今回は「フィロコフィア(PHILOCOFFEA)」というお店のコーヒー豆「014 ラダーブレンド ダーク 深煎り(RUDDER BLEND dark)」を飲んだ正直な感想を述べます。
このコーヒー豆はAmazonの公式販売ページで買えます。
フィロコフィアは、抽出技術を競う大会「WORLD BREWERS CUP」の世界チャンピオン、粕谷哲さんとドトールコーヒー船橋駅前店のオーナーで船橋コーヒータウン化計画委員長でもある、梶真佐巳さんが運営するスペシャルティコーヒー専門店です。
同店のコーヒーは、船橋市民が選ぶ「ふなばしセレクション」に選ばれた認証品で、船橋で開催されたコーヒーフェスティバルには数千人が訪れました。
焙煎機は、丸山珈琲やロクメイコーヒー、ブルーボトルコーヒーなどでも使われるLoring社のスマートロースター。
完全熱風式の15kg釜で、きれいな味のコーヒーを作るのが得意なマシンです。
お店の特徴を簡単に紹介したところで、次はコーヒー豆の情報をチェックしていきます。
タップできる目次
フィロコフィア「ラダーブレンド ダーク深煎り」の基本情報
コーヒー豆の特徴
フィロコフィアのコーヒー豆「ラダーブレンド深煎り」は、公式ホームページで次のように紹介されています。
深いコクのある甘さと切れ味の良いスッキリとした苦みを追求した味わいです。
深煎りのコーヒーによくある強い苦みだけでなく、焙煎による甘さを感じていただけるバランスの良い深煎りのコーヒーになっています。RUDDER BLEND(ラダーブレンド)はPhilocoffea品質管理担当の私(粕谷)が理想とするブレンドです。
一口飲んで「美味しい!!」となる味わいではなく、なんだか飲んでいてふとしたときに「これ美味しいなぁ」とか「美味しかったなあこれ」となる、そんな味わいを目指したブレンド。特別な一杯ではなく、日常を少し上質にしてくれるコーヒーです。
大切な方への贈り物にも使っていただけたら幸せです。
値段は200g 1,404円(送料無料)
ラダーブレンド深煎りの値段は200g 1,404円(税込)です。
※100gあたり=702円
※配送料 全国一律無料
なお、1kgと500gの大容量パックもあります。コーヒー豆をまとめ買いしたい方はこれらが割安です。
- 1kg=5967円(100g 597円)
- 500g=3159円(100g 632円)
200gで購入した場合は、一般的なスペシャルティコーヒーと同じくらいの値段ですが、1kgならグラム単価597円なので、これはリーズナブルだといえます。
※スペシャルティコーヒーとは、原料の品質から製法、香り、味、風味などの基準の中で高い評価を受けたものを指します。流通しているコーヒー豆の5%程度しか存在しないとされています。
▼有名店のコーヒー豆の値段一覧
商品名 | 値段/100g | 鮮度 | 欠点豆の割合 |
スターバックス 東京ロースト |
537円 | ▲ | 10% |
カルディ プレミアムブレンド |
429円 | ▲ | 7% |
猿田彦珈琲 恵比寿マイルド |
800円 | ◎(注文後焙煎) | なし |
丸山珈琲 丸山珈琲のブレンド |
710円 | ○ | なし |
珈琲きゃろっと 初回限定600gセット |
356円(最安) | ◎(注文後焙煎) | なし |
フィロコフィア ラダーブレンド |
702円 | ○ | 1%以下(ほぼなし) |
※鮮度が良いほど香り高く、風味がある。欠点豆が多いと焦げた味などの悪影響を及ぼす。
※ほかの豆に合わせて、200gパックの値段を掲載しています。
欠点豆の混入率は1%以下(ほぼなし)
「ラダーブレンド深煎り」をパッケージから開封して、欠点豆と良豆を選別しました。
選別の結果、枯れた豆が2粒。(この程度の量なら味には影響しない)
