フルシティローストとは、8段階あるコーヒー豆の焙煎度合いの中で、上から3番目に深い焙煎度のことを指します。
コーヒー豆は深く焙煎するほど苦味が強くなりますが、フルシティローストは苦味と甘みがちょうどいい塩梅で楽しめる焙煎度で、日本でも古くから親しまれています。
今回は、実際に飲んだフルシティローストのコーヒー豆22銘柄をランキング形式で紹介します。

ブログ管理人:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
【筆者おすすめ】フルシティローストのコーヒー豆

2,545円 200g(100g×2)
美味しさだけを考慮したおすすめは、コーヒー豆の専門店「土居珈琲」の「小さな焙煎おためしセット」です。
この店は、40年以上コーヒーの甘みを引き出す焙煎にこだわっているのですが、チョコレートのような香りと甘味が非常に強くて美味しいです。
注文を受けてから焙煎して発送するので、香りが全く揮発しない状態で届くのが他のお店と違うところです。サザコーヒーやスターバックスなど、他店と比較して甘味が強く、飲んだ後の余韻も長いです。
よく「上品な味わい」と表現されますが、このコーヒー豆はまさにそのワードがピッタリ当てはまる一品だと思います。
値段は高いですが、美味しさを重視する人に一番おすすめのコーヒー豆です。
土居珈琲の小さな焙煎おためしセットを公式で見る
タップできる目次
- 【筆者おすすめ】フルシティローストのコーヒー豆
- フルシティローストは8段階中、3番目に深い焙煎度合い
- フルシティローストのコーヒーが甘い理由
- フルシティローストのコーヒー豆22銘柄の比較一覧表
- 【マニアが選ぶ】フルシティローストのコーヒー豆おすすめ22選
- 1位.土居珈琲 小さな焙煎おためしセット
- 2位:自家焙煎コーヒー専門店きゃろっと 初回お試しセット
- 3位.森彦 No.2マイルドブレンド
- 4位.REC COFFEE キッサブレンド
- 5位.東京コーヒー オーガニックブレンド
- 6位.サザコーヒー マンデリン
- 7位.カフェ・ド・ランブル(CAFE DE L’AMBRE) グァテマラ
- 8位.カカシコーヒー マンデリン シナール
- 9位.蕪木(かぶき)モカ・ヤンニハラール
- 10位.KIMBO キンボ エスプレッソナポリ
- 11位.assez COFFEE ブレンドダーク
- 12位.フィロコフィア ラダーブレンド深煎り
- 13位.サザコーヒー サザスペシャルブレンド
- 14位.無印良品 ダークテイスト
- 15位.木炭焙煎珈琲豆マンデリン
- 16位.イノダコーヒ プレミアム
- 17位.スターバックス スマトラ
- 18位.タリーズコーヒー ハウスブレンド
- 19位.アラビカコーヒー京都% ARABICA Blend
- 20位.UCC ゴールドスペシャル 炒り豆 スぺシャルブレンド
- 21位.カルディ リッチブレンド
- 22位.珈琲問屋 マンデリン
- コーヒー豆の売れ筋ランキング
- 本当に美味しいフルシティローストのコーヒー豆はこれ
フルシティローストは8段階中、3番目に深い焙煎度合い

ローストの深さ(焙煎度合い)は、
この8段階に分類されますが、フルシティローストは苦過ぎず、酸味も少なくて、万人受けする飲みやすさがある銘柄が多いです。また、フルシティローストは甘味もかなり強く出る焙煎度合いになります。
フルシティローストのコーヒーが甘い理由

