まれており、乾燥中にその甘みが豆に移行します。ナチュラルの濃厚さと、ウォッシュト(水洗式)のクリーンさの良いとこ取りをしたような、まろやかで密度のあるコクが特徴です。
【マニアが選ぶ】コクがあるコーヒー豆おすすめランキング14選
今回のランキングは、コーヒーの美味しさに直結する甘味、コクの強さ、香りの強さの合計点数(最高15点)で基本的な順位を決めています。ただし、コスパも考慮しています。
| 順 位 |
商品画像 |
商品名 |
値段 内容量 |
100g あたり |
味わい・香り ※タップで拡大 |
点数 | フレーバー | 焙煎度合い 鮮度 |
産地 | 精製方法 |
| 1 | ![]() |
kurasu Coffee マイクロロットセット |
2,800円 |
1,400円 |
![]() |
14.5 | オレンジ、 ストロベリー |
浅煎り、中煎り ★★★★★ 5日以内 |
エチオピア、コロンビア、 ホンジュラスなど |
ウォッシュド、ナチュラル ハニープロセスなど |
| 2 | ![]() |
土居珈琲 おためしセット |
2,545円 200g |
1,273円 | ![]() |
14.4 | チョコレート | 深煎り フルシティロースト ★★★★★注文後焙煎 |
グァテマラ、 エルサルバドル |
ウォッシュド、 ハニープロセス |
| 3 | ![]() |
きゃろっと 初回お試しセット |
2,138円 600g |
356円 | ![]() |
10.6 | 黒蜜 | 深煎り フルシティロースト ★★★★★注文後焙煎 |
グァテマラ、コスタリカ、 インドネシア |
ウォッシュド、スマトラ式 ハニープロセス |
| 4 | ![]() |
コフィノワ Guatemala La Maravilla Washed |
1,300円 100g |
1,300円 | ![]() |
12.8 | 中煎り シティロースト ★★★★☆ |
グァテマラ | ウォッシュド | |
| 5 | ![]() |
前田珈琲 モカイルガチェフェ弁慶 |
4,100円 200g |
2,050円 | ![]() |
11.8 |
チョコレート、 ワイン |
中煎り シティロースト ★★★★☆ |
エチオピア | ウォッシュド |
| 6 | ![]() |
パロットコーヒー タナトラジャ |
1,680円 200g |
840円 | ![]() |
10.4 | カカオ | 深煎り フレンチロースト ★★★★★注文後焙煎 |
インドネシア | スマトラ式 |
| 7 | ![]() |
東京コーヒー オーガニックブレンド |
1,660円 200g |
830円 | ![]() |
10.5 | ハチミツ | 深煎り フルシティロースト ★★★☆☆ |
ペルー | 記載なし |
| 8 | ![]() |
キンボ(KIMBO) ナポリ |
1,454円 250g |
582円 | ![]() |
8.5 | ナッツ | 深煎り フルシティロースト ★★★☆☆ |
ブラジル、 インド他 |
記載なし |
| 9 | ![]() |
サザコーヒー 将軍珈琲 |
2,500円 200g |
1,250円 | ![]() |
8.3 | 苦み | 深煎り フレンチロースト ★★☆☆☆ |
インドネシア | スマトラ式 |
| 10 | ![]() |
無印良品 ダークテイスト |
952円 200g |
476円 | ![]() |
7.6 | 軽い苦み | 深煎り フルシティロースト ★☆☆☆☆ |
ブラジル・コロンビア・ グアテマラ |
記載なし |
| 11 | ![]() |
ドトール マイルドブレンド |
2,730円 500g |
546円 | ![]() |
7.1 | 中煎り ハイロースト ★☆☆☆☆ |
|||
| 12 | ![]() |
加藤珈琲店 ゴールデンブレンド |
5,398円 2kg |
270円 | ![]() |
6.9 | 酸味 | 中煎り シティロースト ★★☆☆☆ |
ブラジル、ニカラグア 他 | 記載なし |
| 13 | ![]() |
スターバックス ハウスブレンド |
1,605円 250g |
642円 | ![]() |
5.5 | 渋み | 深煎り フレンチロースト ★★☆☆☆ |
グアテマラ・ コロンビア |
記載なし |
| 14 | ![]() |
カルディ マンデリンフレンチ |
1,490円 200g |
745円 | ![]() |
4.1 | 軽い苦み | 深煎り フレンチロースト ★☆☆☆☆ |
インドネシア | スマトラ式 |
1位.kurasu Coffee Kyoto マイクロロットセット

