本記事では、茨城発の人気チェーン「サザコーヒー」のおすすめコーヒー豆10商品を紹介します。
これまで実際にAmazonや楽天でいろんなコーヒー豆を購入していますが、サザコーヒーは「東京コーヒー」「銀河コーヒー」「スターバックス」などの同価格帯コーヒー豆と比較して豆のクオリティは高いです。
ただし、最初に注意点を伝えておくと、鮮度はあまり良くないので膨らむようなコーヒー豆を求める人には向きません。
また、近年のコーヒー豆高騰の影響をがかなり強く値段に反映されていて、もはや土居珈琲などの高級店と変わらない値段になっていますので、値段と品質のバランスを考えたときに、正直個人的にはあまりおすすめできなくなっている、というのが本音です。
それでも、Amazonプライムデーなどの割引時は多少安くなるので、そういうタイミングで買いたい人に向けて、実際に飲んだおすすめコーヒー豆を紹介します。

ブログ管理人:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
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サザコーヒーとは

サザコーヒーは茨城・東京・埼玉などに14店舗を展開するコーヒーチェーンです。
Googleの口コミは500件以上で、星4つ以上を獲得する人気店です。
取り扱うコーヒー豆は30種類以上で、値段は200g1300円のコーヒー豆を多く取り揃えています。
サザコーヒー3つの特徴
1.コーヒー豆を自社農園で栽培

サザコーヒーでは最高品質のコーヒー豆を作るため、コロンビアに自社農園を所有しています。
一般的なコーヒーショップでは商社から仕入れたコーヒー生豆を焙煎して販売しますが、品質にこだわるサザコーヒーでは豆の栽培から携わっているのが特徴です。
そのおいしさは世界でも認められ、2017年に開催されたコーヒーの品評会で優勝した実績があります。
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2.現地の生産者からコーヒーを直接買い付け

サザコーヒーでは、おいしいコーヒー豆の条件を「品質の選定」「農園の指定」と考え、コーヒー生豆を現地の生産者から直接買い付けています。
コーヒー生産者と直接取引することをダイレクトトレードといい、メリットは以下のとおりです。
- 生産者は代金の100%を手にすることができる(中間マージンが発生しない)
- 買い手は正確な栽培情報を得ることができる(品種、加工方法など。つまりトレーサビリティがある)
例えば、サザコーヒーのマンデリンは、フレーバーの決め手となる「スマトラ式」という方法で加工され、美味しさに定評がある「オナンガンジャン」という品種を指定しています。
一般的に出回っているマンデリンは品種がわからないものが多いので、ここは一般的なコーヒーショップとの違いです。
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美味しいシングルオリジンコーヒーが比較的リーズナブルに買える

