今回は、スタバのコーヒー豆の鮮度と、焙煎から1ヶ月以上経過している理由を解説します。
結論から言うと
最近では注文後に焙煎するお店が増えているため、そのようなコーヒー豆と比較すると鮮度が悪いと言えます。
しかし、たとえ常温で置いておいて賞味期限が切れたコーヒー豆でも問題なく飲むことができます。
まずは、スタバのコーヒー豆がなぜ焙煎から1ヶ月も経過した状態なのかを解説します。
ブログ管理人:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
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スタバのコーヒー豆は鮮度が悪い?
焙煎日から1ヶ月以上は経過している
▲お湯を注いでも粉が膨らまない。鮮度が低下しているサイン。
スタバのコーヒー豆は「鮮度が悪い」と言われますが、結論からいうと鮮度が良いとは言えません。
スタバのコーヒー豆は、アメリカで焙煎したものを約1ヶ月かけて日本へ船便で輸送しているため、最低でも焙煎してから1ヵ月は経過しています。
なお、中目黒の焙煎所兼カフェ「スターバックスリザーブロースタリー東京」がオープンした現在でも、実はほとんどのコーヒー豆をアメリカから船便で輸送しているのです。
もし、スタバでなるべく鮮度の良いコーヒー豆を購入するなら、唯一国内で焙煎している「東京ロースト」という商品がおすすめです。
▲東京ロースト 250g 1440円
東京ローストは中目黒のロースタリーで焙煎され、運が良いと焙煎したばかりの新鮮な状態で購入できます。
実際に飲んだ詳しいレビューは次の記事にまとめています。
賞味期限が切れても飲める
スタバのコーヒー豆に限らず、常温で置いておいて賞味期限が切れたコーヒー豆でも問題なく飲むことができます。
コーヒー豆は基本的に放置しておいても腐ることがなく、「酸敗(さんぱい)」という状態になります。
これは、コーヒー豆に含まれる15%程度の油脂(コーヒーオイル)が酸化して、味が劣化した状態を指します。
放置しておいたコーヒー豆でも、味が落ちるだけで飲用には問題ありません。
コーヒーの鮮度をキープする効率的な方法
▲everpackのコーヒー紙袋はスタバのコーヒー豆250gがちょうど入るサイズでおすすめ
スタバのコーヒー豆に限らず、鮮度をキープする方法として冷蔵庫や冷凍庫での保存方法もあります。
結論から言うと、「常温保存」がベターです。
実は、コーヒー豆を小分けにして冷凍保存するのが一番鮮度をキープできます。
しかし、冷凍庫を頻繁に開閉する場合、コーヒー豆が結露して逆に常温保存よりも味を劣化させるリスクがあります。
そのため、コーヒー豆は常温保存をするのが一番安全に鮮度をキープできます。
コーヒー豆を入れる袋は、上の写真のようなアルミバッグがおすすめです。
実際に鮮度どれぐらいキープできるのか?
冷凍保存したコーヒー豆と常温保存のコーヒーの膨らみ具合を比較しました。
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スタバのコーヒー豆15種類を実際に飲んだレビュー
次の記事では、実際に飲んだスタバのコーヒー豆15種類をランキング形式で紹介しています。
結論から言うと、1位は苦味と酸味のバランスが良い「グアテマラアンティグア」でした。
スタバのコーヒー豆は苦味が強くて、スモーキーなフレーバーがある商品が多いですが、グアテマラはすっきりした味で万人受けするコーヒーという印象でした。
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