今回は「アッシーコーヒー(assez COFFEE)」というお店の「タイコーヒー チェンライ ドイチャン」という豆の正直な感想をレビューします。
アッシーコーヒーは、おもにスペシャルティコーヒーを販売する仙台の自家焙煎店です。
国際珈琲鑑定資格(Qグレーダー)など、高度な技能・技術を取得していて、良質なコーヒーを提供することで知られています。(Googleの口コミ30件中4.5の高評価を獲得)
また、同店では世界最高峰の焙煎機「ディードリッヒ・DIEDRICH IR-5」を使用。
このマシンは、世界に類を見ない独自の赤外線バーナー加熱方式を採用しており、クリーンで甘いコーヒーに仕上げるのが得意です。
お店の特徴を簡単に紹介したところで、次はコーヒー豆の情報をチェックしていきます。
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アッシーコーヒー(assez COFFEE)/タイコーヒー チェンライ ドイチャン
アッシーコーヒー(assez COFFEE)のコーヒー豆「タイコーヒー チェンライ ドイチャン」は、公式ホームページで次のように紹介されています。
酸味が無くダークチョコレートのようなコクの余韻(受注後焙煎)
タイのコーヒーは、カルディなどでも買える「ドイトンコーヒー」が有名です。
タイでは、1972年に麻薬追放キャンペーンの一環として、ケシの転換作物としてコーヒー栽培をスタートしました。
今では、アラビカ種のコーヒー生産量が年間5,000トンを超えるまでに成長し、味も世界のスペシャルティコーヒーに勝るとも劣らないと評価されています。
タイ北部の山岳地帯(標高1200〜1600m)で栽培される「ウサミ ドイチャン農園」のコーヒーは、アメリカの老舗レビューサイト「Coffee Review」で、100点満点中93点という高得点を獲得しています。
※余談ですが、以前レビューしたSOT Coffee Roasterのゲイシャが97点を獲得し、2021年の「TOP 30 COFFEES OF THE YEAR」世界第3位として発表されました。(おめでとうございます)
日本のコーヒー豆がCoffeeReview誌にてランキング入りを果たしたのは、これが初です。
値段は100g 600円
タイコーヒー チェンライ ドイチャンの値段は100g 600円(税込)です。
※配送料 全国一律200円
カルディのドイトンコーヒーは100gあたり500円なので、ちょっと高いですが、アッシーコーヒーでは注文後に焙煎するため鮮度が非常に良いです。
※カルディは焙煎後2週間以上は寝かせます。鮮度は重要視していないです。(お手頃価格だけど美味しく飲める期間は1〜2週間程度)
アッシーコーヒーの豆はキャニスターに移し替えて常温保存すれば、1ヶ月は美味しく飲めます。
バルブ付きのアルミバッグに入れ替えれば臭い移りしないので、冷凍保存も可能です。
冷凍すればコーヒー豆の鮮度は落ちないので1ヶ月以上、香り高いおいしいコーヒーが楽しめます。
欠点豆の混入率は1.3%(非常に少ない)
「タイコーヒー チェンライ ドイチャン」をパッケージから開封すると、割れた豆・欠けた豆が1.4gしか見つかりませんでした。(欠点豆の割合はわずか1.3%)
スタバのコーヒー豆が欠点豆10〜20%、カルディのコーヒー豆が5〜10%なので、今回のタイコーヒーは欠点豆が非常に少ないと言えます。
※欠点豆が多いと、焦げた味、酸っぱい味、カビ臭い、潜在的な健康被害などの悪影響を及ぼす。
焙煎度合いは深煎り(フルシティロースト)
「タイコーヒー チェンライ ドイチャン」は、コクと苦味が感じられる深煎り(フルシティロースト)。
酸味が抑えられていて、多くの方にとって飲みやすい焙煎度合いといえます。
コーヒー豆は粒がきれいに揃っていて、焼きムラも見られません。
▼コーヒー豆の詳細情報
- エリア:チェンライ県 ドイチャン村
- 農園名:ウサミ農園
- 農園の高度:1500m
- コーヒー豆の品種:アラビカ・カチモール種
- 精製方法: 水洗式(ウォッシュド)
- 豆の等級・グレード:記載なし