品種や農園を辿れるコーヒーを「シングルオリジン」といいます。複数の豆のブレンドした「ブラジルNo.2」などと違い、シングルオリジンは、その豆でしか味わえない個性的なフレーバーを楽しめる特徴があります。
そのぶん値段が高くなる傾向にありますが、サザコーヒーはブレンドと変わらない値段で買えるので、簡単にいうと美味しいコーヒー豆がリーズナブルに買えるのが1番の魅力だと思います。(冒頭でお伝えした通り、現在は100gどれも1,000円を超える商品ばかりなので、お得感はなくなりました)。
僕自身、買う前はあまり期待していなかったのですが、実際に飲むとどれも味に深みがあり、コクと甘みもしっかり感じられます。
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サザコーヒーのおすすめコーヒー豆ランキング10選
サザコーヒーの豆はバランス系、酸味系、苦味系の3つあります。味のバランスをグラフにして分かりやすくまとめました。
| 順位 | 商品画像 |
商品名 |
味わい・香り ※タップで拡大 |
値段 内容量 |
100gあたり | 焙煎度合い 香り+甘み+コクの合計 |
| 1 | ![]() |
サザマンデリン | ![]() |
2,190円 200g |
1,095円 | 深煎り(フルシティロースト) 10.6点 |
| 2 | ![]() |
サザ贅沢 ブレンド |
![]() |
2,400円 200g |
1,200円 | 中煎り(シティロースト) 10.2点 |
| 3 | ![]() |
サザモカ | ![]() |
2,400円 200g |
1,200円 | 中煎り(シティロースト) 10.1点 |
| 4 | ![]() |
サザスペシャル ブレンド |
![]() |
2,500円 200g |
1,100円 | 深煎り(フルシティロースト) 8.6点 |
| 5 | ![]() |
德川将軍珈琲 | ![]() |
1,457円 200g |
1,250円 | 深煎り(フルシティロースト) 7.9点 |
| 6 | ![]() |
サザグアテマラ | ![]() |
2,200円 200g |
1,100円 | 深煎り(フルシティロースト) 7.5点 |
| 7 | ![]() |
ジャーマン ロースト |
![]() |
1,300円 200g |
650円 | 深煎り(フルシティロースト) 6.9点 |
| 8 | ![]() |
ゲイシャ ブレンド |
![]() |
2,950円 200g |
1,475円 | 深煎り(フルシティロースト) 6.8点 |
| 9 | ![]() |
ケニア | ![]() |
2,400円 200g |
1,200円 | 中煎り(シティロースト) 6.8点 |
| 10 | ![]() |
パナマチリキ ナチュラル |
![]() |
2,650円 200g |
1,325円 | 中煎り(シティロースト) 6.4点 |
1位:サザマンデリン
2,190円 200g
第1位のサザマンデリンは、インドネシアコーヒー特有の「ハーブのような香り」がガツンと感じられます。
深煎りコーヒーの香ばしさと合わさって、非常に複雑なフレーバーが感じられます。コクと甘みが強く、キレの良い苦味があり、ブラックはもちろんカフェオレにも向いています。酸味はほどよい程度なので、どなたにも飲みやすいと思います。
サザコーヒーで唯一、自信をもっておすすめでき、今でも「美味しかった」と思えるのがこのマンデリンです。マンデリンって一口にいっても本当にいろんな味のものがあります。僕はわりと草っぽい、タバコっぽいアーシーさを感じるマンデリンが好きなのですが、この商品はまさにそういう野性的な風味がしっかり感じられるので好きです。
いままで飲んだマンデリンの中で、Amazonで買ったコーヒー豆の中では一番かもしれません。
| 100gあたり | 1,095円 |
| 豆の産地 | インドネシア |
| 焙煎度合い | 深煎り(フルシティロースト) |
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2位:サザ贅沢ブレンド


2,400円 200g
第2位のサザ贅沢ブレンドは、ルワンダ、コロンビア、グアテマラの品評会で優勝経験のある農園のコーヒーだけをブレンドした商品です。
サザスペシャルブレンドのワンランク上のブレンドコーヒーとして人気で、ほどよくオレンジのような香りが感じられて上品な仕上がりです。(上品さは1位のマンデリンよりも数段上)
ねっとりとした甘さと華やかなフレーバーが合わさって、完熟フルーツのような味わいが感じられます。
| 100gあたり | 1,200円 |
| 豆の産地 | エルサルバドル・エチオピア・コロンビア・ケニア |
| 焙煎度合い | 中煎り(シティロースト) |
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3位:サザモカ


2,400円 200g
華やかな香りのエチオピアコーヒーだけを使用した「サザモカ」は、オレンジの香りがほんのり感じられるのが特徴です。
一般的なエチオピアコーヒーのようにきつい酸味はなく、マイルドなのでどなたにも飲みやすいと思います。
酸味が苦手だけど、フルーティーなコーヒーを飲んでみたい人におすすめです。
| 100gあたり | 1,200円 |
| 豆の産地 | エチオピア |
| 焙煎度合い | 中煎り(シティロースト) |
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4位:サザスペシャルブレンド


2,200円 200g
サザスペシャルブレンドは創業以来のベストセラー商品で、王道の飲みやすいコーヒーを求める人におすすめです。
2位の贅沢ブレンドを少しライトにしたような味わいで、苦味、酸味、甘味、香りとコクのバランスが良く飲みやすいです。
Amazonレビュー300件中4.2の人気商品です。
| 100gあたり | 1,100円 |
| 豆の産地 | ブラジル・コロンビア・グァテマラ・エチオピア |
| 焙煎度合い | 深煎り(フルシティロースト) |
5位:德川将軍珈琲


