今回は「アッシーコーヒー(assez COFFEE)」というお店の「メキシコ ハニーオアハカ ペタテドライSHG」という豆の正直な感想をレビューします。
アッシーコーヒーは、おもにスペシャルティコーヒーを販売する仙台の自家焙煎店です。
国際珈琲鑑定資格(Qグレーダー)など、高度な技能・技術を取得していて、良質なコーヒーを提供することで知られています。(Googleの口コミ30件中4.5の高評価を獲得)
また、同店では世界最高峰の焙煎機「ディードリッヒ・DIEDRICH IR-5」を使用。
このマシンは、世界に類を見ない独自の赤外線バーナー加熱方式を採用しており、クリーンで甘いコーヒーに仕上げるのが得意です。
お店の特徴を簡単に紹介したところで、次はコーヒー豆の情報をチェックしていきます。
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アッシーコーヒー(assez COFFEE)/メキシコ ハニーオアハカ ペタテドライSHG
アッシーコーヒー(assez COFFEE)のコーヒー豆「メキシコ ハニーオアハカ ペタテドライSHG」は、公式ホームページで次のように紹介されています。
柔らかな口当たりとオレンジの様な甘さ(受注後焙煎)
メキシコは、ラテンアメリカにおいてブラジル、コロンビアに次いで第3位のコーヒー生産国です。
マイルドな味わいとバランスの良い風味が特徴で、世界のオーガニックコーヒーの60%はメキシコで生産されています。
なお、今回レビューする銘柄はメキシコ産コーヒーのなかで最も等級・グレードが高いもの。
メキシコでは、標高1700m以上で生産されたコーヒー豆を「ストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)」と格付けされ、標高が高ければ高いほど価値も値段もアップします。
値段は100g 610円
メキシコ ハニーオアハカ ペタテドライSHGの値段は100g 610円(税込)です。
※配送料 全国一律200円
このコーヒー豆の相場は100gあたり600円〜918円なので、平均よりもお求めやすい価格です。
欠点豆の混入率は0.3%(非常に少ない)
「メキシコ ハニーオアハカ ペタテドライSHG」をパッケージから開封すると、割れた豆・欠けた豆が0.3gしか見つかりませんでした。
スタバのコーヒー豆が欠点豆10〜20%、カルディのコーヒー豆が5〜10%なので、今回のコーヒーは欠点豆が非常に少ないと言えます。
※欠点豆が多いと、焦げた味、酸っぱい味、カビ臭い、潜在的な健康被害などの悪影響を及ぼす。
焙煎度合いは中深煎り(シティロースト)
「メキシコ ハニーオアハカ ペタテドライSHG」は、苦味と酸味のバランスが良い中深煎り(シティロースト)。多くの方にとって飲みやすい焙煎度合いです。
コーヒー豆は粒がきれいに揃っていて、焼きムラも見られません。
▼コーヒー豆の詳細情報
- エリア:オアハカ州
- 農園名:ウネカフェ生産組合
- 農園の高度:1200m〜1300m
- コーヒー豆の品種:アラビカ・ティピカ種、ブルボン種
- 精製方法: 水洗式(ウォッシュド)
- 豆の等級・グレード:SHG(最高グレード)
ティピカの味わいは、際立った風味に甘味ときれいな酸味が特徴。ブルボンの味わいは、深いコクと豊かな甘味です。
メキシコ ハニーオアハカ ペタテドライSHGの感想・レビュー
ここから、メキシコ ハニーオアハカ ペタテドライSHGを飲んだ感想・レビューを行います。
今回は、ペーパードリップで抽出して飲みます。使用するコーヒー器具は次の通りです。
三洋産業cafecの「スリーフォードリッパー」と、同じく三洋産業cafecの「アバカフィルター」を使います。
ドリッパーは小さな1つ穴のタイプで、お湯が一定の速度で落ちるようになっています。メリタのアロマフィルターと同じく、誰が淹れても美味しくコーヒーが作れる構造です。
