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今回はカルディの定番コーヒー豆「グアテマラ」の正直な感想をレビューします。
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【カルディ】グアテマラの基本情報
コーヒー豆の特徴
通年販売されているカルディのストレートコーヒー「グアテマラ」。
商品名のとおり、グアテマラ産の豆だけを使った商品で、このような単一産地のコーヒーを「ストレート」と言います。
逆に、複数産地の豆を使ったコーヒーを「ブレンド」といいます。
中米グアテマラで栽培されるコーヒーは、 チェリーのような明るい酸味とフルーティーな甘みが特徴です。
カルディのグアテマラは、「ウエウエテナンゴ地区」という標高の高い場所で栽培されます。
標高の高い場所で作られるコーヒーは、昼夜の寒暖差によって華やかなフルーツの印象が強くなりやすい特徴があります。
焙煎度合いは酸味が多い「浅煎り」
苦味と酸味のバランスを決める「焙煎度合い」は「浅煎り」に仕上げられています。
苦味と酸味のバランスを整えて飲みやすくするため、 一般的なグアテマラのコーヒーは中煎りから深煎りにローストすることが多いです。
▲ カルディのグアテマラは浅煎り
グアテマラの豆は、メジャーな「ブラジル」などと比べて酸味が豊かです。
そのため、中煎り以上まで加熱して苦味を増やし、酸味を減らしてバランスを整えることが多いです。
カルディでは酸味が多く、チェリーのようなフルーティーさが際立つ「浅煎り」に仕上げています。
公式サイトでは「マスカットを思わせる甘酸っぱい果実味」と紹介されています。
値段、豆の量、産地など
価格 | 950円/200g |
100gあたり | 475円 |
豆の産地 | グアテマラ ウエウエテナンゴ地区 ブルブハ農園 |
品種 | アラビカ種 |
精製 | 記載なし |
焙煎度合い | 浅煎り |
グアテマラを店頭で入手する場合、200gから購入できます。
スタバやタリーズのように100gでは購入できません。
通販の場合は公式オンラインストア(送料880円〜)もしくはLOHACO(送料220円)でも購入できます。
通販で購入する場合も200g単位です。
コーヒー豆を買う際に気になる「鮮度」ですが、店舗・オンラインどちらで購入しても変わりません。
カルディでは焙煎後2週間以上が経過した豆(賞味期限が残り1ヶ月以上の豆)を提供するルールがあります。
また、カルディの公式サイトには精製方法が記載されていませんが、グアテマラでは「ウォッシュド」と呼ばれる水を使う方法が一般的です。
精製とは?
精製とは、コーヒーチェリーから不要なものを取り除いて生豆の状態にすることです。
ウォッシュド精製したコーヒーはクリアな味になりやすい特徴があります。
参考までに、有名なブルーマウンテンやキリマンジャロもウォッシュド精製されています。
店頭では次の状態で購入できます。
- 豆の状態
- ペーパーフィルター用の中挽き
- エスプレッソ用の極細挽き
- 水出しコーヒー用の細挽き
- コーヒープレス(フレンチプレス用)
豆、粉いずれも値段は同じです。
レビュー
抽出環境・条件
豆の量:15g
豆の挽き具合:中挽き
お湯の量:150cc
お湯の温度:85℃
蒸らし時間:60秒
グアテマラをパッケージから開封すると、発酵豆(色が薄い豆)などが全体の5%ほどあります。
酸っぱくて渋みがあるので、できれば取り除くことをおすすめします。
とりあえず「色が薄い豆(黄色っぽい豆)」だけは取り除いておきましょう。
カップに顔を近づけると、ナッツのような香りが漂います。
ひとくち飲むと、レモンのようなジューシーな酸味が口に広がります。
苦味は非常に少なく、爽やかなコーヒーが好きな人向けの商品です。
コーヒーが冷めても渋みが少なく、すっきりした味わいが楽しめます。
コーヒー特有の香ばしさや余韻は少ないですが、全体的にキレの良い味で嫌味が少ないです。
あっさりしたアメリカンコーヒーのような浅煎りを好む方に向いています。
口コミ・評判
酸味が強い
最初、ウーマンハンド・フェアトレードのグアテマラを飲んでとても美味しく気に入ったので、こちらのグアテマラを購入しましたが酸味が強すぎました。
単独よりはブレンドして飲むのが良いかと思います。
ストレートよりは、キリマンジャロとブレンドした方がおいしい感じがします。私の好みですが。
それと、若干、焙煎が強い気がしますが、これも好みです。
ガァテマラらしい香ばしさが特徴です。ですがガァテマラならウーマンハンド・フェアトレードの方が美味しいと感じるコーヒーです。
どちらかというと中庸的な感じがします。
苦味もあり飲みごたえもあって美味しいです。
グアテマラで生産される別のブレンド豆「ウーマンハンド・フェアトレード」の方がおいしいという口コミ・評判が目立ちます。
総評
総評をすると、カルディの豆の中では欠点豆も少なく、雑味も少なく、優れたコーヒー豆に分類できます。
酸味が強いため好みは分かれますが、お手頃価格の安い浅煎りコーヒー豆を探している人にとっては候補の一つになるかと思います。
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カルディのコーヒー豆おすすめランキング11選!実際に飲んで徹底比較
味が似ているコーヒー豆は?
同じくらいの値段で、コスパの良いコーヒー豆を2つ紹介します。
アマゾンや楽天で有名な「加藤珈琲店」の人気商品「ゴールデンブレンド」です。
値段は100gあたり130円なので、グアテマラの半額以下で購入できます。
今回飲んだグアテマラのように酸味が中心の味ですが、甘みやコクなどが豊かで、もっとマイルドな印象です。
Amazonのカスタマーレビューで1200件中、70%の購入者が高評価しています。
もう1ランク上のコーヒー豆でおすすめなのは、専門店のグァテマラです。
値段が高そうなイメージですが、初回は100g356円で購入できます。
ローストマスターズ・チャンピオンシップ1位の「珈琲きゃろっと」が手がけるコーヒー豆のセットで、値段は400g2138円です。
Yahooニュースなどで特集され、国際品評会(COE)1位の「コスタリカ」や「グァテマラ」「マンデリン」などがセットに含まれています。
次の方法で豆400g→600gに増量すれば、100gあたり356円(1杯あたり約36円)になります。
生豆のグレードが高いため加藤珈琲店より値段はアップしますが、コクと旨味が詰まっていて満足度が高い商品です。
ただし、1日の販売数に制限を設けているので、買えないこともあります。
在庫数は公式HPをご確認ください。
実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください。
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珈琲きゃろっと「お試しセット」本音レビュー