今回は「神戸ファクトリーナコーヒー」というお店のコーヒー豆「コロンビア プラナダス」を飲んだ正直な感想を述べます。
こちらのお店は、注文後に直火焙煎を行い、焙煎後4日以内の鮮度の良いコーヒー豆が買えます。
使用している焙煎機は、ラッキーコーヒーマシンの「BONMAC/ボンマック SLR-4」の4kg釜。
コーヒー豆はAmazonで販売。60件以上のカスタマーレビューあり。評価は星5つ中、4という高評価を得ています。
焙煎へのこだわりは「角の取れた苦味、円やかな甘み」を出すこと。ミルクや砂糖を入れず、ブラックで香りや苦味を楽しむコーヒー作りを目指しています。
お店の特徴を簡単に紹介したところで、次はコーヒー豆の情報をチェックしていきます。
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神戸ファクトリーナコーヒー/コロンビア プラナダス
神戸ファクトリーナコーヒーのコーヒー豆「コロンビア プラナダス」は、公式ホームページで次のように紹介されています。
コロンビア中部の山麓にある大自然の中で有機肥料のみで育ったコーヒーです。
現代のコーヒー品種の元祖ともいえるティピカ種をしっかり味わえるコーヒーで、マイルドで飲みやすい風味です。
中煎りなので、酸味も苦みも控えめ、そのぶん甘みをしっかり感じることができます。
値段は200g 1,670円(送料無料)
コロンビア プラナダスの値段は200g 1,670円(税込)です。
※100gあたり=835円 ※配送料 全国一律無料
まず少量で試したい場合は、100g 733円の「飲みやすさで選ぶ コーヒー豆 3か国 飲み比べセット」の方が若干安く買えます。
3種類×90g(合計270g)のコーヒー豆がセットになっていて、Amazonでもこのセットが人気です。※スペシャルティコーヒーも入っています。
※スペシャルティコーヒーとは、原料の品質から製法、香り、味、風味などの基準の中で高い評価を受けたものを指します。流通しているコーヒー豆の5%程度しか存在しないとされています。
なお、100g 733円という値段は、有名な自家焙煎店の豆と同じくらいの金額です。
ちなみに、堀口珈琲はスペシャルティコーヒーの先駆け、豆香洞は焙煎大会で世界1位になったお店なので、神戸ファクトリーナの価格設定は強気といえます。
▼有名店のコーヒー豆の値段一覧
商品名 | 値段/100g | 鮮度 | 欠点豆の数 |
スターバックス コロンビア |
492円 | ▲ | 10% |
堀口珈琲 コロンビア ビスタ・エルモサ |
810円 | 未検証 | 未検証 |
豆香洞 コロンビア |
670円 | 未検証 | 未検証 |
神戸ファクトリーナコーヒー コロンビア プラナダス |
733円 | ◎ | 1%以下 |
※鮮度が良いほど香り高く、風味がある。欠点豆が多いと焦げた味などの悪影響を及ぼす。
欠点豆の混入率は0.1%(非常に少ない)
「コロンビア プラナダス」をパッケージから開封して、欠点豆と良豆を選別しました。
虫食い豆が見つかりましたが、わずか0.1gでした。
なお、スタバなどのチェーン店だと欠点豆が10〜20%。自家焙煎店はピンキリですが、豆香洞や堀口珈琲では今回のように1%以下であることが多いです。
※欠点豆が多いと、焦げた味、酸っぱい味、カビ臭い、潜在的な健康被害などの悪影響を及ぼす。
【関連記事】
コーヒーの欠点豆とは?種類と見分け方、どんな味か実際に飲んでみた
焙煎度合いは中煎り
「コロンビア プラナダス」は苦味と酸味のバランスが良い中煎り(シティロースト)です。
飲みやすく、多くの人に親しまれている焙煎度合いです。
粒はきれいに揃っています。焼きムラもほとんど見られません。
▼コーヒー豆の詳細情報
- コーヒー豆の産地:トリマ県プラナダス
- 農園の標高:1400-2000m
- コーヒー豆の品種:アラビカ種(ティピカ種)
- 精製方法: ナチュラル
- 豆の等級・グレード:記載なし
ティピカ種のコーヒーは、甘味ときれいな酸味が特徴です。
コロンビア プラナダスの感想・レビュー
ここから、コロンビア プラナダスを飲んだ感想・レビューを行います。
今回は、ペーパードリップで抽出して飲みます。使用するコーヒー器具は次の通りです。
三洋産業cafecの「スリーフォードリッパー」と、同じく三洋産業cafecの「アバカフィルター」を使います。
