忖度のないレビューを消費者目線で行う「山口的おいしいコーヒーブログ」です。
今回は、アラビカ種100%の自家焙煎コーヒー豆や、コーヒー器具などを販売する「ジュピターコーヒー」の豆を飲み比べたので、美味しさをランキング形式で紹介します。
ちなみに、取扱商品やコーヒー豆の価格帯などがカルディに似ていますが、カルディとジュピターは全く関係なく、運営元も別会社です。
さっそくレビューします。
ブログ管理人:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
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検証項目
今回は、ジュピターコーヒーで人気の7商品をレビューします。
- マンデリン
- ドミニカ
- モカ
- S-Classブレンド
- キリマンジャロ
- マイルドブレンド
- ブラジル
品質の検証項目は以下の3つです。
- 香りの強さ
- 甘み
- コク
今回のランキングでは、香りの強さ、コクの深さ、苦味・甘味・酸味の強さを50段階でスコアリングしています。
その中で、人がおいしいと感じる「甘み」「コク(ボディ、質感、マウスフィール)」「香りの強さ(風味、フレーバー)」の合計点数でランキングを決めました。
ジュピターのコーヒー豆おすすめランキング7選
1位.ドミニカ
918円 200g
7銘柄の中でもっとも香り、風味があり、雑味が少なかったのが「ドミニカ」でした。
苦味と酸味のバランスがよく、クセや嫌味もなく、今回レビューした7銘柄の中でもっともクオリティが高いと感じました。
ペーパードリップすると、中挽きにした粉が小さく、ふわっと膨らみます。鮮度がほどほどに良いことを示しています。
ひとくち飲むと、マンゴーのようなフルーティーな甘みと、グレープフルーツのような苦酸っぱい味が感じられます。
しっかりとコクも感じられて、重量感のある味わいです。
クセがなく後味もスッキリしていて、かなり飲みやすいです。この値段を考えると悪くないクオリティだと正直に感じました。
ちなみに、ドミニカと同じカリブ海近隣で有名なコーヒー産地はジャマイカでして、代表的なコーヒー豆はブルーマウンテンです。
この2つの国は栽培エリアが近いため気候が似ていて、仕上がりの味もブルーマウンテンに近いことから、一部の喫茶店ではドミニカコーヒーをブルーマウンテンの代替品として使っています。
欠点豆の割合は1.9%(カビが生えた豆が混入している)
最初にお伝えしておくと、ジュピターのコーヒー豆はリーズナブルで良いのですが、虫食い豆(カビが生えた豆)が普通に入っているので、これは事前に取り除いた方が良いです。
選別した結果、次のような欠点豆が3.8g混入していました。
- 虫食い豆(カビ豆)
- 発酵豆(黒豆)
- 割れた豆・欠けた豆(欠豆)
- 中身のない貝殻豆
- 未成熟豆(未熟豆)
- 枯れた豆
欠点豆の割合は全体の1.9%なので、まぁまぁ少ないほうですが、豆の状態に関してはスーパーで買える豆と大差ない印象です。
(ちなみに悪名高いスタバのコーヒー豆にも、上記のような欠点豆はほぼ入っていません。)
虫食い豆の中身は結構グロテスクなので伏せておきますが、カビが生えているので、取り除いた方が良いです。
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コーヒーの欠点豆とは?種類と見分け方、どんな味か実際に飲んでみた
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ドミニカの口コミ・評判
ジュピターコーヒーのドミニカ。
初めて買ってみたけど、香ばしい香りで華やかな感じ。
最近は珈琲豆はジュピターコーヒーのセールで買うことが多いんだけど、いろいろ飲んだうち「ケニア」と「ドミニカ」をリピートしてる
今の所ジュピターコーヒーのラインの中ではドミニカが一番好みだなあ。
Twitterより引用
2位.マイルドブレンド
594円 200g
ジュピターのマイルドブレンドは苦味がやや強いので、ブラックだけでなくカフェオレ用の豆としても使えます。
最初の1口目に感じられる、キャラメルのような香ばしい甘みとコクが印象的です。
そこから、ゴーヤのような苦味が口に広がり、酸味が追随します。
苦味自体はそこまで強くないですが、イガイガした感じが口にずっと残ります。
気になる方はミルクを入れるのがおすすめです。
口コミ・評判
ジュピターのコーヒー記録①マイルドブレンド。
コーヒーデビューにと、一番無難そうなマイルドを購入。ちょっと酸味のある、軽い口あたりのコーヒー。マイルドというよりはライト、という感じ。甘いお菓子と一緒に頂くのが合う。
Twitterより引用
3位.キリマンジャロ
745円 200g
このコーヒーは、透明感のあるクリアな旨みが感じられます。
