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コーヒーレビュー

プリンスコーヒーの豆マンデリンとモカマタリの感想を正直にレビュー

2019年2月18日

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プリンスコーヒーの豆マンデリンとモカマタリの感想を正直にレビュー

2019年2月18日

忖度なしのレビューサイト「山口的おいしいコーヒーブログ」です。

今回はプリンスコーヒーの豆「マンデリン」「モカマタリ」の正直な感想をレビューします。

著者のプロフィール

コーヒーマニア 山口誠一郎

山口 誠一郎
焙煎士/バリスタ

TV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラムを掲載。

1,000種以上の通販コーヒーを飲むマニア。

※当ページの情報は執筆時点の情報です。商品に関する最新の情報は各メーカー、販売店にお問い合わせください。※当サイトのコンテンツではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。

プリンスコーヒーとは

注文後に焙煎し、新鮮な豆を届けるロースター

プリンスコーヒーの豆マンデリンとモカマタリの感想を正直にレビュー

プリンスコーヒーは、世界各国から仕入れた生豆を自家焙煎するロースターです。

取り扱うコーヒー豆はブレンド、ストレート合わせて23種類で、値段は200g 1080円から販売されています。

この店はコーヒー豆を購入後に焙煎するので、焙煎後4日ほどの新鮮なコーヒーを楽しめるのが特徴です。

コーヒー豆は焙煎後から徐々に香り成分が揮発しますが、プリンスコーヒーでは香りの強いコーヒーが長期間楽しめます。

注文後焙煎しかアピールポイントがない小規模ロースターも多いですが、(生豆の品質の低さを受注後焙煎というワードで誤魔化す)、プリンスコーヒーはAmazonで買える豆の中ではかなり品質が高いです。

※加藤珈琲店、澤井珈琲より生豆の品質は圧倒的に上。東京コーヒーと同等かそれ以上。

プリンスコーヒーという名前では実店舗を構えておらず、同店では豆のネット販売のみを行います。

元々は20年以上、実店舗でコーヒー豆を販売する老舗ロースターです。

焙煎度合いを選べる

プリンスコーヒーの豆マンデリンとモカマタリの感想を正直にレビュー

プリンスコーヒーでは、苦味と酸味のバランスを決める「焙煎度合い」を自分で選ぶことができます。

例えば、普通ならマンデリンは酸味が少ない「深煎り」にするのが一般的ですが、敢えて浅煎りを飲んでみるといった楽しみ方もできます。

また、モカなどは酸味が多い中煎り〜浅煎りがメジャーですが、敢えて深煎りにして「酸味が少ないフルーティーなコーヒー」を楽しむこともできます。

上記の画像の通り、豆の挽き具合も粗挽き〜細挽きまで指定できるので、ミルを持っていない人でも安心して注文できます。

豆の挽き方ガイド

細挽きは苦味とコクが強くなる。水出しコーヒーに適しています。

中挽きは一般的なレギュラーコーヒーの挽き方。 ペーパードリップやコーヒーメーカー、サイフォン、ネルドリップに適しています。

粗挽きは苦味が少なく、酸味がやや強い。フレンチプレスやパーコレーターに適しています。

コーヒー豆のレビュー

マンデリン

コーヒー豆の基本情報

プリンスコーヒーの豆マンデリンとモカマタリの感想を正直にレビュー

価格 1200円/200g
100gあたり 600円
豆の産地 インドネシア
品種 スマトラ種(アラビカ種)
精製 スマトラ式
焙煎度合い 浅煎り〜深煎りまで指定可
(レビューする豆は深煎り)
通販 Amazon

マンデリンは200gから3kgまでのサイズで購入できます。

豆の量が多いほど割安になり、例えば1kgなら通常6000円のところ5400円で購入できます。

100g換算で540円なので、スタバで一番安いハウスブレンドと同じくらいの値段まで下がります。

また、精製方法が記載されていませんが、インドネシアでは「スマトラ式」と呼ばれる方法が一般的です。

精製とは?

