ジャコウネコの糞から採取したコーヒー豆や、40年以上寝かせたコーヒー豆など色々飲んでいるコーヒーブロガー山口です。(@yamaguchicoffee)
今回は、横浜市西区岡野にある自家焙煎コーヒー店「UNI COFFEE ROASTERY/ユニコーヒーロースタリー」で提供しているコーヒー豆を使用したクラフトコーヒーとラテベースを飲んだので感想を正直に述べます。
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UNI COFFEE ROASTERY/ユニコーヒーロースタリーとは?
自家焙煎コーヒー店のUNI COFFEE ROASTERYは、お店のこだわりの味をお客さんに押し付けるのではなく、バラエティ豊かなメニューを用意して、お気に入りの一品を好きな味わい方で楽しんでもらう、というコンセプトのお店です。
▲エスプレッソも様々な飲み方で味わうことができる
▲濃厚なエスプレッソにミルクを注いだラテ、カプチーノも人気
さまざまな人が行き交う横浜だからこそ老若男女、国籍を問わずに好きな時間に、好きなスタイルで好きな味を楽しんでもらえるよう、香りやコク、苦味や風味の異なるコーヒーを多数用意しているのがユニコーヒーの特徴です。
コーヒー豆はミャンマー・シャン州から直輸入
ユニコーヒーでは卸業者を挟まずミャンマー・シャン州の契約農園から直接豆を買い付けているのが特徴です。
理由は2つあります。ひとつは業者を挟まなければ中間マージンがかからず、高品質のコーヒー豆を低価格で販売することができるため。
2つ目の理由は、現地から直接店頭へコーヒー生豆を運ぶことで豆の鮮度を保ち、安全性と良質性を担保できるためです。
ミャンマー・シャン州ってどんなところ?
コーヒー豆の生産地として有名なのは一般的にブラジルやコロンビア、エチオピアなどが挙げられますが、近年ミャンマーの2大生産地であるマンダレー州とシャン州が世界中から注目を集めています。
実は、ミャンマーは「コーヒーベルト」と言われるコーヒー豆の栽培に適した緯度とコーヒー豆栽培に恵まれた場でもあるのです。
マンダレー州とシャン州で栽培されたアラビカ種100%のコーヒー豆は、世界でもっとも注目されているゲイシャコーヒーの生産地パナマと並んで高品質であると評価されており、現在は東洋のパナマと称されるほどです。
ミャンマーは東南アジアでも唯一良質なコーヒーができる新しい産地とされています。
また、ミャンマーは2016年アメリカ・アトランタで行われた品評会とも言えるSCAA(アメリカのスペシャルティコーヒー協会)のエキスポでも非常に高く評価され、アジアの産地として世界で注目を浴びる生産国となっています。
東南アジアの中でベトナム、インドネシア、ラオスに次ぐコーヒー生産量を確保できつつあり、新しい供給国としても世界から注目されています。
希少価値が高いミャンマー・シャン州のコーヒー豆
ユニコーヒー横浜で取り扱うミャンマー・シャン州のコーヒー豆はまだ生産量的に大規模な輸出に至っていないため、日本でも飲める場所が少ないのが現状です。
そのため希少価値が高く、多くの方がまだ口にしたことのないコーヒーでしょう。
そのお味は、まるでゲイシャを思わせるような味わい深さとフルーティーさが感じられ、後味の余韻の上品さがとても印象的です。
そんな高品質なコーヒー豆から抽出したクラフトコーヒーと、ラテベースの感想を正直に述べます。
ユニコーヒー横浜のクラフトコーヒーとラテベースの感想を正直に述べる
クラフトコーヒー
ユニコーヒー横浜のクラフトコーヒーは次のように紹介されています。
フルーティーな香りとチョコレートのような苦味、コクがありながらスッキリした後口が特徴のUNI COFFEE ROASTERYのコーヒー豆の特徴が詰まった一杯。
