今回は「フィロコフィア(PHILOCOFFEA)」というお店のコーヒー豆を3種類飲み比べたので、正直な感想を述べます。
この飲み比べセットはAmazonの公式販売ページで買えます。
フィロコフィアは、抽出技術を競う大会「WORLD BREWERS CUP」の世界チャンピオン、粕谷哲さんとドトールコーヒー船橋駅前店のオーナーで船橋コーヒータウン化計画委員長でもある、梶真佐巳さんが運営するスペシャルティコーヒー専門店です。
同店のコーヒーは、船橋市民が選ぶ「ふなばしセレクション」に選ばれた認証品で、船橋で開催されたコーヒーフェスティバルには数千人が訪れました。
焙煎機は、丸山珈琲やロクメイコーヒー、ブルーボトルコーヒーなどでも使われるLoring社のスマートロースター。
完全熱風式の15kg釜で、きれいな味のコーヒーを作るのが得意なマシンです。
お店の特徴を簡単に紹介したところで、おすすめのコーヒー豆をランキング形式で紹介します。
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フィロコフィアのおすすめコーヒー豆3選!実際に飲んだ正直な感想を述べる
まず初めに、フィロコフィアのコーヒーは200gパックのほかに1kg・500gの大容量パックもあります。
コーヒー豆をまとめ買いしたい方は200gよりも、大きいサイズを選んだ方が割安です。
- 200g=1404円(100g 702円)
- 500g=3159円(100g 632円)
- 1kg=5967円(100g 597円)※グラム単価105円の差は大きい
200gで購入した場合、値段は一般的なスペシャルティコーヒーと同じくらいですが、1kgならグラム単価597円なので、スタバの豆と同じくらい。
※スペシャルティコーヒーとは、原料の品質から製法、香り、味、風味などの基準の中で高い評価を受けたものを指します。流通しているコーヒー豆の5%程度しか存在しないとされています。
1位:014 ラダーブレンド ダーク 深煎り(RUDDER BLEND dark)
価格(単品) | ¥1,404 |
内容量 | 200g |
100gあたり | ¥702 |
焙煎度合い | フルシティロースト(深煎り) |
送料 | 無料 |
いつ届く? | 最短翌日 |
風味特性(フレーバー) | チョコレート |
お湯を落とすと、コーヒー粉が小さく膨らみ、豆の鮮度は悪くないように見受けられます。
焙煎してから1週間程度の豆だと思います。
カップに顔を近づけると、ビターチョコレートのような甘い香りが感じられます。
一口飲むと、芳ばしい風味が鼻から抜けていき、ほどよい苦味と黒糖のような「ほのかな甘み」が追随します。
酸味はほとんどなく、多くの人にとって飲みやすそうな味わいに感じられます。
重たいボディ感(どっしりとした味わい)のコーヒーなので、ミルクを加えてカフェオレにするのもおすすめです。
コーヒーの熱が冷めてくると、黒糖のような甘みが引き立ち、より濃密な味わいに感じられます。
ケーキやドーナツなどのスイーツとも相性が良さそうです。
同店のコーヒー豆をどれかひとつ常備するなら、僕はこの深煎りブレンドを選びます。
総評すると、欠点も少なく、無難においしい深煎りブレンドコーヒーでした。
特筆すべきおいしさは正直ないのですが、味噌汁ように「毎日飲んでも飽きない美味しさ」がある一品だと思います。
まずは200gで試してみて、気に入ったら1kgでリピートするのがお得です。
▼詳細レビュー
フィロコフィアのコーヒー豆「ラダーブレンド深煎り」おすすめ?正直な感想
2位:013 ラダーブレンド ミディアムダーク 中深煎り(RUDDER BLEND Medium Dark)
価格(単品) | ¥1,404 |
内容量 | 200g |
100gあたり | ¥702 |
焙煎度合い | シティロースト(中深煎り) |
送料 | 無料 |
いつ届く? | 最短翌日 |
風味特性(フレーバー) | キャラメル |
お湯を落とすと、コーヒー粉が小さく膨らみ、豆の鮮度は悪くないです。
