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今回はタリーズのコーヒー豆「エレファントルビーラオス」の正直な感想をレビューします。
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エレファントルビーラオスの基本情報
季節・酢量限定で販売される「エレファントルビーラオス」は、果肉がついたまま天日干しにして乾燥させるナチュラル精製(乾燥式)をしているのが特徴です。
精製とは、コーヒーチェリーから果肉など不要なものを取り除くことです。
ラオスでは通常「ウォッシュド(水洗式)」という水を大量に使う方法で精製しますが、この豆はタリーズが特別オーダーして加工したものです。
一般的にウォッシュドはクリアな味になりやすく、ナチュラルは香りや甘みが強くなりやすいです。
エレファントルビーラオスは、ベリーやキャラメルのような甘みが出るように目指して中煎りにローストしています。
値段、豆の量、焙煎度合い
価格 | 1,200円/200g 600円/100g |
豆の産地 | ラオス ダオフン農園 |
品種 | アラビカ種 |
精製 | 記載なし |
焙煎度合い | 中煎り(シティロースト) |
エレファントルビーラオスを店頭で入手する場合、200gもしくは100gのハーフサイズでも購入できます。
タリーズの場合、どちらのサイズで購入してもパッケージがついてくるのが特徴です。
(スタバは簡易袋に入れられる)
公式オンラインストアでは取り扱いがありません。
国内にある自社工場の熱風式焙煎機にて、苦味と酸味のバランスが良い「中煎り」にローストされています。
タリーズでは豆の挽き方を4種類から選べます。
- エスプレッソ用(極細挽き)
- 水出しコーヒー用(中細挽き)
- ペーパーフィルター用(中挽き)
- フレンチプレス用(粗挽き)
豆の状態、粉の状態どちらも値段は変わりません。
タリーズでは挽き方を番号で指定しなくて良いので、どの器具で抽出するのかを伝えればOKです。
万が一、間違えて豆で購入した場合でも後日持ち込めば無料で挽いてくれます。
レビュー
抽出環境・条件
豆の量:15g
豆の挽き具合:中挽き
お湯の量:150cc
お湯の温度:85℃
蒸らし時間:60秒
ペーパードリップすると、湯に触れたコーヒー粉がわずかに膨らみます。焙煎後2週間程度の豆だと推測されます。
実際に飲むと、ベリーのような風味とほどよい酸味が感じられます。
スッキリとした口当たりで嫌味も少なく、苦味も控えめ。バランスの良い味です。
あっさりしたコクや、さっぱりした甘みがあり、しつこさが少ないので万人ウケするタイプです。
コーヒープレスで淹れて飲むと、クルミとベリーのような風味が重なって、少しワイルドな風味になります。
ラオスのコーヒー豆は「若草のような風味」と表現されることがありますが、それに近いです。
酸味も苦味も控えめになって、豆本来の風味が際立ちます。
ネルドリップして飲むと、まろやかな口当たりながらも、すっきりした後味に仕上がります。
かすかな酸味とクルミの風味、存在感のある苦味とベリーの風味が印象的です。
ボディ感の強い濃厚なコーヒーが好きなら、ネルドリップはおすすめの淹れ方です。
総評
いずれの飲み方でも、ベリーのような風味が味わえます。
タリーズの定番コーヒー豆と比較して頭一つ抜けているクオリティです。
100gあたりもピッコロバンビーノなどの定番商品と30円しか変わらないので、バランスの良い飲みやすい豆ならこちらをおすすめします。
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タリーズのコーヒー豆おすすめランキング10選!実際に飲んだマニアがレビュー
味が似ているコーヒー豆は?
華やかさな風味がある「サイレンブレンド(100g576円)」なら、値段がちょっと安くて風味が似ています。
柑橘系のフレーバーを持つ「ケニア」と、 全世界の中でも特に品質が高いコスタリカ産の豆を使ったブレンドです。
※コスタリカで作られる50%の豆が高価な「スペシャルティコーヒー」として取引されています。
サイレンブレンドはこちらでレビューしています。
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【2024年版】スタバのコーヒー豆おすすめランキング15選
飲みやすさとコスパを重視するなら、100g356円のこちらがおすすめです。
焙煎の大会でチャンピオンに輝いた「珈琲きゃろっと」の初回限定セット(400g2138円)です。
Yahoo!ニュースなどでも特集される有名店で、飲みやすい「グアテマラ」や国際品評会(COE)で1位を獲得した「コスタリカ」などが入っています。
次の方法で豆400g→600gに増量すれば、100gあたり356円(1杯あたり約36円)になります。
コスパが良くて飲みやすいコーヒー豆をまとめ買いしたい人におすすめです。
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珈琲きゃろっと「お試しセット」本音レビュー