2,800円 200g(100g×2種)
コクのあるフルーティーなコーヒーが好きな方におすすめ
コクのあるフルーティーなコーヒーが好きな人に一番おすすめなのは、京都でいま一番注目されている「Kurasu coffee Kyoto」のマイクロロットの定期便です。マイクロロットとは、「生産量がごくわずかな特別限定品」のことです。
この店は、Googleでの口コミ投稿数2,200件超、評価は驚異の4.7点を誇る、圧倒的な支持を集めるロースターです。あまりの美味しさから、世界150か国以上からオーダーが入るほどです。

Loring S35 Kestrel
ここでは、3,000万円超えの超高級マシン「Loring S35 Kestrel」でコーヒー豆を焙煎しているのですが、このマシンは豆そのものに含まれる「フルーティーさ」を最大限に引き出せるのが特徴です。

実際にパッケージを開封すると、フルーツの香りが非常に強く、いざ口に含むと、香味の情報量が圧倒的に豊かです。それでいて、一つひとつのフレーバーの輪郭がくっきりと際立っていて、衝撃を受けました。
フルーティーな豆というと、なんだが酸っぱくて、フルーツと言われればそんな気もする、的なものが多いですが、本品は酸味が抑えられていて、完熟パインや、熟した桃をかじった時のように「甘味」が強いです。甘いフルーツを食べたときに酸味ってそこまで意識しないと思いますが、このコーヒーはそんなイメージです。

実際に届くコーヒー豆は、世界中のトップロースターがこぞって買い付ける「ホンジュラス マリサベル・カバジェロ」や、ONIBUS COFFEE、GLITCH、THE COFFEESHOPなど、レジェンド級の提携ロースターが焙煎した豆が毎月100gずつ、計2種類です。
ずばり、本当においしいフルーティーなコーヒーが好きな人に一番おすすめです。また、定期便限定で「COE優勝農園のコーヒー豆」なども届くので、「世界的に評価されるコーヒーをお得に飲みたい」という人にもおすすめです。
| 100gあたり | 1,400円 |
| 鮮度 | ★★★★★ 焙煎後5日以内 |
| 届く豆 | ONIBUS COFFEE、GLITCH、THE COFFEESHOPなど |
| 焙煎度合い | 浅煎り、中煎り |
| 解約など | いつでも可能、縛りなし、スキップ・プラン変更も可能 |
関連→kurasuCoffee京都の定期便・サブスクを試した正直な感想
2位.土居珈琲「小さな焙煎」おためしセット

2,545円 200g
チョコレートのようなコクと甘味が非常に強い
ずばり、コクが強くて甘いコーヒー豆を飲みたい本格派の方に一番おすすめのコーヒー豆セットです。僕自身もここで30種類以上飲んでいるほど土居珈琲の美味しさに惚れ込んでいるファンの一人です。
土居珈琲は、1971年の創業以来「小さな焙煎」をコンセプトに、40年以上前から甘みを引き出す焙煎を研究してきた老舗ロースターです。その丁寧で徹底したこだわりから、現在は高級車自動車メーカー「LEXUS」や「ヤナセ」の会員誌などで「伝説の珈琲」として掲載され、その上質な味わいが高く評価されています。

レクサス会員誌で「伝説の珈琲」として掲載される
コーヒー豆が販売されている公式サイトでは、「チョコレートの甘さ」と表現されていますが、確かにチョコレートのような風味が際立ち、濃厚な甘みとコクを味わえます。
酸味が少なく口当たりが良いため、スタンダードな味を好む方におすすめのコーヒー豆です。また、この店では注文後にコーヒー豆を焙煎するため最も新鮮な状態で届きます。
チョコレートのようなコクと甘みを楽しみたい方におすすめのコーヒー豆です。
| 100gあたり | 1,273円 |
| 鮮度 | ★★★★★(注文後焙煎) |
| 豆の産地 | グァテマラ・エルサルバドル |
| 焙煎度合い | 深煎り |
3位.自家焙煎コーヒー専門店きゃろっと 初回お試しセット