なお、スタバなどのチェーン店だと欠点豆が10〜20%。カルディが平均7%。
この数値を見ると、フィロコフィアは欠点豆が非常に少ないことが分かります。
自家焙煎店はピンキリですが、丸山珈琲や猿田彦珈琲などの有名店は、ほとんど入っていないことが多いです。
※欠点豆が多いと、焦げた味、酸っぱい味、カビ臭い、潜在的な健康被害などの悪影響を及ぼす。
焙煎度合いは深煎り
「ラダーブレンド深煎り」は苦味がメインのフルシティロースト。
酸味が少なくて飲みやすく、日本でも古くから親しまれている焙煎度合いです。
▼コーヒー豆の詳細情報
- ブレンド配合:コロンビア、ブラジル、グアテマラ
- 農園の高度:記載なし
- コーヒー豆の品種:アラビカ種
- 精製方法: 記載なし
- 豆の等級・グレード:記載なし
ラダーブレンド深煎りの感想・レビュー
お湯を落とすと、コーヒー粉が小さく膨らみ、豆の鮮度は悪くないように見受けられます。
焙煎してから1週間程度の豆だと思います。
カップに顔を近づけると、ビターチョコレートのような甘い香りが感じられます。
一口飲むと、芳ばしい風味が鼻から抜けていき、ほどよい苦味と黒糖のような「ほのかな甘み」が追随します。
酸味はほとんどなく、多くの人にとって飲みやすそうな味わいに感じられます。
重たいボディ感(どっしりとした味わい)のコーヒーなので、ミルクを加えてカフェオレにするのもおすすめです。
コーヒーの熱が冷めてくると、黒糖のような甘みが引き立ち、より濃密な味わいに感じられます。
ケーキやドーナツなどのスイーツとも相性が良さそうです。
同店のコーヒー豆をどれかひとつ常備するなら、僕はこの深煎りブレンドを選びます。
▼実際に購入した方の口コミ・評判・レビュー(ブログ・SNSから抜粋)
浅深煎り?
価格的にはまずまずのコーヒー豆です。豆は少し小さいけど 傷の無い豆です。深煎りの表示ですけど浅深煎りかな?
豆が小さく結構割れています。深煎りと有るが深煎りの種類の最初の方かな 味は…
014。一番普通っぽい味かな。でも普通に美味しい。いや,普通以上に美味しい。
ラダーブレンド深煎りがおすすめな人・おすすめしない人
無難においしい深煎りコーヒーを、お得にまとめ買いしたい方におすすめです。
楽天やアマゾンでも福袋のような大容量コーヒー豆は買えますが、この豆はほどほどに美味しくてお買い得な印象です。
個人的には澤井珈琲がレベル1、加藤珈琲店がレベル2だとしたら、この豆はレベル3のクオリティだと思います。(最高5だとして)
それなりの品質のコーヒー豆を大量に買うなら、僕はこの品はおすすめできます。
100g 597円なら悪くないかと思います。
おすすめしない人は、スタバのような深煎りコーヒー豆をお求めの方。
他の人がAmazonでレビューをしているように、そこまで焙煎度が深いコーヒーではなく、あくまでブラックで美味しく飲むことを前提にした豆です。
シアトル系コーヒーのような「強い味」を求めている方には物足りないかもしれません。
まとめ(総評)
「フィロコフィア」というお店のコーヒー豆「ラダーブレンド深煎り」を飲んだ正直な感想をレビューしました。
総評すると、欠点も少なく、無難においしい深煎りブレンドコーヒーでした。
特筆すべきおいしさは正直ないですが、味噌汁ように「毎日飲んでも飽きない美味しさ」がある一品だと思います。
まずは200gで試してみて、気に入ったら1kgでリピートするのがお得です。
なお、本当に美味しいコスパの良いコーヒー豆なら、北海道の専門店の初回限定セット(100g 356円。合計600g)もおすすめです。
ここは焙煎の全国大会で優勝している専門店なので、美味しさは折り紙付きです。(初回限定、数量限定という制限アリですが、旨いです)
▼実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください