今回は、カリフォルニア生まれのブランド「Cosori(コソリ)」の電気コーヒーケトルを使った感想をレビューします。
Cosoriの電気ケトルはAmazonで1000件以上のレビューがあり、星5つ中の4.5を獲得している優秀なコーヒー器具なので、わざわざレビューする必要もないかも知れませんが、これ、思った以上に優秀です。
まずはCosoriの電気ケトルの特徴を解説しながら、実際に使ったレビューをお伝えします。
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Cosori(コソリ)電気コーヒーケトルを使ってみた
まずは、Cosori(コソリ)電気コーヒーケトルを実際に使ったレビューをお伝えします。
結論として、湯量のコントロールがしやすく、保温機能も便利。コスパがかなり良い電気ケトルという印象です。
▲お湯はここまで。満水で800ml入ります。
ケトルの内側からも、お湯をどこまで入れたら良いか確認できます。
お湯を入れたら電源ボタンを押してコーヒーボタンを押すだけ。これでお湯の温度を90℃にしてくれます。
ちなみに、800mlのお湯を90℃にするのにかかった時間は4分42秒でした。
僕は普段ティファールの電気ケトルでお湯を沸かしていますが、体感的には同じくらいという印象。
おそらくティファールって電気ケトルの中では、それなりに高性能だと思うのですが、それと比較しても劣らないスピード感だと感じました。
▲ボタンを押すと青く光ります。
お湯が沸いたので、コーヒーをハンドドリップしてみますが、ハンドルが非常に持ちやすい。
今回はお湯をMAXの800ml入れましたが、重さをあまり感じません。
正直、 僕が普段使っているスリムポット (月兎印)よりもドリップしやすい。
持ち手のハンドルのところがちょっと凹んでるというか、くぼんでます。
ここに親指を置いてドリップするのですが、このちょっとした設計のおかげで湯量が非常にコントロールしやすい。
普段僕は、こういう気の利いた設計がされていないホーロー製ケトルを使っているので、これは感動ものでした。
これくらい細くお湯を出すのも簡単ですし、
連続抽出の場面など、ちょっとお湯を太めに出したい時も自在にコントロールできます。
あらゆる抽出シーンに適したドリップができるので、自宅用としてはもちろんカフェでの使用もできると感じました。
ずばり、実際に使ってみた感じ、「デメリットがない」のです。
強いて言えば、1℃単位での温度設定はできないこと。
しかし、「コーヒーの味はたった1℃の違いだけで大きく変わる」と感じている方でない限りは、ほとんどの方が満足できる電気ケトルだと思います。
少なくとも僕は大満足。 個人的にはとにかく湯量のコントロールがしやすかったのが一番のポイント。
力が要らないというか重さをそこまで感じないので、女性でも扱いやすいと思う。
Cosori(コソリ)電気コーヒーケトルの特徴・メリット
特徴の前に、まずCosoriの電気ケトルのスペックから。
- カラー:ブラック、ホワイト
- 本体サイズ:29.4×22.7×19.7cm
- 本体重量:1.0kg
- 容量:0.8L
- カップ数:3~4杯
- 材質:食品用ステンレスーSUS304
- 電源:AC100V、50/60Hz
- 定格電力:1200W
- 電源コード:1.2m
- 保証:2年間の保証付き(全額返金/新品交換可能)
カップ1杯150ml換算で、最大4杯までのコーヒーなどを一度に淹れられます。
次は、Cosori電気ケトルの特徴を解説します。
誰でも簡単に使えるシンプルな設計
電気ケトルって、そもそもはスピーディーにお湯を沸かすことができるのが最大のウリのはず。
最近はストップウォッチが内蔵されているケトルや、抽出後に電源プレートに戻すと自動的に再加熱してくれるものもある。
これらの機能も「あれば便利」である事は間違いない。
でも個人的には、届いたその日に説明書を読まなくてもすぐ使えるような「簡単な設計」だとうれしい。
Cosoriは電源ボタンと保温ボタン、あとは飲むドリンクに応じた各ボタンを押すだけなので、マニュアルを一切読まなくても使える。
コーヒードリップに最適な細口設計