2,500円 200g
サザコーヒーで一番人気の德川将軍珈琲はかなり苦味が強く、カフェオレに向いているコーヒー豆です。実際に店舗で提供しているカフェオレにも将軍珈琲が使われています。
ガツンと来る苦みがありますので、好きな方はブラックで、まろやかに飲みたい人はミルクを入れて飲んでください。スタバの豆よりもコクや深みがあります。
| 100gあたり | 1,250円 |
| 豆の産地 | インドネシア、エチオピア |
| 焙煎度合い | 深煎り(フレンチロースト) |
6位:サザグアテマラ


2,200円 200g
サザグアテマラは、グレープフルーツのような甘酸っぱさが特徴です。
結構酸味が強めなので、さわやかなコーヒーが好きな人向けですが、個人的には3位のサザモカの方がバランスが良くて飲みやすいと思います。
| 100gあたり | 1,100円 |
| 豆の産地 | グァテマラ アンティグア サンセバスチャン農園 |
| 焙煎度合い | 深煎り(フルシティロースト) |
関連→本当に美味しいグアテマラコーヒーおすすめ10選!特徴や選び方も紹介
7位:ジャーマンロースト


1,300円 200g
ジャーマンローストは、グアテマラ産のコーヒー豆と、コロンビア産のコーヒー豆をブレンドした深煎りコーヒーです。
酸味が少なく、ビターな味で飲みやすいですが、特に目立った特徴はなく、オーソドックスな味わいです。
| 100gあたり | 650円 |
| 豆の産地 | グァテマラ・コロンビア |
| 焙煎度合い | 深煎り(フルシティロースト) |
8位:ゲイシャブレンド


2,950円 200g
昔はパナマのゲイシャが多めに配合されていましたが、今はエルサルバドルのブルボン種やコロンビアの配合比率が多くなったので、「ゲイシャブレンド」に改名されました。
もはやゲイシャという名前をつけて良いのか?と思うくらいゲイシャ感はないです。
焙煎もフルシティローストまで進めてしまっているので、フルーツ感もほとんどありません。
| 100gあたり | 1,475円 |
| 豆の産地 | エルサルバドル・コロンビア・パナマ |
| 焙煎度合い | 深煎り(フルシティロースト) |
関連→ゲイシャコーヒーおすすめ20選!華やかさと繊細な甘みを楽しもう
9位:ケニア


2,400円 200g
サザコーヒーのケニアは、オレンジのような甘酸っぱさと、グレープフルーツのような苦酸っぱさが特徴です。
公式では「黒糖のようなコク、甘さが特徴的」と紹介されていますが、甘味よりも酸味が全面に出ているので好みははっきりと分かれると思います。
| 100gあたり | 1,200円 |
| 豆の産地 | ケニア |
| 焙煎度合い | 深煎り(フルシティロースト) |
関連→【保存版】ケニアコーヒーの特徴とおいしさの理由をわかりやすく解説
10位:パナマ・チリキナチュラル


2,650円 200g
ゲイシャコーヒーで有名な「パナマ」の豆を使った商品で、ブドウのような風味が特徴です。
甘みもほどよく感じますが、酸味が結構強いですし、値段的にも安くないので、まずは上位の豆から試すのが良いと思います。
| 100gあたり | 1,325円 |
| 豆の産地 | パナマ共和国チリキ県ボケテ フルトゥンゴ農園 |
| 焙煎度合い | 中煎り(シティロースト) |
まとめ
サザコーヒーは昔は100gあたり600円〜700円台と、コスパの良いコーヒー豆を販売していましたが、現在はコーヒー豆高騰の影響もあって、もはや高級店と遜色ない値段で販売されています。
この値段を考えると、「いやいや別の選択肢あるでしょ」というのが本音です。この値段なら個人的にサザコーヒーを買うことはもうないと思います。
ちなみに、今まで実際に飲んできて、本当に美味しかったコーヒー豆に点数をつけてまとめています。その中にもサザコーヒーの銘柄がいくつか入っているので、サザコーヒーのレベルが他の競合と比較してどれくらいなのかも分かると思います。
詳しくは「本当に美味しいコーヒー豆おすすめランキング74選【2025年】」をご覧ください。
サザコーヒーおすすめランキングのよくある質問
サザコーヒーおすすめTOP3は?
- マンデリン
- サザ贅沢ブレンド
- サザモカ
コスパで選ぶサザコーヒーのおすすめTOP3は?
- サザマンデリン
- サザスペシャルブレンド
- サザモカ