コーヒーを淹れる人の技術に味が左右されないのでレビュー向き。一部のプロも愛用しますが、初心者の方にもおすすめのドリッパーです。
フィルターは特殊な加工がされていて、簡単にいうとペーパー自体がリブの役割を果たします。
コーヒーの旨味を余すことなく抽出できるフィルターで、もともとHARIOのペーパーフィルターを手掛けていた会社の商品です。(HARIOは現在コストカットのため安価な薄いフィルターに変えています)
使うコーヒーポットは琺瑯製のケトル「月兎印ホーローポット」。ホーロー製は持ち手が多少熱くなるので使いにくいと言われますが、金属の臭いがお湯に移りません。
使用するコーヒーミルは、フジローヤルの小型高性能ミル「みるっこDX R-220」。微粉が混じりにくいように作られているので、突き刺さるような苦味が少なくなります。
性能は抜群ですが高価なのがネック。カリタの手挽き&微粉ふるい器でも性能は申し分ないです。
豆の挽き具合はペーパードリップに適した中挽きに設定します。
▼抽出環境
- 使うコーヒー豆:15g
- お湯の量:150cc
- お湯の温度:85℃
- コーヒー粉の蒸らし時間:1分
- コーヒーの抽出時間:1分
▼コーヒー豆を5段階評価
香り:3
コク:3
苦味:2
甘味:2
酸味:4
アッシーコーヒー(assez COFFEE)のメキシコ ハニーオアハカ ペタテドライSHGにお湯を落とすと、コーヒー粉がふわっとドーム状に大きく膨らみます。
これは、コーヒー豆の鮮度が良いことを示しています。
さっそく飲んでみると、エキゾチックでスパイシーな風味と、パインのような甘酸っぱさが印象的です。
コクと苦味もしっかりと感じられ、重量感のある味わいが楽しめます。
冷めても品質が落ちることがなく、むしろ「豊かな甘味」がより一層際立ちます。
雑味がないので、そのぶん旨味と甘味がしっかり感じられます。
欠点豆がほとんどなく、鮮度の良い「注文後焙煎」。それでいて値段も手頃なので、個人的には優秀なコーヒー豆という印象を受けました。
▼実際に購入した方の口コミ・評判・レビュー(ブログ・SNSから抜粋)
メキシコのハニーオアハカ ペタテドライ 中深煎り。苦味とアフターテイストの甘味が嬉しい
SHGクラスで上位格付けのメキシコ珈琲だそうです。強いクセは少ないから飲みやすかったよ
メキシコのコーヒーは初めて。柔らかいやさしい味
メキシコ ハニーオアハカ ペタテドライSHGがおすすめな人・おすすめしない人
フルーティーな甘みと、バランスの良い味のコーヒーが好きな方に、今回レビューした銘柄をおすすめしたいです。
フルーティーさが特徴のコーヒー豆は「鮮度が命」です。(時間が経って鮮度が落ちると、酸化による酸味が出る。古いキムチのような酸味。あまり心地よくない)
ここのコーヒー豆は、注文を受けてから焙煎してくれるので、キャニスターなどの保存容器に移し替えれば1ヶ月はおいしいコーヒーが楽しめます。
もっと飲み応えのある、ボディ感の強いコーヒーが好きな方は、マンデリンやブラジルの深煎りコーヒーを選ぶのが良いかと思います。
▼実際に飲んだおいしいコーヒー豆
深煎りコーヒーおすすめ20選!イタリアの元バリスタが豆の選び方を解説
また、このコーヒー豆はミルクを入れて飲んでも良いですが、ブラックで飲む方が美味しさが引き立つと思います。
まとめ(総評)
「アッシーコーヒー(assez COFFEE)」というお店のコーヒー豆「メキシコ ハニーオアハカ ペタテドライSHG」を飲んだ正直な感想をレビューしました。
総評すると、鮮度も非常によく、豆の状態も良いです。パインのようなフルーツ感のある甘酸っぱさが印象的でした。
値段も100g 610円とそこまで高くないので、鮮度の良いメキシコ産コーヒーをお求めの方には、自信を持っておすすめできます。