2,138円 600g(200g×3種)
コスパ最強のコクのあるコーヒー
「きゃろっと」は、お店の知名度はそれほど高くはありませんが、焙煎の全国大会で優勝した北海道のスペシャルティコーヒー専門店です。
初回限定という条件はありますが、注文後に焙煎した新鮮なコーヒー豆3種類を2,138円で購入することができます。100gあたり356円という安い値段とは思えない重厚なコクと深みのある味わいが楽しめます。
このセットには、世界一高価な「ゲイシャ種」で知られるグァテマラ産のコーヒー豆と、コクが強く酸味が少ない「マンデリン」が入っています。
また、世界で最も有名な国際品評会(COE)で優勝した、コスタリカのコーヒーも含まれており、甘みとコクが非常に強いです。
本来は200gのコーヒー豆2種類(計400g)のセットですが、特典としてコーヒー1種類を無料でもらえるため、合計で600gになります。
| セット内容 | |
| パナマ | 味のバランスが良い |
| コスタリカ | はちみつのような甘み |
| マンデリン ※無料の特典として同梱される |
チョコレートのような甘み カフェオレとも相性が良い |
最後のマンデリンが、「無料特典」として初回セットに同梱されます。
コスパが高くコクもあるコーヒー豆が好きな人におすすめです。
| 100gあたり | 356円 |
| 鮮度 | ★★★★★(注文後焙煎) |
| 豆の産地 | パナマ・コスタリカ・インドネシア |
| 焙煎度合い | 中煎り〜深煎り |
4位.コフィノワ Guatemala La Maravilla Washed

店主自慢のコーヒー豆「Guatemala La Maravilla Washed」
1,300円 100g
赤ワインとチョコレートのようなコク
ランキング第4位のコーヒー豆は、蔵前の人気ロースター「コフィノワ」のGuatemala La Maravilla Washedです。
お店のオーナー大絶賛のコーヒー豆なので、どんなものかと購入してみたら、赤ワインのような重厚なコク、チョコレートのような甘い風味が強くて驚きました。口の中にコーヒーの余韻がずっと残り、グアテマラの特徴的な風味を存分に楽しめます。
ちなみに、こちらはアメリカのスペシャルティコーヒー協会のカッピング評価で80点以上を獲得したコーヒー豆で、品質の高さが世界で認められているお墨付きの品です。
値は張りますが、価格に見合った美味しさが楽しめるおすすめのコーヒー豆です。
| 鮮度 | ★★★★☆ |
| 豆の産地 | グアテマラ ウエウエテナンゴ |
| 焙煎度合い | 中深煎り |
| 精製方法 | ウォッシュド |
5位.前田珈琲 モカイルガチェフェ弁慶


4,100円 200g
チョコレートやぶどうのような香り
前田珈琲は、京都で自家焙煎コーヒーを販売するショップで、Amazonや楽天でも販売しています。
ドリップすると、チョコレートやぶどうのような香りが感じられます。実際に飲むと、チョコやキャラメルのような甘みとコクが強くて、全体的に濃厚な味です。苦味がマイルドで、酸味も少ないので、かなり飲みやすいエチオピアです。
| 100gあたり | 2,050円 |
| 鮮度 | ★★★★☆ |
| 豆の産地 | エチオピア |
| 焙煎度合い | 中煎り シティロースト |
| フレーバー | チョコレート、ワイン |
| 精製方法 | ウォッシュド |
6位.パロットコーヒー タナトラジャ

1,680円 200g
カカオのような香りとコク、優しい苦み
第6位は、群馬県のロースター「パロットコーヒー」が焙煎する「タナトラジャ」です。
この店は、焙煎の鮮度と品質管理を重視する自家焙煎コーヒー豆の専門店で、取り扱うコーヒー豆はすべて注文を受けてから焙煎します。これにより、コーヒー豆が最も香り高い状態で手元に届くので、作り置きによる酸化を最小限に抑えています。
どのコーヒー豆を買ってもハズレがなく、実際にAmazonでも「焙煎直後の新鮮な豆を楽しみたい」というコーヒーファンから支持を得ています。全体として、奇をてらった手法よりも、素材の選別と丁寧な焙煎工程という基本に忠実な姿勢が見られる優良なロースターです。
そんな同店のインドネシア産「タナトラジャ」は、カカオのような香りと微かなスパイス感がドリップ時に感じられます。実際に飲むと、チョコレートのような旨味と優しい苦みが感じられます。酸味はほとんどないので、どなたにも飲みやすいインドネシア産コーヒーです。
ちなみに、「タナトラジャ」と「マンデリン」は、インドネシアを代表する二大銘柄で、どちらも力強いコクが魅力ですが、マンデリンは「野性的で力強い大地」、トラジャは「洗練された貴婦人」のような気品を持っています。
ガツンとしたパンチと複雑なハーブ感を求めるなら「マンデリン」、濃厚ながらも雑味のない滑らかな甘みが好きなら、この「トラジャ」がおすすめです。
| 100gあたり | 698円 |
| 鮮度 | ★★★★★(注文後焙煎) |
| 豆の産地 | インドネシア |
| 焙煎度合い | 深煎り(フレンチロースト) |
7位.東京コーヒー オーガニック ブレンド

