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今回は大阪のロースター、土居珈琲「ブルーマウンテンNo1」の正直な感想をレビューします。
ブログ管理人:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
【土居珈琲】ブルーマウンテンNo.1のコーヒー豆の特徴
土居珈琲で取り扱うブルーマウンテンは、最高等級の「No.1規格」の商品です。
標高1,000m付近のブルーマウンテン山脈では、午後になると「ブルーマウンテン・ミスト」と呼ばれる霧が発生し、5分~10分で発生・消滅を繰り返します。
この霧が強い日差しを和らげ、コーヒーチェリーの乾燥を防ぎ、果肉にみずみずしさをもたらしていると考えられていて、この自然現象が、ブルーマウンテンの風味の素晴らしさの要因であると言われています。
そして、コーヒーの甘みを最大限引き出すため、収穫した実をじっくり太陽にさらして乾燥させます。
最後に、コーヒーの味を芳醇にさせるために温度管理された環境のもと8~10週間、じっくりエイジング(熟成)を行います。
そんな土居珈琲のブルーマウンテンNo1は、苦味と酸味のバランスを保ちながら、ジャマイカ産コーヒーならではの良質の酸味を楽しめるように仕上げています。
レビュー
7,856円 100g
パッケージを開封すると、割れたり欠けたりの欠点豆や煎りムラもほとんど見られず、豆の粒がキレイに均一に揃っています。
ペーパードリップすると、お湯に触れた粉はドーム状に膨らんで鮮度が良いことを示します。
実際に飲むと、ヘーゼルナッツのような香ばしさとキャラメルのような甘い香り、フレッシュな酸味が感じられます。
グレープフルーツのような果実味があり、爽やかな印象ですが酸っぱくないです。
コーヒーが冷めてくると、甘みがさらに強く感じられます。
100gあたり | 7,856円 |
豆の産地 | ジャマイカ |
焙煎度合い | 中煎り(ハイロースト) |
総評
土居珈琲のブルーマウンテンNo.1はグレープフルーツのようなフレッシュでジューシーな酸味が感じられます。
また、すっきりとした透明感ある味の中に深いコクと甘味があり、下の上でスーッと消えていく爽やかな酸味に上品さを感じます。
値段は最高レベルで高いですが、贈答用としても文句なしのクオリティさと感じます。ブルマンはスタバで飲んでも1杯2000円を超えてくるので、これを踏まえるとコスパはそこまで悪くないように感じます。
他の銘柄もレビューしています。
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実際に飲んだ土居珈琲のおすすめコーヒー豆ランキング19選
味が似ているコーヒー豆は?
一つは、埼玉のロースター「カカシコーヒー」のタンザニア キリマンジャロ(990円/150g)。
ショコラのような優しい苦味と、はちみつのような甘みが特徴です。ブルーマウンテンに似た透明感とキレの良い味わいは、どなたにも飲みやすいかと思います。
Amazonで買える豆の中では品質が非常に高く、コスパが良いです。
土居珈琲を初めて試す人におすすめのセット
2,376円 200g
ずばり、本当に美味しい深煎りコーヒー豆を飲みたい本格派の方に一番おすすめのコーヒー豆セットです。
高級自動車メーカーの「LEXUS」や「ヤナセ」の会員誌にて「伝説の珈琲」として紹介され、上質なおいしさが高く評価されています。
レクサス会員誌で「伝説の珈琲」として紹介
公式ページに「チョコレートの甘さ」と書かれていますが、本当にチョコレートのような味がはっきりと感じられて、濃厚な甘みとコクが印象的でした。
酸味が少なくて飲みやすく、スタンダードな味わいを好む方におすすめのコーヒー豆です。
こちらのコーヒー豆もブルマンと同様、注文後に焙煎するため、最高の鮮度で手元に届きます。
100gあたり | 1,188円 |
鮮度 | ★★★★★(注文後焙煎) |
豆の産地 | グァテマラ・エルサルバドル |
焙煎度合い | 深煎り |