今回は「Kurasu Kyoto」の「3種類のブレンドコーヒーセット」を飲んだ正直な感想を述べます。こちらのセットは送料無料で3種類のコーヒー豆が試せるため、Kurasu Kyotoのコーヒー豆を初めて飲む方には非常におすすめ度の高い内容です。
同じコーヒー豆でも抽出器具によって味が異なるため、一般的に人気が高いコーヒー器具を交えてレビューしています。
- ペーパードリップ(HARIO V60 + 三洋産業cafecアバカフィルター)
- フレンチプレス(HARIOカフェプレス)
- ネルドリップ(山形コフィアの特製ネル)
Kurasu Kyotoとは
京都のロースター「Kurasu Kyoto」は、Googleで1,000件以上の口コミが投稿されている人気カフェ。Google評価5点満点中、4.7点と高評価のKurasu Kyotoは、ゴールドマンサックスを退職された大槻洋三さんが手掛けるカフェです。
もともとは「Kurasu」というブランド名で、拠点はオーストラリアのシドニー。Kurasuは日本の家庭用品を海外に販売するお店でした。2015年にコーヒー器具の取り扱いに注力し、日本から世界中へ直接商品を送ることが出来るようにするため拠点を日本に移します。
▲Kurasu Kyotoは、日本製のコーヒー器具を展示販売する拠点として海外の愛好家からも強い注目を集めています。
その後、スペシャルティコーヒー豆のサブスクリプションをサービスをスタートさせるのですが、現在は170ヵ国以上から注文を受けるグローバルなサービスに成長。
2016年8月に初の実店舗が京都にオープン。現在はシンガポールやタイのバンコクにも店舗を展開しています。
Kurasu Kyotoで使用している焙煎機はオランダのギーセンW6A(Giesen)半熱風式です。
Kurasu Kyoto 3種類のブレンドコーヒーセットの基本情報
- Kurasu ハウスブレンド ライト (中浅煎り) 100g
- Kurasu ハウスブレンド ダーク (中深煎り) 100g
- 冬萌(中煎り) 100g
計300g 2,500円(税込)※100gあたり833円
Kurasu Kyotoのコーヒー豆「3種類のブレンドコーヒーセット」は、公式ホームページで次のように紹介されています。
3種類の100gブレンドコーヒーをお試しいただけます。日本全国送料無料。
よりたくさんの方々に飲んでもらえる為に、お求めやすい価格帯でシングルオリジンコーヒー3種類を100gセットにしました。
様々な産地、農園、精製方法からくる味わいの違いをご堪能ください。
豆は全て、京都伏見稲荷の焙煎所で丁重にオランダのギーセン社W6Aで毎週新鮮に焙煎されたものです。
定番のハウスブレンドのライトとダークと共に、季節のブレンドを味わいください。
※100gのコーヒーで約8杯のドリップコーヒーが淹れられます。
レビュー
ハウスブレンドダーク
ハウスブレンド ダークをペーパードリップして飲むと、濃厚なダークチョコレートのような味わい、オレンジピールのような爽やかさが感じられます。
苦味と酸味のバランスが上品に整っていて、多くの人が美味しいと感じるコーヒーではないでしょうか。
苦味のあるコーヒーが好きな方にも、酸味のあるコーヒーが好きな方にも好まれそうな味わいで、僕もリピートしたいと思える美味しいコーヒー豆です。
また、フレンチプレスで飲むと、フルーティーな風味が鼻から抜けていき、甘くジューシーな味わいが口に広がり、オレンジピールのような爽やかさが追随します。味のグラデーションがフレンチプレスでは強く感じられ、コーヒーを飲む楽しさを実感できます。
ハウスブレンドライト
ハウスブレンドライトをペーパードリップして飲むと、グレープフルーツを食べた時のような苦味と酸味が感じられます。前々回飲んだハウスブレンドダークよりもコクが控えめで、すっきりとした味わいに仕上がっています。個人的にはもう少し苦みと酸味のバランスが整っているコーヒーが好みですが、さわやかな口当たりが好きな方に愛されそうなコーヒー豆だと感じました。
冬萌シーズナルブレンド
冬萌シーズナルブレンドは、キウイのような味わいが印象的です。ジューシーな甘みの中に酸味とかすかな苦味が感じられます。酸味が中心の味わいですが、甘みがしっかり感じられるため「酸っぱい」と感じることはなく全体的にマイルドな口当たりです。
フレンチプレスで飲むと、レモネードを思わせる甘くジューシーな味わいとフレッシュな酸味が口に広がります。コーヒーが喉を通った瞬間に鼻から抜けていく、アーモンドのような香ばしい風味がアクセントになっています。
まとめ
このセットは送料無料で3種類のコーヒー豆が試せるため、Kurasu Kyotoのコーヒー豆を初めて飲む方には非常におすすめ度の高い内容です。
京都の店舗で飲むコーヒーは「やや味が薄い」とコメントされている方もいるので、今回のレビューのようにコーヒー豆1gにつき10ml抽出すれば美味しく淹れられるかと思います。