1,573円 200g
ハチミツのようなコクのある甘いコーヒー豆
東京コーヒーは、Amazonで1000件以上のレビューがあり、星4つ以上を獲得する超人気店です。ここでは、「何杯飲んでも気持ち悪くならないコーヒー」だけを厳選して取り扱いますが、そのほとんどが有機栽培された「オーガニックコーヒー」です。
お店の一番人気の深煎りコーヒー「オーガニックブレンド」は、ハチミツのような甘みと深いコクが特徴です。ほどよく酸味もあるため、バランスの良い味わいが楽しめます。コーヒー豆は400gで購入した方がお得ですが、200gで購入することも可能です。
現在はいろんな店でコーヒー豆が値上げになっていて、Amazonでも100g1,000円を超えるような豆が多くなっていますが、ここは数年前から値上げせず、味のクオリティも落とさずに販売してくれている優良なショップなので、個人的に応援しています。
| 100gあたり | 780円 |
| 鮮度 | ★★★☆☆ |
| 豆の産地 | ペルー |
| 焙煎度合い | 深煎り |
| フレーバー | ハチミツ |
| 精製方法 | 記載なし |
関連→東京コーヒーの豆「オーガニックブレンド」を飲んだ正直な感想
8位.キンボ(KINBO)ナポリ(豆・粉)

1,469円 250g
ロブスタ種特有の力強いコク
キンボのナポレターノ(ナポリ)は、名前の通りイタリアのナポリの昔ながらの製法を忠実に表現したコーヒー豆です。
香りのよいアラビカ種のコーヒーを80%使い、そこにワイルドな風味のロブスタ種を20%ブレンドしていて、力強さとコクの深さ、上品さのバランスを生み出しているのが特徴です。
エスプレッソ、カプチーノ、カフェジャポネーゼどれでも美味しく飲めるので、キンボの中でも万能型に属するコーヒー豆だと思います。もちろん、写真のようにハンドドリップしても美味しいので、コスパ重視の方にナポリは悪くない選択だと思います。
| 100gあたり | 588円 |
| 鮮度 | ★★★☆☆ |
| 豆の産地 | ブラジル、インド、他 |
| 焙煎度合い | 深煎り |
| フレーバー | ナッツ |
| 精製方法 | 記載なし |
9位.サザコーヒー徳川将軍珈琲

2,500円 200g
サザコーヒーを代表するコーヒー豆
サザコーヒーの看板商品として知られる「将軍珈琲」は、かつての徳川慶喜公が飲んだコーヒーを再現したというストーリー性もあり、重厚な苦味とほどよいコクが楽しめる深煎り豆として有名です。ただ、最近では大幅な値上げが実施されたことで、かつての「手頃で美味しい」というコストパフォーマンスの良さが失われてしまった印象を拭えません。
特に残念なのが豆の鮮度管理とクオリティの変化で、実際に手に取ってみると、深煎り豆であるにもかかわらず抽出時の膨らみが弱く、期待していたほどの豊かな香りが立ち上がってきません。これは焙煎後の時間の経過を感じさせるもので、注文を受けてから焙煎を行い、圧倒的な香りの強さと鮮度を誇る「土居珈琲」などと比較すると、現在の価格設定ではどうしても見劣りします。土居珈琲であれば鮮度が良いため賞味期限も長く、最後まで高い満足感を持って楽しめますが、サザコーヒーは開封後の香りの持続性が低いため、高価な買い物だけに損をしたような気分になってしまいます。
また、品質面でも気になる点が見られ、焙煎のプロセスに丁寧さが欠けているのか、突き刺さるような雑味の原因となる「穴の開いた豆」の混入や、色づきが不均一な焙煎ムラが目立つようになっています。Amazonでも売れているので強気の価格改定に踏み切ったのかもしれませんが、現在の高価格帯であれば、もっと鮮度が良く、一粒一粒が丁寧に選別・焙煎された美味しいコーヒー豆が山のように存在します。長年の実績に甘んじることなく、かつての品質と誠実さを取り戻してほしいと、ファンの一人としてガッカリした気持ちを禁じ得ません。
| 100gあたり | 1,250円 |
| 鮮度 | ★★☆☆☆ |
| 豆の産地 | インドネシア |
| 焙煎度合い | 深煎り |
| フレーバー | 苦み |
| 精製方法 | スマトラ式 |
関連記事:サザコーヒーは本当におすすめなのか?実際に10種類飲んだ正直な感想【もう買わない】
10位.無印良品 ダークテイスト
952円 200g
軽い苦みのコーヒー
無印良品のコーヒー豆は、とにかく安価で味もそこそこ楽しめるので、Amazonなどの通販サイトでも手軽に買える人気商品として知られています。
ラインナップには標準的な「ミディアムテイスト」と、こちらの「ダークテイスト」がありますが、ダークテイストの方は酸味が控えめな分、コクを感じやすいのが特徴です。突き抜けるような苦みがあるわけではなく、全体的に丸みを帯びた苦みに仕上がっているため、良く言えば万人受けする、悪く言えば無難な深煎りコーヒーと言えるでしょう。
もちろん、より高価な上位の本格派コーヒー豆と比較してしまうと、甘みの奥行きや香りの力強さはどうしても見劣りしてしまいますが、日常使いとしてのコスパの良さには目を見張るものがあります。
| 100gあたり | 476円 |
| 鮮度 | ★☆☆☆☆ |
| 豆の産地 | ブラジル・コロンビア・グアテマラ |
| 焙煎度合い | 中深煎り |
| フレーバー | 軽い苦み |
| 精製方法 | 記載なし |
11位.ドトール マイルドブレンド

