今回は「神戸ファクトリーナコーヒー」というお店のコーヒー豆「ペルーマチュピチュ」を飲んだ正直な感想を述べます。
こちらのお店は、注文後に直火焙煎を行い、焙煎後4日以内の鮮度の良いコーヒー豆が買えます。
使用している焙煎機は、ラッキーコーヒーマシンの「BONMAC/ボンマック SLR-4」の4kg釜。
コーヒー豆はAmazonで販売。60件以上のカスタマーレビューあり。評価は星5つ中、4という高評価を得ています。
焙煎へのこだわりは「角の取れた苦味、円やかな甘み」を出すこと。ミルクや砂糖を入れず、ブラックで香りや苦味を楽しむコーヒー作りを目指しています。
お店の特徴を簡単に紹介したところで、次はコーヒー豆の情報をチェックしていきます。
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神戸ファクトリーナコーヒー/ペルーマチュピチュ
神戸ファクトリーナコーヒーのコーヒー豆「ペルーマチュピチュ」は、公式ホームページで次のように紹介されています。
世界遺産のマチュピチュ山麓で栽培されたペルー産、スペシャルティーコーヒーです。
標高の高さから害虫などもほとんど居ない環境で農薬を使用しない栽培を実現しています。
中煎り(シティーロースト)は、味のバランスが抜群に良く口当たりもまろやかなので人気です。
値段は150g 1480円(送料無料)
ペルーマチュピチュの値段は150g 1480円(税込)です。
※100gあたり=987円 ※配送料 全国一律無料
まず少量で試したい場合は、100g 733円の「飲みやすさで選ぶ コーヒー豆 3か国 飲み比べセット」がおすすめ。
3種類×90g(合計270g)のコーヒー豆がセットになっていて、Amazonでもこのセットが人気です。※スペシャルティコーヒーも入っています。
※スペシャルティコーヒーとは、原料の品質から製法、香り、味、風味などの基準の中で高い評価を受けたものを指します。流通しているコーヒー豆の5%程度しか存在しないとされています。
なお、100g 733円という値段は、有名な自家焙煎店の豆と同じくらいの金額です。
ちなみに、堀口珈琲はスペシャルティコーヒーの先駆け、豆香洞は焙煎大会で世界1位になったお店なので、神戸ファクトリーナの価格設定は強気といえます。
▼有名店のコーヒー豆の値段一覧
商品名 | 値段/100g | 鮮度 | 欠点豆の数 |
スターバックス リザーブ ペルー エル グアヤカン |
1,123円 | 未検証 | 未検証 |
堀口珈琲 ペルー サンタ・バルバラ農園 |
756円 | 未検証 | 未検証 |
豆香洞 ペルー セコバサ |
648円 | 未検証 | 未検証 |
神戸ファクトリーナコーヒー ペルーマチュピチュ |
733円 | ◎ | 1%以下 |
※鮮度が良いほど香り高く、風味がある。欠点豆が多いと焦げた味などの悪影響を及ぼす。
欠点豆の混入率は0.6%(非常に少ない)
「ペルーマチュピチュ」をパッケージから開封して、欠点豆と良豆を選別しました。
割れた豆、欠けた豆などが見つかりましたが、わずか0.6g。
なお、スタバなどのチェーン店だと欠点豆が10〜20%。自家焙煎店はピンキリですが、豆香洞や堀口珈琲では今回のように1%以下であることが多いです。
※欠点豆が多いと、焦げた味、酸っぱい味、カビ臭い、潜在的な健康被害などの悪影響を及ぼす。
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焙煎度合いは中煎り
「ペルーマチュピチュ」は苦味と酸味のバランスが良い中煎り(シティロースト)です。
飲みやすく、多くの人に親しまれている焙煎度合いです。
粒は不揃いなものもありますが、概ね揃っています。焼きムラもほとんど見られません。
▼コーヒー豆の詳細情報
- コーヒー豆の産地:記載なし
- 農園の高度:2200m
- コーヒー豆の品種:アラビカ種(詳細な情報なし)
- 精製方法: 記載なし(ウォッシュド or ナチュラル)
- 豆の等級・グレード:記載なし
ペルーマチュピチュの感想・レビュー
ここから、ペルーマチュピチュを飲んだ感想・レビューを行います。
今回は、ペーパードリップで抽出して飲みます。使用するコーヒー器具は次の通りです。
三洋産業cafecの「スリーフォードリッパー」と、同じく三洋産業cafecの「アバカフィルター」を使います。