よく冷やしてストレートでお楽しみください。
値段(税抜)
クラフトコーヒー2本セットで1,440円
※1本330mlあたり720円
コーヒー豆の産地
ミャンマー・シャン州ピンウール
焙煎度合い
中浅煎り
味・香りを5段階でみる
クラフトコーヒーの感想
ユニコーヒー横浜のクラフトコーヒーはパナマのゲイシャを思わせる気品のある味わいが印象的です。
まず、コーヒーというよりも紅茶のようなフルーティな口当たりで、透明感のある透き通ったクリアな味わいが感じられます。
苦味はほとんど感じられず、ゲイシャコーヒーを思わせるフレッシュな酸味、ほどよいコク、ストロベリーのような甘みが複雑に絡み合っていて、絶妙な味わいに仕上がっています。
市販のコーヒーではまず味わえない高級感のある味わいで、新しいコーヒーとの出会いを体験できる、そんな一杯です。
僕もこれまで、世界でもっとも有名なコーヒー農園であるエスメラルダ農園のゲイシャ種(100g 6,000円)や、200g 32,400円のブルーマウンテンNo,1などを飲んできましたが、これらとは一味違う喜びをいま体験しています。
▲32,400円のブルーマウンテンNo,1とも異なる喜びが体験できるクラフトコーヒー
ユニコーヒー横浜のクラフトコーヒーは「新しい体験をプレゼントしたい」という気持ちに応えてくれるコーヒーギフトだと正直に感じました。
このクラフトコーヒーの良いところは味わいだけでなく、貰った瞬間にすぐ飲むことができる手軽さもあります。
そのため、コーヒー器具はもちろん、お湯さえも不要なので、どなたにでもこの味わいをプレゼントすることができます。
高級なブルーマウンテンNo.1や、希少なゲイシャ種と並んで価値の高いコーヒーなので、贈り物としていただいたら喜ばれると思います。
僕自身とても嬉しかったので、この体験を誰かと共有したい気持ちでいっぱいです。
ラテベース
ユニコーヒー横浜のラテベースは次のように紹介されています。
加糖タイプで程よい甘味が効いたオリジナルラテは、ミルクとの相性良し。
よく冷やしたミルクで割ればUNI COFFEE ROASTERYの店舗でも人気の「カフェラテ」を再現できます。
値段(税抜)
ラテベース3本セットで4,480円
※1本250mlあたり1,493円
コーヒー豆の産地
ミャンマー・シャン州ピンウール
焙煎度合い
中浅煎り
味・香りを5段階でみる
ラテベースの感想
ユニコーヒーのラテベースをまずはアイスで飲んでみます。
すると、いくつものフルーツの味わいが複雑に絡み合うような、豊潤な味わいが感じられます。
例えるなら、一流のバリスタが一滴一滴、旨味を凝縮させながら抽出した渾身のエスプレッソ。そんなこだわりが感じられるコーヒーです。
このラテベースはそのまま飲んでも苦味が少なく、ジューシーで爽やかな酸味が感じられますが、ミルクを加えても味がぼやけることなく、生き生きとしたフルーティーな味わいそのままに、コクのある味わいが口に広がります。
このラテベースはカップに注いでレンジで温めればホットで飲むことも可能です。
アイスで感じた時のような爽やかな酸味が一歩後退したような印象で、代わりに濃厚なコクが前進したような力強さが感じられます。
アイスラテを飲んだ時に感じたフルーティーさもミルクの味に埋もれることなく、しっかりと感じられます。
ユニコーヒーのラテベースは、飲む時の気分によって異なる飲み方を楽しめるのが、とても魅力的だと感じました。
クラフトコーヒーとラテベースは、合計5本セット(5,920円)で贈ることが可能なので、ぜひ2種類のコーヒー体験をさせてあげて欲しいと感じました。
実際にこのギフトをいただいた僕も、普段口にすることができないコーヒーを飲めたことを幸せに感じていて、感謝の気持ちでいっぱいなので、きっと喜ばれるかと思います。