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今回は、スターバックスリザーブロースタリー東京限定のコーヒー豆「ウイスキーバレルエイジドコーヒー」の正直な感想をレビューします。
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ウイスキーバレル エイジドコーヒーの基本情報
コーヒー豆の特徴
ウイスキーバレルエイジドコーヒーとは、グァテマラ産の豆とサントリーのウイスキーを組み合わせたフレーバー付きのコーヒーです。
サントリーのクラフトバーボンシリーズ「ノブクリーク」を貯蔵する樽の中に、グァテマラのスペシャルティコーヒーの生豆を長期間保管し、ウイスキーの風味を移していることが大きな特徴です。
「ノブクリーク」は、ISC2014においてウイスキー部門でGOLDを受賞。さらに「ノブクリークシングルバレル」はウイスキー部門最高賞のTrophy(トロフィー)に輝いた実績もあります。
この2つの素材を掛け合わせ、上品で甘くなめらかな口あたりの中に、チョコレートやフルーツのような風味を表現しています。
冒頭でもお伝えしたように、このコーヒーはロースタリー東京の店舗限定で購入できます。
公式オンラインストアでは購入できません。
値段、豆の量、焙煎度合い
価格 | 1,620円/100g |
豆の産地 | グァテマラ |
品種 | アラビカ種 |
精製 | ウォッシュド(水洗式) |
焙煎度合い | 深煎り |
ウイスキーバレルエイジドコーヒーは100gから10g単位での量り売り専用の商品です。
通常店舗で買えるような250gのパッケージには入っていません。
今回は250g購入しましたが、紙製の袋に「エデュケーションカード(豆の紹介が記載されたカード)」が貼り付けてあるだけです。
250gで購入してもパッケージはつかないので、まずは100gで購入することをおすすめします。
焙煎度合いは、一般的なシティ〜フルシティローストに相当する深煎りです。
店舗ではコーヒーを次の状態で購入できます。
- 豆のまま
- 粉:ペーパードリップ用
- 粉:ネルドリップ用
- 粉:エスプレッソ用
- 粉:コーヒープレス用
- 粉:マキネッタ用
使うコーヒー器具に合わせて13段階から挽き具合を決めてくれます。
お気に入りの挽き具合があれば自分で指定することも可能です。
豆、粉いずれも値段は変わりません。
レビュー
抽出環境・条件
豆の量:15g
豆の挽き具合:中挽き
お湯の量:150cc
お湯の温度:85℃
蒸らし時間:60秒
パッケージから開封すると、ウイスキーの香りが非常に強く感じられます。
コーヒーを蒸すために少量のお湯を注ぐと、粉が大きくドーム状に膨らみます。
焙煎日はパッケージに記載されていませんが、焙煎後2週間前後だと思われます。
スターバックスで販売されるほとんどのコーヒー豆は焙煎後2週間以上が経過しているため、この鮮度の良さには「特別感」があります。
1分間の蒸らしを終えて再び注湯すると、炭酸ガスを放出し、香りが部屋中に充満します。
カップからは、酔っ払ってしまいそうなくらい非常に強いウイスキーの香りが漂います。
さっそく飲むと、ウイスキーの味わいとコーヒーの味が口の中で複雑に絡みあい、奥行きのある味を感じます。
コーヒーをごくんと飲み込むと、ウイスキーの甘い風味が鼻腔を抜けていき、口の中にもウイスキーの甘い余韻が残ります。
もう一度カップに口をつけると、濃厚なグアテマラコーヒーのスモーキーな味わいが口に広がります。
飲み進めていくと、カカオのような苦味とダークチョコレートのようなコクのある甘味が感じられます。
特殊なフレーバーのコーヒーですが、ウイスキーが好きな方ならきっと気に入るのではないかと思います。
気分転換にぴったりの味と香りが楽しめるので、お酒が好きな方へのプレゼントにもおすすめです。
忖度なしで感想をまとめると
スタバのコーヒー豆らしい「強い味」とノブクリークの風味が絶妙にマッチしていて、感動的な美味しさでした。
変化球的なコーヒー豆ですが、スターバックスの最高傑作といえる逸品です。
100gあたり1,620円と高価ですが、一度は試す価値ありです。
なお、この豆を使ったドリンク「コールドブリュー」がロースタリー東京の店舗で飲めます。
▲バレルエイジド コールド ブリュー 1320円
まるでオン・ザ・ロックのウイスキーの様なコーヒー
味が似ているコーヒー豆は?
ベトナムのカウダット村農園が手がけるバレルエイジドコーヒーです。
炭火焙煎で有名な南蛮屋や、シングルオリジンコーヒーを中心に取り扱う銀河コーヒーで同じものが購入できます。
Amazonのカスタマーレビューでも星5つ中4.1を獲得しており、100人以上が高評価しています。