2,730円 500g
苦味と爽やかな酸味のバランスがいい
ドトールで取り扱うコーヒー豆は、国内にある自社工場で一焙煎しています。焙煎方法については、「直火(ちょっか)焙煎」という手法を貫いているのが他のチェーン店と違うところです。スタバなどの大手チェーンでは、大量の豆を一度に効率よく焼くために熱風式焙煎機を使うことが多いのですが、ドトールでは手間のかかる自社開発の直火式焙煎機を使用しています。
この直火式焙煎機は、豆が入った回転する釜に直接火を当てて焼き上げるため、スモーキーさをともなう強い香りと、コクのある味わい、そして独特の香ばしさを引き出すことができます。また、チョコレートのような風味も出やすいです。
ドトールで一番人気の「マイルドブレンド」は、ほどよいコク、透明感のある苦味と爽やかな酸味のバランスがよく、非常に飲みやすいです。後味もクリアですっきりとしていて、嫌味が一切ありません。
| 100gあたり | 546円 |
| 鮮度 | ★☆☆☆☆ |
| 豆の産地 | ブラジル、コロンビアほか |
| 焙煎度合い | 中煎り(シティロースト) |
| 精製方法 | 記載なし |
12位.加藤珈琲店 ゴールデンブレンド

5,398円 200g
思ったよりまずくない、ちゃんと飲めるコーヒー
楽天市場で大人気の「加藤珈琲店」は、名古屋に拠点を置く、非常に高い評価と実績を誇るコーヒー専門店です。
この店の最大の実績は、楽天市場で最も優れた店舗に贈られる「ショップ・オブ・ザ・イヤー」を13年連続で受賞していることです。これはコーヒーショップの中でも異例の快挙であり、長年にわたり多くのユーザーから圧倒的な支持を得ている証拠といえるでしょう。
そんな同店で一番人気のコーヒー豆「ゴールデンブレンド」をペーパードリップで飲むと、柔らかい酸味とほどよい苦味が感じられ、爽やかな印象を受けます。
値段があまりに安いので全然期待してなかったのですが、「思ったよりまずくない、ちゃんと飲めるコーヒー」というのが僕の率直な感想です。中には厳しい口コミもありますが、この値段を考えれば十分に許容範囲だと思いました。クセがなくて飲みやすく、楽天で多くの方に支持されている理由がよく分かりました。
例えるならドトールのマイルドブレンドに近い味わいです。スーパーで売られている市販の豆と比べても、突出した苦味や酸味がない分だけ、こちらの方が飲みやすい印象です。もし実際に飲んでみて酸味が強いと感じたときは、塩をひとつまみ入れてみると酸味が和らいでぐっと飲みやすくなるのでおすすめです。
| 100gあたり | 270円 |
| 鮮度 | ★★☆☆☆ |
| 豆の産地 | ブラジル、ニカラグア 他 |
| 焙煎度合い | 中煎り |
| フレーバー | 酸味 |
| 精製方法 | 記載なし |
13位.スターバックス ハウスブレンド
1,605円 250g
苦みに振り切ったコーヒー豆
スターバックスの象徴ともいえる定番の「ハウスブレンド」は、知名度が非常に高く、どこでも同じ味が手に入るという点ではコスパに優れた選択肢ですが、上位のスペシャルティコーヒーと比較すると、味わいの設計は極めてシンプルです。
今回の比較の基準として挙げたこの豆は、味わいのバランスが完全に苦味へと振り切っており、ほどよいコクがあります。なお、コーヒー豆本来が持つ繊細な果実味や甘みはほとんど感じられません。スターバックスらしい強いロースト感が前面に出ているため、ブラックで飲むと強い苦味が際立ちますが、ミルクを加えて飲むと、ミルク自体の甘みと重なり合うことで角が取れ、心地よいまろやかさを楽しめます。
日常的にミルクを入れて楽しむためのコーヒー豆としては優秀ですが、豆そのものが持つ奥行きや、喉を通った後に広がるような甘い余韻を求めるのであれば、上位のシングルオリジンとは明確な実力差があります。
| 100gあたり | 642円 |
| 鮮度 | ★☆☆☆☆ |
| 豆の産地 | グアテマラ・コロンビア |
| 焙煎度合い | 深煎り |
| フレーバー | 苦み |
| 精製方法 | 記載なし |
14位.カルディ マンデリンフレンチ