精製とは、コーヒーチェリーから不要なものを取り除いて生豆の状態にすることです。

レビュー

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抽出環境・条件

豆の量:15g
豆の挽き具合:中挽き
お湯の量:150cc
お湯の温度:85℃
蒸らし時間:60秒

プリンスコーヒーのマンデリンをパッケージから出してみると、焼きムラがほとんど見られず、粒もきれいに揃っています。

割れたり欠けたりの不良豆も見られず、状態は良好です。

ペーパードリップすると、湯に触れたコーヒー粉は大きくドーム状に膨らみ、鮮度の良さを示しています。

そして、チェリーのような香りが感じられます。

さっそく一口飲んでみると、豆本来のクルミのような風味とほどよい苦味があり、酸味と甘みの一体感が印象的。

味のバランスが均一に整っていて、飲み手を選ばない味です。

どっしりとしたコクも感じられて、一杯で満足できるマンデリンらしい重厚感があります。

フレンチプレスで抽出して飲むと、苦味、酸味、甘みが少し控えめになった分、クルミのような風味が強く感じられます。

コーヒーの熱が少し冷めてくると、今度はチェリーを思わせる風味が感じられ、一口飲むたびに鼻から抜けていきます。

ネルドリップして飲むと、まろやかな旨味が味わえます。

苦味、酸味、豆本来のくるみ・チェリーの風味は控えめになって旨味が一歩前に出た印象。

旨味という味の要素が加わったことで、マンデリンらしい「ふくよかさ」が一層増します。

モカマタリNo.9

コーヒー豆の基本情報

プリンスコーヒーの豆マンデリンとモカマタリの感想を正直にレビュー

価格 1,430円/200g
100gあたり 715円
豆の産地 イエメン
品種 アラビカ種
精製 記載なし
焙煎度合い 浅煎り〜深煎りまで指定可
(レビューする豆は中煎り)
通販 Amazon

モカマタリも200gから3kgまでのサイズで購入できます。

豆の量が多いほど割安になるので、まとめ買いしたい人にとっては、かなりお得になります。

モカマタリも焙煎度合いを指定できます。

お店のおすすめは中煎りですが、酸味が苦手なら深煎りに指定しましょう。

レビュー

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ペーパードリップすると、モカ特有の華やかな香りが広がります。

豆の鮮度も良いため、湯に触れたコーヒー粉はドーム状に大きく膨らみます。

抽出を終えて一口飲んでみると、酸味と甘みのバランスの良さが印象的。

香りを嗅いだ時は酸味が強いイメージを持ったものの、酸味に負けない甘みがあり、良い意味で裏切られた気分です。

苦味は控えめで、味にクセもないので多くの人が飲みやすいコーヒーだと感じるでしょう。

フレンチプレスで抽出して飲むと、豆本来のナッツのような風味が強く感じられます。

苦味はより控えめになり、酸味が甘みより一歩前に出た印象。

ペーパードリップ時よりも爽やかな口当たりで飲みやすいです。

豆本来の風味やフレッシュや飲み心地を求める人におすすめの抽出方法です。

ネルドリップして飲むと、甘みが際立つ一杯になります。

均一に揃った苦味と酸味は、甘みの一歩後ろで味わえます。

モカ特有の華やかな香りと、まろやかな甘みが楽しめて個人的にもっとも好みの味わい。

それでいて口当たり重すぎず、しつこさもないので、2杯目も飲みたいと思える味です。

甘いコーヒーが好きな人におすすめの抽出方法です。

総評

プリンスコーヒーの豆は2種類とも最高の鮮度で香り高く、Amazonで買える豆の中ではかなりクオリティが高い印象です。

合計3000円以上の購入で送料無料になるので、深みのあるコーヒーが好きな人はマンデリンを1kg買っても良いですし、別の種類のコーヒー豆と合わせても良いでしょう。

どっしりした味なのでブラックはもちろん、カフェオレにも適しています。

モカマタリはフルーティーさが特徴なので、中煎りで飲むのがおすすめです。

爽やかなコーヒーが好きな人に向いています。

プリンスコーヒーの豆をAmazonでチェックする

味が似ているコーヒー豆は?

より安価で、注文後に焙煎する店を紹介します。

今回レビューしたマンデリンと、飲みやすいグァテマラなどの400gセットです。

初回は100g356円で購入できます。

珈琲きゃろっと コーヒー豆3種 初回限定セット 2,138円(600g)送料無料
珈琲きゃろっと グアテマラ・グアヤボ農園(中深煎り)
珈琲きゃろっとの豆
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ローストマスターズ・チャンピオンシップ1位の「珈琲きゃろっと」が手がけるコーヒー豆のセットで、値段は400g2138円です。

Yahooニュースなどで特集され、国際品評会(COE)1位の「コスタリカ」や「グァテマラ」「マンデリン」などがセットに含まれています。

次の方法で豆400g→600gに増量すれば、100gあたり356円(1杯あたり約36円)になります。

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この店では、より生豆のグレードが高いものを使用しているので、定価は600gで8000円を超えます。

初回限定での価格ですが、コスパの良さは今のところ国内トップレベルです。

ただし、1日の販売数も制限しているため、買えないことがあります。

本日の在庫数は公式HPをご確認ください。

実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください。

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