「カチモール種」とは「カトゥーラ種」とサビ病に強い「チモール種(アラビカ種とロブスタ種の交配種)」との交配によって生まれたコーヒーの品種です。
タイコーヒー チェンライ ドイチャンの感想・レビュー
ここから、タイコーヒー チェンライ ドイチャンを飲んだ感想・レビューを行います。
今回は、ペーパードリップで抽出して飲みます。使用するコーヒー器具は次の通りです。
三洋産業cafecの「スリーフォードリッパー」と、同じく三洋産業cafecの「アバカフィルター」を使います。
ドリッパーは小さな1つ穴のタイプで、お湯が一定の速度で落ちるようになっています。メリタのアロマフィルターと同じく、誰が淹れても美味しくコーヒーが作れる構造です。
コーヒーを淹れる人の技術に味が左右されないのでレビュー向き。一部のプロも愛用しますが、初心者の方にもおすすめのドリッパーです。
フィルターは特殊な加工がされていて、簡単にいうとペーパー自体がリブの役割を果たします。
コーヒーの旨味を余すことなく抽出できるフィルターで、もともとHARIOのペーパーフィルターを手掛けていた会社の商品です。(HARIOは現在コストカットのため安価な薄いフィルターに変えています)
使うコーヒーポットは琺瑯製のケトル「月兎印ホーローポット」。ホーロー製は持ち手が多少熱くなるので使いにくいと言われますが、金属の臭いがお湯に移りません。
使用するコーヒーミルは、フジローヤルの小型高性能ミル「みるっこDX R-220」。微粉が混じりにくいように作られているので、突き刺さるような苦味が少なくなります。
性能は抜群ですが高価なのがネック。カリタの手挽き&微粉ふるい器でも性能は申し分ないです。
豆の挽き具合はペーパードリップに適した中挽きに設定します。
▼抽出環境
- 使うコーヒー豆:15g
- お湯の量:150cc
- お湯の温度:85℃
- コーヒー粉の蒸らし時間:1分
- コーヒーの抽出時間:1分
▼コーヒー豆を5段階評価
香り:3
コク:2
苦味:1
甘味:1
酸味:2
アッシーコーヒー(assez COFFEE)のタイコーヒー チェンライ ドイチャンにお湯を落とすと、コーヒー粉がふわっとドーム状に大きく膨らみます。
これは、コーヒー豆の鮮度が良いことを示しています。
さっそく飲んでみると、コーヒーが苦手な方でも飲めるくらい、非常にさっぱりした軽快な味わいです。
苦味はほとんどなく、わずかに酸味が感じられます。雑味が一切なく、非常にクリアな味わいが楽しめます。
冷めても品質が落ちることがなく、透明感のある旨味が口に広がります。
ちょっと変わったコーヒーや、今まで飲んだことないコーヒーを試してみたい方におすすめです。
▼実際に購入した方の口コミ・評判・レビュー(ブログ・SNSから抜粋)
チェンライ県のドイチャーン珈琲を東芝L50Mで煎れてみました。深煎り豆を中粗挽きで頂きましたがレモンコーヒー の味わい。柔らかな苦味が癖になりそうです。
コーヒー飲んでる。タイ、チェンライ県ドイチャン村ウサミ農園イエローブルボン。爽やかな酸味に長い余韻。なかなかに面白いです。
ほんのりとした甘みのある柔らかな味わい。
タイコーヒー チェンライ ドイチャンがおすすめな人・おすすめしない人
すっきりした味のコーヒーが好きな方に、今回レビューしたタイコーヒーをおすすめしたいです。
こちらのお店では豆の状態、粉の状態どちらでも購入できます。
逆に、重量感のあるコーヒーがお好みの方は、マンデリンやブラジルの深煎りコーヒーを選ぶのが良いかと思います。
▼実際に飲んだおいしいコーヒー豆
深煎りコーヒーおすすめ20選!イタリアの元バリスタが豆の選び方を解説
また、このコーヒー豆は繊細な味わいが特徴的なので、ミルクを入れて飲むよりも、ブラックで飲むのに適しています。
まとめ(総評)
「アッシーコーヒー(assez COFFEE)」というお店のコーヒー豆「タイコーヒー チェンライ ドイチャン」を飲んだ正直な感想をレビューしました。
総評すると、鮮度も非常によく、豆の状態も良いです。透明感のある美味しさがあり、飲みやすい一品でした。
アメリカの大手レビューサイトで93点という高得点を獲得しているのも納得の味わいです。