1,490円 200g
見た目に反してあっさりしたコーヒー
カルディのコーヒー豆のなかで、特に一番人気の「マイルドカルディ」などは、多くの方が「酸味が強い」という印象を持たれます。その理由は、カルディが目指しているスタイルが、苦味で重たく仕上げるよりも、豆が本来持っているフルーティーさや爽やかさを活かすバランスを大切にしているからです。
ただ、酸味が少ないコーヒーのニーズが多いのは事実なので、マンデリンをこれでもか!というくらい深く焙煎したのが、この「マンデリンフレンチ」です。名前の通り、フレンチローストという、かなり強い焙煎レベルです。
いざ飲むと、深煎り特有のガツンとした苦味は抑えめで、思いのほか軽やかな口当たりです。マンデリン特有の「力強さ」や「重厚なコク」がなく、あっさりしていて物足りないです。
値段も昔は100g300円台くらいで買えていたので、まぁまぁアリな商品でしたが、現在は値上げしたので、それなら3位のきゃろっとでいいよね、という印象です。
| 100gあたり | 745円 |
| 鮮度 | ★☆☆☆☆ |
| 豆の産地 | インドネシア スマトラ島 |
| 焙煎度合い | 深煎り(フレンチロースト) |
| フレーバー | 軽い苦み |
| 精製方法 | スマトラ式 |
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コーヒーのコクを出す抽出方法

コクの豊かなコーヒーを淹れるコツは、抽出時間を細かく調整することです。
抽出時間は、注ぎ入れるお湯の量やスピードによって決まるため、ケトルの先からゆっくりと細くお湯を注ぐことを意識し、抽出時間をあえて長く設定することで、豆の持つ深いコクを十分に引き出せます。反対に、お湯を太く素早く注いで抽出時間を短縮すれば、スッキリと軽やかで、あっさりとした仕上がりへと変化しますが、これらの味わいは豆の挽き方や粉の量といった他の要素とも複雑に影響し合っています。
例えば、濃厚でどっしりとした重量感やコクを追求するあまり、抽出に時間をかけ過ぎると豆によっては雑味が出ることもあります。
抽出時間の目安としては150mlの抽出で蒸らし1分+抽出1分がおすすめです。
コクのあるコーヒーを楽しもう
今回は、コーヒーのコクの正体について解説しながら、コクのあるおすすめのコーヒー豆をレビューしました。
- 1位.kurasu Coffee Kyoto マイクロロットセット
- 2位.土居珈琲「小さな焙煎」おためしセット
- 3位.自家焙煎コーヒー専門店きゃろっと 初回お試しセット
- 4位.コフィノワ Guatemala La Maravilla Washed
- 5位.前田珈琲 モカイルガチェフェ弁慶
- 6位.パロットコーヒー タナトラジャ
- 7位.東京コーヒー オーガニック ブレンド
- 8位.キンボ(KINBO)ナポリ(豆・粉)
- 9位.サザコーヒー徳川将軍珈琲
- 10位.無印良品 ダークテイスト
- 11位.ドトール マイルドブレンド
- 12位.加藤珈琲店 ゴールデンブレンド
- 13位.スターバックス ハウスブレンド
- 14位,カルディ マンデリンフレンチ




