キリマンジャロらしい「フルーティーさ」は少ないですが、酸味が強くないので飲みやすいです。
口コミ・評判
今回はジュピターでキリマンジャロ珈琲を買う。10日に1回くらい珈琲買うんだけど、スタバのライトも飲みやすいけど、これもっと軽い感じ。
苦味が強くなくて酸味はあるのがいいんだけど。次はどこで買おうかな
ジュピターキリマンジャロ、ダメ豆率 11g/200g 少し多めだけど、まあこんなもんか。
まえは貝殻マメが多かった気がするが、それは少ない。かけてるのが多いかな。
Twitterより引用
4位.モカ
680円 200g
一般的にモカは「ワインフレーバー」と呼ばれる独特の風味とオレンジのような香りが感じられる特徴があります。
ジュピターのモカは華やかさが控えめで、酸味と甘みのバランスが良く、万人受けを狙った味という印象です。
モカらしいフルーティーさはありませんが、ちょっと酸味がある爽やかなコーヒーが好きな人には良いと思います。
また、欠点豆が少なく、カビ豆などの欠点豆がほぼ無いのも好印象です。豆の状態はかなり良いです。
口コミ・評判
今日ジュピターコーヒーでモカを買った。早速挽いて淹れたら芋のような匂いがした。
5位.マンデリン
745円 200g
ジュピターのマンデリンは焙煎度合いがちょっと深めですが、ほどよい酸味が感じられ、苦味が少ないです。
コクや甘味は控えめで、あっさりしたアメリカンコーヒーのような印象を受けます。
カビが生えた豆、虫食い豆(カビ豆)、発酵豆(黒豆)、死豆など風味に悪影響を及ぼす欠点豆が混入しているので、これは取った方が良いです。
口コミ・評判
普段、喫茶店だとマンデリンが好きなんだけど、ジュピターコーヒーのはマンデリン美味しくないんだよな。なんでだろ?
ジュピターコーヒーのマンデリンは浅煎りで酸味がつよつよです。ポップの「酸味が苦手な方におすすめ!」を信じないでください。お願いします
6位.S-Classブレンド
486円 200g
S-Classブレンドは、ジュピターで一番人気のコーヒー豆です。
今回レビューした7商品の中では一番苦味が強く、酸味も少なめなのでオーソドックスなコーヒーが好きな人に向いています。
ブラックはもちろん、カフェオレにも合います。
欠点豆の割合も全体の2.5%と少なく、カビ豆などの欠点豆が少ない点が好印象です。
口コミ・評判
ジュピターコーヒーのS-classブレンド
安くなっていたので買ってみたのですが、美味しいです。
開けた時にモカの香りがして、飲み口もスッキリ。
コクは少ないと感じましたが、値段を考えたら十分楽しめるコーヒーです
しっかりした苦みと程よいコクが楽しめます。香りは控えめ、これが「気品のある香り」ということなのでしょう。温度が下がってくると、甘みと酸味がいい感じで口の中に広がります。
7位.ブラジル
637円 200g
ジュピターのブラジルは苦味と酸味のバランスが良く、飲み手を選ばないコーヒーだと感じました。
ほどよい苦みと酸味があり、すっきりとした味わいです。無難な味のコーヒーを求めるなら、このブラジルは候補のひとつになるかと思います。
ただし、ドミニカと同じく、虫食い豆(カビ豆)が混じっています。数は多くないので取り除いた方が良いです。
口コミ・評判
ジュピターのコーヒー記録②ブラジル。前回よりしっかりコーヒー味のコーヒーにしようと、メジャーなブラジルに。ナッツのような甘い香りに、しっかりコクのあるコーヒー味。酸味の少ないマイルド〜な口あたり。これはタイプ。美味しい〜。
Jupiterで買った『ブラジル』ってコーヒー、別にまずいわけじゃないんだけど…
薄い?(飲みやすいとも言える)
個人的にはもうちょい苦味とコクが欲しかったかな
今までそんなに意識してコーヒー飲んできたわけじゃないから難しいな…
自分の好きな豆がどれかわからんTwitterより引用
まとめ
味のバランスを重視する方で、ほど良いフルーティー感が好きな方には、1位の「ドミニカ」がおすすめです。
- 1位.ドミニカ
- 2位.マイルドブレンド
- 3位.キリマンジャロ
- 4位.モカ
- 5位.マンデリン
- 6位.S-Classブレンド
- 7位.ブラジル
今回は甘みとコク、香りの強さだけでランキングを決めたので上記のようになりましたが、S-Classブレンドは欠点豆も少なくて酸味も少ない、かつ値段も最安なので、コスパ重視の人には一番おすすめです。
コスパの良いコーヒー豆ランキング
今回のランキングのように、スーパーなどで買える市販のコーヒー豆や、楽天の激安コーヒー豆などを実際に飲み比べて、味を比較しました。(11種類飲みました。)
あまりメジャーじゃない専門店のコーヒー豆が意外とコスパが良く、100g356円という安さにもかかわらずトップクラスの美味しさでした。
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