先ほどレビューしたとおり、この細口の注ぎ口はかなり良いです。
湯量のコントロールが非常にしやすく、細すぎないのがポイント。
電気ケトルではないけど、僕は以前にタカヒロ製の「ドリップポット雫」というステンレス製の細口ケトルを使っていた。
細口ケトルの利点は「お湯がドバッと出る心配がない」こと。でも、ドリップポット雫は良くも悪くも「湯量が一定」でした。
そのため、連続抽出の時など、若干いつもよりお湯を多めに出さなきゃいけない場面でもそれが難しい。というかイメージ通りの抽出にならなかった。あくまで僕の場合はだけど。
でも、このCosoriの電気ケトルは細すぎず、お湯がドバッと出ることのない「ちょうど良い太さ」なのが個人的には一押しのポイント。
ワンタッチで5段階の温度設定ができる
コーヒーだけでなく飲み物にはそれぞれ適切な温度があります。
コーヒーの場合、使う豆の焙煎度合いにもよりますが、 個人的にお湯の温度は85℃〜90℃くらいが理想。
コーヒーの抽出は湯温が低すぎると酸味が強くなり、逆に沸騰直後のような熱いお湯でドリップすると苦味が強く出る。
Cosoriの電気ケトルは、コーヒーの抽出にちょうど良い90℃にワンタッチで温度設定できるのが便利。
空焚きしない安全設計
Cosoriの電気ケトルは設定温度に達したら自動的に電源OFFになるので、空焚きする心配がありません。
毎回、電源OFFしないといけないタイプの電気ケトルだと、僕の場合うっかりボタンを押し忘れて空焚きをしてしまうことがあります。
空焚きするとケトルが壊れてしまうこともあるので、個人的にこの機能はありがたい。
60分の保温機能付き
例えば、「コーヒー」のボタンが光っている状態で保温ボタンを押せば、60分間は90℃の状態で湯温をキープしてくれます。
なお、保温は60分で自動的にオフになります。
プラスチック臭がしない【かなり重要】
一部の電気ケトルの中には「食品用ステンレス」を使用していないものがある。
このような電気ケトルでお湯を沸かすと、お湯にプラスチックの匂いが移ってしまい、結果的にコーヒーの風味を大きく損ねることになる。
長く使っていれば、そのうちプラスチックの匂いも薄まっていき、最終的には気にならなくなる。
でも購入初日なんかは本当に匂いがキツくて気になる。
しかし、Cosoriの電気ケトルは、「SUS304」という食品用ステンレスを使用しているため、購入当日にお湯を沸かしてもプラスチックの匂いが一切しない。
フタが丸ごと外れます。手入れしやすい
地味ですが「フタが丸ごと外れる」というのは個人的には結構重要なこと。
電気ケトル本体と蓋が一体になっているタイプだと、フタを 取り外して洗うことができないので、手入れしないとカビが生える可能性がある。
Cosoriの電気ケトルはフタがパカっと丸ごと取り外せるので、そのまま丸洗いできます。
また、間口が大きいので本体の手入れもしやすい。「いつも清潔に使える」という点も個人的にかなり大きなポイント。
「最低300ml入れて使用する」などの制限がない
このCosoriの電気ケトルとよく比較されるのが「山善EGL-C1280」。あちらは1℃単位の設定もできるし見た目もなかなかおしゃれですが、「最低300mlのお湯を入れて使用すること」という制限がある。
300mlは一人分としては多いと感じる人もいると思う。
Cosoriの電気ケトルは湯量の制限がないので、1杯分のコーヒー(200ml)のお湯の量でも問題なく使える。
沸かすお湯の量が少ない分、設定温度に達するまでの時間も短くなるので、忙しい朝などは地味に嬉しい。
まとめ|Cosoriの電気コーヒーケトルは想像以上にドリップしやすい
結論として、Cosoriの電気コーヒーケトルは湯量のコントロールが非常にしやすく、保温機能も便利。
購入したその日から説明書を読まなくても何ら問題なく使えるシンプルな設計。
丸洗いできるフタ、清潔に使える本体、 5つのボタンで温度設定がワンタッチでできます。
Amazonで8000円を切っているので、コスパがかなり良い電気ケトルだと感じました。
誰でも湯量のコントロールがしやすいので、これからハンドドリップコーヒーを始める方にもおすすめです。