忖度のないレビューを消費者目線で行う「山口的おいしいコーヒーブログ」です。
早速ですが、堀口珈琲のコーヒー豆「ブレンド7番フレンチロースト(♯7 BITTERSWEET&FULL-BODIED フレンチロースト)」の正直な感想を述べます。
ブログ管理人:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
堀口珈琲ブレンド7番の本音レビュー
価格 | 1,836円/200g |
100gあたり | 918円 |
鮮度 | ★★★★★(注文後焙煎) |
豆の産地 | グァテマラ サンタカタリーナ農園 コスタリカ サンタテレサ2000 コロンビア サマニエゴ エチオピア フンダオリ |
焙煎度合い | 深煎り(フレンチロースト) |
ペーパードリップで抽出すると、キャラメルのような甘い香りが広がり、スモーキーさはあまり感じません。
実際に飲むと、最初は強い苦味が舌に広がりますが、その苦味はすーっと舌の上で消えていき、苦味が舌に蓄積される感じがありません。
また、ほのかな甘みがありますが、これが強い苦味をマイルドで優しい味わいに仕上げている印象を受けます。
口に含んだ瞬間は重厚な味に感じますが、後味はクリアなので飲みやすいです。
美味しいですが、100gあたり918円という値段を考えるとAmazonで買えるサザコーヒーの徳川将軍珈琲でも良いかなと思います。
LCFマンデリンのレビューでも話したのですが、どんなにいい豆でもフレンチローストまで焙煎を進めると豆の個性はほぼ消失するので正直、「値段が高いだけあって美味しい」とは感じにくいのです。
サザコーヒーも茨城発の有名コーヒーチェーンなので豆の品質は悪くないですし、100gあたり700円というコスパの良さも魅力的です。
100gあたり918円出せるなら、もうちょっと出して土居珈琲を飲んだ方が明確な品質の違いを感じると思います。
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土居珈琲と堀口珈琲の違いは?味を比較検証
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堀口珈琲ブレンド7番の口コミ・評判
バランスが良く上品さを感じさせます。
初めは苦味がきますが、あとから甘みとほんのわずかな酸味。
少しナッツっぽいような。
どちらかというとまろやかさが感じられるというか、とにかく優しい深煎り。
今まで飲んだ深煎りの中で、もっとも優しく、焦げ臭さは皆無と言ってよいです。
堀口珈琲を象徴するブレンド♯7
ビターキャラメルのような香り。最初に心地よい苦味があるけどスッと消えて後味にタイプの違う甘みが重なって残る感じ。
フレンチならではのボディはしっかりありつつも後味はクリア
一口飲むと、ビターチョコレートのような苦味がフワッと優しく広がります。
しかし、広がると同時に苦味がどこかへすっと消えていきます。
苦味自体もクリーンで、嫌なスモーキーさを全く感じません。
堀口珈琲ブレンド7番の特徴
▲7番 BITTERSWEET&FULL-BODIED フレンチロースト
ブレンド7番フレンチローストは、柔らかい苦みと、ほのかな甘みを目ざして作られた堀口珈琲を象徴するブレンドです。
堀口珈琲では創業以来、深く焙煎しても焦げることがなく、豆の個性が存分に感じられる味を追い求めてきた背景があります。
「おいしい深煎りの条件」
深煎りは“苦味”を積極的に楽しむ飲み物です。
だから、飲みにくい苦味ではいけません。焦げていてもいけません。心地よい苦味、これが絶対条件です。そこに甘みが続きます。
心地よい舌触りが続きます。苦く、甘く、コクのあるコーヒー。
堀口珈琲が作り続けていく王道のブレンドです。
今回レビューしたブレンド7番は、その探求の結果であると述べられています。
なお、堀口珈琲のブレンドコーヒー豆には「#1」から「#9」まで存在し、数字が大きくなるほど深煎りになり、深く濃厚な味わいになります。
実際に飲んだ堀口珈琲のコーヒー豆レビューを全部こちらにまとめています。
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