焙煎してから1週間程度の豆だと思います。
カップに顔を近づけると、キャラメルのような甘く香ばしい香りが感じられます。
ペーパードリップして飲んでみると、濃厚で深いコクと、フルーツをかじったようなジューシーな甘みが口に広がります。
苦味はあまり感じられず、酸味が中心の味わい。
ですが、豊かな甘みがあるので熱いうちは酸っぱいと感じることはないかと思います。
爽やかさがありながらも、コクがあるので1杯で充実感が得られるコーヒーです。
ただ、コーヒーの熱が冷めてくると酸味が増して、人によっては「酸っぱいコーヒー」と感じるかもしれません。
総評すると、酸味がしっかり感じられるスペシャルティコーヒーらしい一杯でした。
まずは少量だけ試してみて、気に入ったら1kgでリピートするのがお得です。
▼詳細レビュー
フィロコフィアのコーヒー豆「ラダーブレンド中深煎り」おすすめ?正直な感想
3位:012 ラダーブレンド ミディアム中煎り(RUDDER BLEND Medium)
価格(単品) | ¥1,404 |
内容量 | 200g |
100gあたり | ¥702 |
焙煎度合い | ハイロースト(中煎り) |
送料 | 無料 |
いつ届く? | 最短翌日 |
風味特性(フレーバー) | 紅茶 |
お湯を落とすと、コーヒー粉が小さく膨らみ、豆の鮮度は悪くないように見受けられます。
焙煎してから1週間程度の豆だと思います。
カップに顔を近づけると、花のような香りが感じられます。
華やかなエチオピアらしい香りが感じられて心地よい気分に誘われます。
一口飲んでみると、紅茶のような華やかなフレーバーが鼻から抜けていきます。
苦味やコクは控えめで、ほどよい甘みとジューシーな酸味が口に広がります。
飲み進めていくと、渋みと雑味が口の中に蓄積されていくように感じます。
これはコーヒー生豆を洗うことで改善できますが、僕らでは対処できないので、抽出時間を少し早める(150ml 1分半など)ことで、すっきりした味にできます。(コーヒー感はさらに薄くなりますが)
自家水洗コーヒーを提供するWabisukeのエチオピア イリガチェフG1のように、透明感のある味わいの中に感じられる「旨み」と、「甘味」が加われば、もっとおいしくなりそうな予感です。
▼詳細レビュー
フィロコフィアのコーヒー豆「ラダーブレンド中煎り」おすすめ?正直な感想
まとめ(総評)
「フィロコフィア」というお店のコーヒー豆3種類を飲んだ感想をまとめました。
総評すると、どのコーヒー豆も無難においしいコーヒーという印象でした。
どれも特筆すべきおいしさは無いですが、毎日口にしても「飲み飽きない美味しさ」があると感じました。
味の系統としては「サザコーヒー」に似ています。
大容量パックで買えばサザコーヒーよりも安いので、乗り換えを検討している方は試す価値アリだと思います。
フィロコフィアでは「コーヒー豆お試しセット」も買える
価格 | ¥2,160 |
内容量 | 300g(100g ×3種類) |
100gあたり | ¥720 |
焙煎度合い | 中煎り、中深煎り、深煎り |
送料 | 無料 |
いつ届く? | 最短翌日 |
風味特性(フレーバー) | ビターチョコレート |
フィロコフィアの豆を初めて買う方は、スペシャルティコーヒー豆のブレンド3種 飲み比ベセットを選ぶのも良いかと思います。
酸味が強いものと、苦味と酸味のバランスが良いもの、苦味が強いものがセットになっていて、自分の好みを探るのに良い内容だと思います。
もっとコスパの良いコーヒー豆をお探しの方は、焙煎のチャンピオンに輝いた専門店の「飲み比べセット」(100g 356円。合計600g)も安くておすすめです。
きゃろっとは、Yahooニュースなどで何度も取り上げられているので、ご存知の方もいるかもしれません。
ここは焙煎の全国大会で優勝した専門店で、おいしさは折り紙付きです。(初回限定、数量限定という制限アリですが、旨いです)
▼実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください