忖度なしのレビューサイト「山口的おいしいコーヒーブログ」です。
今回はカルディの定番コーヒー豆「イタリアンロースト」の正直な感想をレビューします。
ブログ管理人:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
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【カルディ】イタリアンローストの基本情報
コーヒー豆の特徴
通年販売されているカルディのブレンドコーヒー「イタリアンロースト」。
商品名のとおり、極深煎りの「イタリアンロースト」に焙煎された商品です。
深いコクと強い苦味、香ばしさを引き出すために、ブラジルやコロンビアなど複数産地の豆をブレンドしています。
強い苦味が特徴で、アイスコーヒーやカフェオレ用にも使えるように作られた商品です。
夏場は「アイスブレンド」という商品名で販売されています。
焙煎度合いは苦味を楽しむ「深煎り」
苦味と酸味のバランスを決める「焙煎度合い(ばいせん/生豆を煎ること)」。
カルディのイタリアンローストは「深煎り」にローストされています。
イタリアンローストは酸味がほとんどないので、どなたにも飲みやすい焙煎度です。
▲ カルディのイタリアンローストは深煎り
上記のように、イタリアンローストは最高のローストレベルです。
ここまで焙煎を進めると味のほとんどを苦味が占めて、酸味はほとんどありません。
イタリアンローストについて、詳しくは次の記事をご覧ください。
値段、豆の量、産地など
価格 | 777円/200g |
100gあたり | 389円 |
豆の産地 | ブラジル、コロンビア他 |
焙煎度合い | 深煎り |
イタリアンローストを店頭で入手する場合、200gから購入できます。
通販の場合は公式オンラインストア(送料880円〜)か、LOHACO(送料220円〜)で購入できます。
コーヒー豆を買う際に気になる「鮮度」ですが、店舗・オンラインどちらで購入しても変わりません。
カルディでは焙煎後2週間以上が経過した豆(賞味期限が残り1ヶ月以上の豆)を提供するルールがあります。
店頭では次の状態で購入できます。
- 豆の状態
- ペーパーフィルター用の中挽き
- エスプレッソ用の極細挽き
- 水出しコーヒー用の細挽き
- コーヒープレス(フレンチプレス用)
豆、粉いずれも値段は同じです。
レビュー
抽出環境・条件
豆の量:15g
豆の挽き具合:中挽き
お湯の量:150cc
お湯の温度:85℃
蒸らし時間:60秒
ペーパードリップすると、カップからはカカオのようなビターな香りが漂います。
実際に飲むと、非常にあっさりしたコーヒーという印象です。
スタバのイタリアンローストとは比較にならないほどすっきりしています。
スモーキーな風味はありながらも苦味は控えめ。
コクや甘みも控えめなので、カフェオレにする場合は無脂肪乳など脂肪分の少ないミルクを使うのがおすすめです。
酸味はほとんど無いので、クセがなくて飲みやすい味です。
口コミ・評判
苦味がガツンと来るので、目が覚めます。酸味もなく、濃いので、とても気に入っています。
コストパフォーマンスがよい。
マキネッタに使うカルディのおすすめのコーヒー豆は「イタリアンロースト」。
コクのあるエスプレッソが楽しめます。
酸味がなくて飲みやすい、味が濃い、コスパが良いという口コミがTwitterなどで多く見られました。
苦すぎるなどの否定的なコメントはほとんどないので、万人受けするタイプの商品と言えます。
総評
一般的な深煎りコーヒーよりも苦味が優しく、さっぱりと飲めるコーヒーです。
カルディで酸味のないコーヒーを買いたい人は、第一候補になるでしょう。
コーヒーの味がスタバのように強くないので、ブラックで飲むのに向いています。
実際に飲んだカルディのコーヒー豆11種類をランキング形式で紹介しています。
味が似ているコーヒー豆は?
東京の「青海珈琲(100g400円)」のブレンドが、カルディのイタリアンローストに似ています。
イタリアンローストよりも味がしっかりしていて、ミルクに負けないコクと苦味、甘みが強いです。
カルディには負けますが、100g400円とコスパも悪くないです。
この店の特徴は煎りたてのコーヒー豆を届けてくれること。
鮮度が高いので香りが強く、口に含んだ時の風味が強いので、カルディのコーヒーを飲んだ時よりも満足度が高いと感じるかもしれません。
「1日400杯売れる行列ができるコーヒー店」として有名なお店で、味にも定評があります。
実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください。