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ジュピターのコーヒー豆「S-Classブレンド」はおすすめ?感想を正直にレビュー

2021年11月12日

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ジュピターのコーヒー豆「S-Classブレンド」はおすすめ?感想を正直にレビュー

2021年11月12日

ジュピターコーヒーではコーヒー豆を店頭販売のみ行っている

今回は「ジュピターコーヒー」で通年販売されるコーヒー豆「S-Classブレンド」を飲んだ正直なレビューを述べます。

ジュピターコーヒーは、東京の駒込に本社を置く企業。自家焙煎のコーヒー豆や、コーヒー器具、輸入食材や酒類なども扱います。

おもに駅ビルや地下街、イオンなどのショッピングモールに出店していて2021年11月現在、全国に78店舗あります。

公式ホームページもありますが、ネット通販は行っていません。

取扱商品や、コーヒー豆の価格帯などが「カルディ/KALDI」に激似ですが、この2つのお店は全く関係ありません。

お店の特徴を簡単に紹介したところで、次はコーヒー豆の情報をチェックしていきます。

著者のプロフィール

コーヒーマニア 山口誠一郎

山口 誠一郎
焙煎士/バリスタ

TV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラムを掲載。

1,000種以上の通販コーヒーを飲むマニア。

※当ページの情報は執筆時点の情報です。商品に関する最新の情報は各メーカー、販売店にお問い合わせください。※当サイトのコンテンツではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。

ジュピターのコーヒー豆「S-Classブレンド」はおすすめ?感想を正直にレビュー

ジュピターのコーヒー豆「S-Classブレンド」はおすすめ?感想を正直にレビュー

ジュピターコーヒーのコーヒー豆「S-Classブレンド」は、公式ホームページで次のように紹介されています。

気品ある香りと苦味、コクが見事に調和した味わい深いブレンドです。

引用:ジュピターコーヒー S-Classブレンド (公式ページ)

S-Classブレンドは、私が訪れた店舗では人気ナンバーワンとのことです。

値段は200g 486円

S-Classブレンドの値段は200g 486円(税込)。100gあたりに換算すると243円です。

スタバなど大手コーヒーチェーンと比較して、非常に安い「格安コーヒー豆」です。

▼有名店のコーヒー豆 比較表

商品名 値段/100g 鮮度 欠点豆の割合
スターバックス
ハウスブレンド
454円 20%
カルディ
マイルドカルディ
248円 5%
ジュピターコーヒー
S-Classブレンド
243円 2.5%

※鮮度が良いほど香り高く、風味がある。欠点豆が多いと渋み、焦げた味などの悪影響を及ぼす。

欠点豆の混入率は2.5%(少ない)

ジュピターのコーヒー豆「S-Classブレンド」はおすすめ?感想を正直にレビュー

S-Classブレンドをパッケージから開封して、欠点豆と良豆を選別します。面倒ですが、これをやるとコーヒーが美味しくなります。

選別した結果、次の欠点豆が5.1g混入していました。

ジュピターのコーヒー豆「S-Classブレンド」はおすすめ?感想を正直にレビュー

  1. 焦げた豆
  2. 割れた豆・欠けた豆(欠豆)
  3. 中身のない貝殻豆
  4. 未成熟豆(未熟豆)
  5. 枯れた豆

※1の焦げた豆は取り除いた方が美味しく飲めます。2〜5の欠点豆はこの程度なら無視しても問題ないです。

欠点豆が占める割合は全体の2.5%なので、これは少ないと言えます。

カビ豆など、コーヒーの風味に致命的な影響を与える欠点豆がない点も好印象です。豆の状態は概ね良好といえます。(この安さにしては)

焙煎度合いは中煎り

ジュピターのコーヒー豆「S-Classブレンド」はおすすめ?感想を正直にレビュー

ジュピターコーヒーのS-Classブレンドは、苦味と酸味、甘味のバランスが良いハイロースト(中煎り)。

日本でも古くから親しまれている焙煎度合いで、市販のコーヒーにもっとも多い焙煎度合いです。

ジュピターのコーヒー豆「S-Classブレンド」はおすすめ?感想を正直にレビュー

▼コーヒー豆の詳細情報

  • コーヒー豆の生産地:ブラジル、コロンビア、エチオピア、他
  • 農園の高度:記載なし
  • コーヒー豆の品種:アラビカ種
  • 精製方法: 記載なし
  • 豆の等級・グレード:記載なし

口コミ・評判

ジュピターコーヒーのS-classブレンド

安くなっていたので買ってみたのですが、美味しいです。
開けた時にモカの香りがして、飲み口もスッキリ。
コクは少ないと感じましたが、値段を考えたら十分楽しめるコーヒーです

しっかりした苦みと程よいコクが楽しめます。香りは控えめ、これが「気品のある香り」ということなのでしょう。温度が下がってくると、甘みと酸味がいい感じで口の中に広がります。

S-Classブレンドの感想・レビュー

ここから、S-Classブレンドを飲んだ感想・レビューを行います。

今回は、ペーパードリップで抽出して飲みます。使用するコーヒー器具は次の通りです。

ペーパードリップ

三洋産業cafecの陶器製「スリーフォードリッパー」と、同じく三洋産業cafecの「スリーフォーフィルター」を使います。

フィルターに特殊な加工がされていて、簡単にいうとペーパー自体がリブの役割を果たします。

コーヒーの旨味を余すことなく抽出できるフィルターです。

フジローヤル小型高性能ミル みるっこDX R-220

使用するコーヒーミルは、フジローヤルの小型高性能ミル「みるっこDX R-220」。

微粉が混じりにくいように作られているので、突き刺さるような苦味が少なくなります。

豆の挽き具合はペーパードリップに適した中挽きに設定します。

月兎印ホーローポット

使うコーヒーポットは琺瑯製のケトル「月兎印ホーローポット」。

ホーロー製だと、金属の臭いがお湯に移らないです。

湯温は85℃に設定してコーヒー粉に注いでいきます。

▼抽出環境

  • 使うコーヒー豆:15g
  • お湯の量:150cc
  • お湯の温度:85℃
  • コーヒー粉の蒸らし時間:1分
  • コーヒーの抽出時間:1分

▼コーヒー豆を5段階評価

コーヒー豆を5段階評価

香り:2
コク:2
苦味:3
甘味:1
酸味:2

ジュピターのコーヒー豆「S-Classブレンド」はおすすめ?感想を正直にレビュー

ジュピターコーヒーのS-Classブレンドをペーパードリップすると、中挽きにした粉が小さく膨らみ、鮮度がほどほどに良いことを示しています。

ひとくち飲むと、舌にズシンと重くのしかかるような苦味が印象的です。個人的には「ファミリーマートのブレンドコーヒー」に味が似ている印象です。

酸味が少なく、苦味がメインの味わいで目覚めの朝に良さそうな1杯です。コク、甘みは控えめ。

コーヒーの熱が冷めるとスモーキーな風味が際立ちます。

ジュピターのコーヒー豆「S-Classブレンド」はおすすめ?感想を正直にレビュー

全国のジュピター店舗それぞれで人気銘柄は変わってくるのかも知れませんが、正直「こちらがナンバーワンなのか」という印象です。

あくまで個人的な感想ですが、私は苦味と酸味のバランスがよく、味に品のあるドミニカの方が美味しいと感じました。値段が上がってしまうのがネックですが。(100gあたり 459円。倍近い値段になる)

コンビニコーヒーのような親しみのある味わいを求める方に、S-Classブレンドは良いかも知れません。

苦味が強いので、ミルクを入れてカフェオレにするのもおすすめです。

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