通販コーヒー豆のレビューサイト「山口的おいしいコーヒーブログ」です。
今回は、オオヤコーヒーの豆「タンザニア」の正直な感想をレビューします。
※記事中の値段は全て税込です。
※当ページの情報は執筆時点の情報です。商品に関する最新の情報は各メーカー、販売店にお問い合わせください。※当サイトのコンテンツではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。オオヤコーヒーとは?
オオヤミノル氏のお店
オオヤコーヒーは、焙煎人オオヤミノル氏のコーヒーロースターです。
「コーヒーをアーティストのように作ってロックミュージシャンのように表現したい」と公言していて、異端焙煎家ともいわれています。
また全国各地でコーヒーをおいしく淹れるための「コーヒーセミナー」などの活動も行います。
深煎りをメインに取り扱う
オオヤコーヒーでは、ドイツ製プロバットの焙煎機で深煎り(同店では深ヤキという)に仕上げた豆が多いです。
上記ブレンドは「中ヤキ」となっていますが、一般的なフルシティ〜フレンチに相当する煎り具合です。
関連→フルシティローストとは苦味と甘みを楽しめるコーヒー豆の焙煎度のこと
4つのお店でコーヒーを取り扱う
オオヤコーヒーの豆は4つの店で提供しています。
- 京都KAFE工船(カフェ コウセン)
- 岡山Café gewa(カフェゲバ)
- 白浜COFFEE STAND
- 公式オンラインストア
オンラインストアではブレンドとデカフェの計2種類を取り扱います。
メインのブレンドは300g 1800円。送料は全国一律260円です。
※1杯あたり豆を10g使う場合、コーヒー30杯分です。
今後オールドエージングコーヒーなどの特別な豆も販売予定です。
タンザニア キゴマAA KIBOの基本情報
今回購入したタンザニア キゴマAA KIBOは中煎り(シティロースト)。
タンザニアで生産される最高グレードのコーヒーです。
値段は100g 650円。
やわらかい甘みとすっきりした苦味を目指して作られています。
キリマンジャロなどを生産するタンザニアのコーヒー豆は、もともと強い酸味を含みます。
しかし、深く焙煎することでマンデリンのような「どっしりした味」になりやすい傾向があります。
関連→キリマンジャロコーヒーおすすめ11選!特徴や品種ごとの味の違いを紹介
関連→タンザニアコーヒーの特徴|味や香り、おすすめコーヒー豆も紹介
レビュー
【抽出環境】
- 1杯あたりに使う豆:16g
- 豆の挽き具合:中挽き
- お湯の量:160cc
- お湯の温度:85℃
- 蒸らし時間:30秒
一口飲んでみると、刺激的な苦味が舌とノドにじんわりと染みます。
甘みは控えめで、とにかく重厚な苦味が印象的です。
雑味がないので、純粋なコーヒーの苦味と向き合える、そんな一品です。
あまりに苦味が強いので、相対的に甘味も控えめに感じられます。
酸味はほとんどありません。
Kalita3つ穴ドリッパーで抽出すると、突出した苦味がマイルドになって飲みやすくなります。
また、わずかに酸味も感じられます。
味のバランスがちょっと整い、上品な余韻も感じられます。
お菓子と一緒に食べるとお互いの美味しさが引き立ちます。
メリタのドリッパーで入れると苦味とコクが控えめになります。
後味もスッキリとキレが良く、全体的にクリアな味です。
総評
苦味がかなり強いので、好みが分かれる個性的な深煎りです。
スターバックスに近い味わいですが、より雑味がなくクリアな苦味が味わえます。
ただし甘味やコクが控えめなので、純粋に苦味だけをダイレクトに味わうコーヒーです。
コスパを重視するなら、味の系統が似ている成城石井のマンデリンなどもおすすめです。