今回は、ブルーボトルコーヒーで一番人気のコーヒー豆「ベラ・ドノヴァン」の正直な感想をレビューします。
また、コーヒーをいただいた青山カフェも紹介します。
ブログ管理人:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
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ブルーボトルで一番人気のコーヒー豆「ベラ・ドノヴァン」
コーヒー豆の基本情報
価格 | 1,782円 |
内容量 | 200g |
100gあたり | 891円 |
豆の産地 | エチオピア、ペルー、インドネシア、他 |
焙煎度合い | 中煎り(公式では「バランス」と表記) |
ベラ・ドノヴァンはエチオピアベースのブレンドコーヒーです。
華やかな風味が特徴のエチオピアとペルー、インドネシアなどのコーヒー豆をブレンドしています。
ベリーのような爽やかな風味と、インドネシア産コーヒー豆による、ほのかなスモーキーさを味わえるのが特徴です。
酸味があるので、爽やかなコーヒーが好きな人におすすめです。
一杯ずつ丁寧にハンドドリップ
ブルーボトルコーヒーの店舗では、コーヒーを注文すると一杯ずつ丁寧にハンドドリップして淹れてくれます。
使っているコーヒー器具は、青いロゴがかわいいブルーボトルコーヒーのオリジナルドリッパー。
ドリップポットは新潟県燕市で製造されるタカヒロ製のケトルです。湯量のコントロールが非常にしやすい名品です。
ブルーボトルコーヒー青山では、抽出が終わると名前を呼んでくれるので、呼ばれたらカウンターまでコーヒーを取りにいくスタイルです。
レビュー
▲ベラ・ドノヴァン 450円
グラスマグに注がれたベラ・ドノヴァンは、フルーツのような甘い香りを放っています。
キャラメルのような香りとベリー系のフルーツ、オレンジも合わせたような香りが感じられます。
実際に飲むと、キャラメルの香ばしい甘味とベリー系の甘い酸があります。酸味が際立っていますが、口のなかですーっと溶けて消えていく、さわやかな酸味です。
苦味はかなり控えめです。良い意味でコーヒーを飲んでいる感じがしません。
まるでフレーバーティーを飲んでいるかのような感覚です。
なお、ベラ・ドノヴァンのコーヒー豆は店頭または公式オンラインストアでも購入できます。
公式オンラインストアで購入する場合は、「豆の状態」のみの販売で、「粉の状態」では購入できません。
ブルーボトルコーヒーでは、「焙煎してから48時間以内のコーヒー豆しか取り扱わない」というルールを設けています。
新鮮な状態なので、ドリップ時から花のようなフレーバーが部屋中に広がります。
お湯に触れたコーヒーの粉はドーム状に大きくふわっと膨らみ、新鮮さを示しています。
お店で飲んだベラ・ドノヴァンと同じように、フルーツのような甘みと爽やかな酸味が感じられます。
強い甘みが酸味をマイルドにしている印象で、非常に飲みやすい中煎りコーヒー豆です。
ベラ・ドノヴァンのような爽やかなコーヒーが好きな方は、エチオピアのコーヒー豆も好みかと思います。
実際に通販で購入しておいしかったエチオピアのコーヒー豆を、次の記事にまとめています。
ブルーボトルコーヒー青山を紹介
ベラ・ドノヴァンを頂いた「ブルーコーヒー青山カフェ」の店内の様子や、メニューなども紹介します。
看板だけの入口
ブルーボトルコーヒー青山の表にはロゴのみの看板が出ています。
2階がカフェになっているので、写真の左にある2階への階段をあがっていくと、お店の入り口があります。
平日でも多くの人で賑わう
縦長の店内は、たっぷりの自然光が入る作りで明るく、おしゃれな雰囲気です。
スタイリッシュな店内にはテラス席もあり、一杯ずつ淹れるハンドドリップコーヒーを楽しめます。
平日のお昼過ぎに入店しましたが、多くの人が席でコーヒーやフードを楽しんでいます。
フリーWi-Fiもあるため、パソコンを広げてノマドワークをする方も見られます。
ドリンクメニュー、フードメニュー
エスプレッソドリンク
- エスプレッソ:450円
- カプチーノ:500円
- カフェラテ(ホット・アイス):520円
- マキアート:460円
(エスプレッソに少量のフォームミルクを加えたもの) - ジブラルタル:480円
(エスプレッソ50%:スチームミルク50%) - アメリカーノ(ホット・アイス):450円
(エスプレッソのお湯割り) - モカ(ホット・アイス):600円
(エスプレッソにチョコシロップとミルクを加えたもの)
豆の種類を選べます。
シングルオリジンを使う場合は+100円です。
ドリップコーヒー
- ブレンド:450円〜
- シングルオリジン:550円
- オ・レ (上記に+50円)
アイスコーヒー
- ニューオリンズ:500円
(ミルク入りの水出しアイスコーヒーにチコリというハーブで風味をつけたもの。オーガニックシュガー入り) - コールドブリュー:500円
(水出しアイスコーヒー)
ジュース
- コーヒーチェリーフィズ:550円
(コーヒーチェリーの果肉や皮から作られた炭酸ジュース) - レモネード(ホット・アイス):550円
- 無添加りんごジュース:450円
- 無添加みかんジュース:500円
- ホットチョコレート:600円
- スパークリングウォーター:150円
ティー
- ブラックティー:500円
- ミントグリーンティー:500円
トースト
- アボカド:700円
- ポーチドエック:850円
プレート(内容はバリスタへお尋ねください)
- スープ:1000円
- ベジタブル:1000円
デザート
- プリン:600円
- オリジナルグラノーラ
鈴木牧場のヨーグルトと季節のジャム:650円
ミルク:600円
座る席には気をつけたい
席によっては全く落ち着かない
平日にもかかわらず、ブルーボトルコーヒー青山は多くのお客さんでにぎわいます。
そのためお客さんが入れ替わり立ち代りで常にフロアをウロウロしています。
僕の席のすぐそばをお客さんが歩き回ったり、また僕の席の目のまえで立ち話がはじまったり、なんてことがあります。
ゆったりとカフェタイムを楽しむなら、受け取りカウンター付近は避けたほうが無難です。
【事前にチェック】店内写真
ブルーボトルコーヒー青山の店内写真です。
座席は80席あります。
総評
店内は席によって微妙な気持ちになるかもしれませんが、コーヒーの味はチェーン店とは思えないクオリティです。
酸味が強いので好みは分かれますが、爽やかな中煎りコーヒーが好きな人におすすめです。
かなり華やかで独特のフレーバーなので、アナエロビックコーヒー、カーボニックマセレーションが好きな人にも好まれそうです。
なお、深煎りコーヒーが好きな人は「ジャイアントステップス」など酸味が少ない豆も用意されています。
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ブルーボトルのコーヒー豆おすすめ10選!実際に飲んで美味しかったのはこれ
店舗情報
ブルーボトルコーヒー 青山 (Blue Bottle Coffee Aoyama)
- アクセス:東京都港区南青山3-13-14 増田ビル 2F
- 営業時間:8:00~19:00
- 定休日:なし
- 駐車場:なし