ドリッパーは小さな1つ穴のタイプで、お湯が一定の速度で落ちるようになっています。メリタのアロマフィルターと同じく、誰が淹れても美味しくコーヒーが作れる構造です。
コーヒーを淹れる人の技術に味が左右されないのでレビュー向き。一部のプロも愛用しますが、初心者の方にもおすすめのドリッパーです。
フィルターは特殊な加工がされていて、簡単にいうとペーパー自体がリブの役割を果たします。
コーヒーの旨味を余すことなく抽出できるフィルターで、もともとHARIOのペーパーフィルターを手掛けていた会社の商品です。(Harioは現在コストカットのため安価な薄いフィルターに変更しています)
使うコーヒーポットは琺瑯製のケトル「月兎印ホーローポット」。ホーロー製は持ち手が多少熱くなるので使いにくいと言われますが、金属の臭いがお湯に移りません。
使用するコーヒーミルは、フジローヤルの小型高性能ミル「みるっこDX R-220」。微粉が混じりにくいように作られているので、突き刺さるような苦味が少なくなります。
性能は抜群ですが高価なのがネック。カリタの手挽き&微粉ふるい器でも性能は申し分ないです。
豆の挽き具合はペーパードリップに適した中挽きに設定します。
▼抽出環境
- 使うコーヒー豆:15g
- お湯の量:150cc
- お湯の温度:85℃
- コーヒー粉の蒸らし時間:1分
- コーヒーの抽出時間:1分
▼コーヒー豆を5段階評価
香り:3
コク:2
苦味:1
甘味:2
酸味:3
コーヒー粉にお湯を落とすと、ドーム状にふわっと大きく膨らみ、コーヒー豆の鮮度が良いことを示しています。
カップに顔を近づけると、キャラメルのような甘く香ばしい香りが鼻腔を抜けていきます。
神戸ファクトリーナコーヒーのペルーマチュピチュは、クランベリーのような酸味と、ほのかな甘みが感じられます。
同店のコロンビアほど濃厚な味わいではなく、すっきりとしたクリアな味わいに仕上がっています。
ミルクを入れてカフェオレにするよりも、ブラックで楽しみたい1杯です。
正直な感想をいいます。旨味がないです。100g 987円は高い。お試しセットの733円でも高いと思いました。
このペルーは鮮度が非常に良いですし、欠点豆もしっかり取り除いてる。手間ヒマかけて「少しでも良いコーヒーを提供したい」という気持ちには感服しました。
ですが、100g 733円という金額を出せば、全国の名だたる専門店で品質の高いコーヒー豆を買えます。
そのため、申し訳ないですが「わざわざこのお店を選ぶ理由がない」と感じました。
また、「この豆は悪くないけど、もっとコスパが良かった○○珈琲店の豆でいいや」と、安いコーヒー豆に再び価値を感じる方もいそうです。
普段、カルディやジュピターでコーヒー豆を買っている身からすると、この値段はかなりの冒険です。
その冒険が、自分が思い描いていたものと違ったら、古巣に帰っていくのではないかと思います。
今後への期待を込めて、今回は辛口レビューしました。
▼実際に購入した方の口コミ・評判・レビュー(ブログ・SNSから抜粋)
ペルー|マチュピチュ
フルーティな香りでスッキリしていながら、甘みがあって美味しい。
そこまで美味しい訳では無いが、飲み比べて自分好みの豆を見つけるにはいいと思う
ペルーマチュピチュがおすすめな人・おすすめしない人
コスパ的に、このコーヒー豆を単体で購入する事はおすすめしませんが、自分の好みのコーヒーを探したい人は「飲み比べ3種セット」を選ぶと良いかと思います。
コスパの良いペルー産コーヒー豆を買うなら、東京コーヒーのペルー中深煎りが手頃です。(100g 595円)
東京コーヒーはAmazonでも700件以上のレビューがあり、星4.3と高評価。僕も飲みましたが、すっきりとした味わいで、ほのかな甘味と旨味があります。
味と値段のバランスが取れているので、リピーターが多いのも納得です。
まとめ(総評)
「神戸ファクトリーナコーヒー」というお店のコーヒー豆「ペルーマチュピチュ」を飲んだ正直な感想をレビューしました。
総評すると、鮮度もよく、欠点豆もほとんどなく豆の状態が良いです。クランベリーのような酸味と、ほのかな甘みが感じられました。
ただ、100g 733円(お試しセットの場合)という値段の高さが、個人的にはネックだと感じました。
いろいろなコーヒー豆を飲み比べたい方には良いかもしれません。