このブログでは、さまざまなコーヒー豆をレビューしています。
今回は、サザコーヒーの豆「ケニア」を飲んだので、正直な感想を述べます。
ブログ管理人:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
タップできる目次
ケニアの基本情報
サザコーヒーの豆「ケニア」は甘い酸味とフルーティーな香りが楽しめるように作られています。
焙煎度合いは、ほどよく酸味が楽しめるシティロースト(中深煎り)です。
引用:サザコーヒー
サザコーヒーのケニアは、お湯の温度を80~85°Cで抽出することを推奨しています。
お湯の温度が高いと苦味を感じやすく、温度が低いと苦味成分が溶けにくく、相対的に酸味を強く感じやすいです。
一般的に80~85°Cという温度は低めなので、酸味が少ないコーヒーが好みなら90°C前後がおすすめです。
値段・送料
サザコーヒーのケニアは100gあたり1500円で販売されています。
100gあたりに換算すると750円なので、自家焙煎コーヒー豆の中では平均的な価格といえます。
公式サイトでも購入できますが、Amazonだと200g1,365円で送料無料です。
公式サイトで購入する場合は送料が800円〜1000円かかります。
10,000円以上の購入で送料無料になります。
コーヒー豆の状態は良好
サザコーヒーのケニアを開封すると、コーヒー豆の大きさは均一に揃っており、焼きムラもほとんど見られず綺麗な状態です。
割れたり欠けたりしているコーヒー豆も入っておらず、購入後ハンドピックする必要がありません。
コーヒー豆から酸味を思わせるフルーティーな香りが感じられます。
レビュー
ケニアをペーパードリップで飲むと、オレンジなど柑橘系フルーツを思わせるジューシーな酸味と、グレープフルーツを思わせる苦味、かすかな甘みが感じられます。
甘みがあるため酸っぱいと感じることはなく、酸味が強いコーヒーですが飲みやすいです。
時間が経ってコーヒーが冷めてくると酸味が柔らかくなり、オレンジのような甘みが強くなり、グレープフルーツのようなピリッとした苦味も強まります。
このピリッとした苦味は好みが分かれるかも知れません。
フレンチプレスで飲むと、ペーパードリップで入れた時よりも格段に爽やかな味わいになり、舌に残るピリッとした苦味が控えめになって飲みやすくなりました。
コーヒーオイルの影響で味全体がまろやかになり、酸味もマイルドになっています。
ネルドリップすると、ナッツのような風味が感じられ、ペーパードリップよりも苦味が優しく、酸味がマイルドになって飲みやすくなりました。
ペーパードリップとフレンチプレスの間をとったような味わいです。
ペーパードリップで飲んだ時に感じ、フレンチプレスではそこまで感じなかったグレープフルーツのようなジューシーさが蘇って、飲み手を華やかな気分に誘ってくれる1杯が楽しめます。
まとめ
サザコーヒーのケニアは器具によって異なる味わいが楽しめますが、中でもフレンチプレスで飲んだ一杯がもっとも酸味がマイルドで飲みやすく、華やかさがあるように感じました。
Amazonで購入できるコーヒー豆の中では、品質も高くコスパも良い印象を受けました。
134件のレビュー中4.1(5が最高)なので、多くの人が満足できそうな中深煎りのコーヒーといえます。