ドリッパーは小さな1つ穴のタイプで、お湯が一定の速度で落ちるようになっています。メリタのアロマフィルターと同じく、誰が淹れても美味しくコーヒーが作れる構造です。
コーヒーを淹れる人の技術に味が左右されないのでレビュー向き。一部のプロも愛用しますが、初心者の方にもおすすめのドリッパーです。
フィルターは特殊な加工がされていて、簡単にいうとペーパー自体がリブの役割を果たします。
コーヒーの旨味を余すことなく抽出できるフィルターで、もともとHARIOのペーパーフィルターを手掛けていた会社の商品です。(Harioは現在コストカットのため安価な薄いフィルターに変更しています)
使うコーヒーポットは琺瑯製のケトル「月兎印ホーローポット」。ホーロー製は持ち手が多少熱くなるので使いにくいと言われますが、金属の臭いがお湯に移りません。
使用するコーヒーミルは、フジローヤルの小型高性能ミル「みるっこDX R-220」。微粉が混じりにくいように作られているので、突き刺さるような苦味が少なくなります。
性能は抜群ですが高価なのがネック。カリタの手挽き&微粉ふるい器でも性能は申し分ないです。
豆の挽き具合はペーパードリップに適した中挽きに設定します。
▼抽出環境
- 使うコーヒー豆:15g
- お湯の量:150cc
- お湯の温度:85℃
- コーヒー粉の蒸らし時間:1分
- コーヒーの抽出時間:1分
▼コーヒー豆を5段階評価
香り:3
コク:3
苦味:2
甘味:3
酸味:4
コーヒー粉にお湯を落とすと、ドーム状にふわっと大きく膨らみ、コーヒー豆の鮮度が良いことを示しています。
一口飲むと、まずストロベリーのような甘酸っぱさが口に広がります。
その後に、深いコクと甘みが追随します。飲み進めていくごとに「重量感のある味わい」が感じられます。
苦味はそこまで強くなく、やや酸味が強いですが、フルーティーな甘みが味全体をマイルドにしています。
そのため、酸っぱいと感じることはなく、どなたも美味しく召し上がれる1杯だと思います。
とても完成度が高いコロンビアコーヒーという印象です。
ミルクにも負けないコクがあるので、カフェオレにしても良いですし、ブラックで飲んでも美味しいです。
このコーヒー豆は、Amazonの販売ページで入手できる「10%OFFクーポン」を使えば、 200g 1503円で買えます。(グラム752円)
この値段なら「買い」だと僕は思います。
※定価の800円台だと、ちょっと高いと感じました。理由は、ほかのお店でも美味しいコーヒー豆を買えるからです。きゃろっと、南蛮屋、Wabisukeなど。
▼実際に購入した方の口コミ・評判・レビュー(ブログ・SNSから抜粋)
コロンビア|プラナダス
ほのかな苦味とあっさりとした酸味、口当たりがまろやかでコクと自然な甘みがある。
コロンビア プラナダスがおすすめな人・おすすめしない人
いつも自家焙煎店で豆を買っている方なら、100g 752円(10%OFFの価格)という値段を出しても、きっと満足できるかと思います。
欠点豆もなく、とにかく鮮度が良いです。キャニスターなどの保存容器に移し替えれば、1ヶ月はおいしいコーヒーを楽しめます。
逆におすすめしない人は、普段カルディやジュピター、市販のコーヒーを買っている方です。
例えば、カルディでは今回レビューした豆の半額でコロンビアを買えますが、「違いがわからない」と感じる人も一定数いると思われます。
味の数値化は難しいですが、カルディの倍額払って、2倍のおいしさがあるかと言われると、「そこまでではない」と正直に思います。
カルディよりも美味しいけど、そんなに高くない、コスパの良いコロンビアコーヒーなら、加藤珈琲店のコロンビアスプレモは手頃で良いと思います。
実際に僕も飲みましたが、優しい酸味とマイルドな甘みがあり、この値段にしては優秀だと思いました。
この豆を単品で買うよりも、コロンビアを含む「飲み比べセット」が破格でおすすめです。(100gあたり270円)
まとめ(総評)
「神戸ファクトリーナコーヒー」というお店のコーヒー豆「コロンビア プラナダス」を飲んだ正直な感想をレビューしました。
総評すると、鮮度もよく、欠点豆もほとんどなく豆の状態が良いです。ストロベリーのような甘酸っぱさが印象的でした。
値段以外の面では、欠点らしい欠点がなく、完成度の高いコロンビアコーヒーでした。