銀座の名店「カフェドランブル」も「コーヒー豆はちゃんと焙煎すれば砂糖が不要なくらい甘い」と述べている
コーヒー生豆は元々酸味が強いのですが、焙煎すると化学変化がおき、コーヒー独自の苦味や甘み、香りが生まれます。
この化学変化とは、おもにメイラード反応、カラメル化、分解の3つです。コーヒー生豆には「ショ糖」などの糖類が約60%含まれており、焙煎によってカラメル化した成分は苦味に、その他は甘味として残ります。
具体的には、焙煎をミディアムローストまで進めると酸味が生まれ、その酸味が甘味に変わり、苦味へと変化していきます。さらに焙煎を進めれば、この「甘味」はなくなるため、甘味が残るギリギリの焙煎度合いがフルシティローストといえます。
ただし、この「ギリギリ」を見極めるのが難しく、焙煎技術の差が出るポイントです。そのため、甘いコーヒーが好きな方は焙煎にこだわる専門店でコーヒー豆を買う傾向にあります。
フルシティローストのコーヒー豆22銘柄の比較一覧表
| 順位 | 商品画像 |
商品名 |
価格 内容量 |
100g あたり |
味わい・香り ※タップで拡大 |
点数 | 鮮度 | 特徴 | 産地 | 焙煎度 |
| 1 | ![]() |
土居珈琲 小さな焙煎おためしセット |
2,545円 200g |
1,273円 | ![]() |
14.4 | ★★★★★ 注文後焙煎 |
チョコレートの強い香りと甘味、コクが深い 値段は高いが本当に美味しい |
グァテマラ、 エルサルバドル |
フルシティロースト |
| 2 | ![]() |
きゃろっと 初回お試しセット |
2,138円 600g |
356円 | ![]() |
10.5 | ★★★★★ 4日以内 |
スペシャルティコーヒーをお得に楽しめる。 コスパ重視の人におすすめ |
グァテマラ、コスタリカ インドネシア |
シティ〜 フルシティロースト |
| 3 | ![]() |
森彦 No.2マイルドブレンド |
1,836円 200g |
918円 | ![]() |
11.2 | ★★★★☆ | オレンジのような甘くさわやかな風味 芯のある苦味、どっしりとしたコク |
タンザニア、 モカ |
フルシティロースト |
| 4 | ![]() |
REC COFFEE キッサブレンド |
980円 100g |
980円 | ![]() |
11.3 | ★★★★☆ 14日以内 |
深煎りらしいどっしりとしたコクと重厚な苦味 Amazonの豆にはない上質な味わい |
ブラジル、 コロンビア |
フルシティロースト |
| 5 | ![]() |
東京コーヒー オーガニックブレンド |
1,560円 200g |
780円 | ![]() |
10.5 | ★★★☆☆ | ハチミツのような甘味 適度な酸味もあり、バランスの取れた味わい |
ペルー |
フルシティロースト |
| 6 | ![]() |
サザコーヒー マンデリン |
2,190円 200g |
1,095円 | ![]() |
10.6 | ★★★☆☆ | マンデリン特有のハーブのような香り フルーツのような甘みと、フルボディのコク |
インドネシア | フルシティロースト |
| 7 | ![]() |
カフェドランブル グァテマラ |
1,300円 100g |
1,300円 | ![]() |
10.0 | ★★★★☆ | 苦みよりも甘みが強い。ナッツ系の風味 雑味がなくておいしい |
グァテマラ | フルシティロースト |
| 8 | ![]() |
カカシコーヒー マンデリンシナール |
1,336円 150g |
891円 | ![]() |
9.6 | ★★★★★ 注文後焙煎 |
ほんのりチョコレートのような風味 値段が安いのにコクがあって美味しい |
インドネシア |
フルシティロースト |
| 9 | ![]() |
蕪木(かぶき) モカ・ヤンニハラール |
1,250円 100g |
1,250円 | ![]() |
9.6 | ★★★★☆ | 濃厚なコクとハチミツのような甘み ローストナッツのような風味、綺麗な苦み |
エチオピア | フルシティロースト |
| 10 | ![]() |
キンボ エスプレッソナポリ |
1,469円 250g |
588円 | ![]() |
8.5 | ★★★☆☆ | ロブスタ種をブレンド。 力強いコクとパワフルな味わい |
ブラジル、インド他 | フルシティロースト |
| 11 | ![]() |
assez COFFEE ブレンドダーク |
1,420円 200g |
710円 | ![]() |
8.4 | ★★★★★ 注文後焙煎 |
クリアな味わい、バランスが良い 飲み飽きない |
記載なし | フルシティロースト |
| 12 | ![]() |
フィロコフィア ラダーブレンド深煎り |
1,188円 100g |
1,188円 | ![]() |
8.6 | ★★★★☆ | 世界チャンピオンのバリスタ粕谷哲の自家焙煎豆 ほどよい苦味と黒糖のような、ほのかな甘み |
コロンビア、ブラジル、 グアテマラ |
フルシティロースト |
| 13 | ![]() |
サザコーヒー サザスペシャルブレンド |
2,500円 200g |
1,250円 | ![]() |
8.6 | ★★☆☆☆ | ほどよい苦味と酸味、 ほのかな甘味とコクのバランスが良い |
ブラジル、コロンビア、 グアテマラ、エチオピア |
フルシティロースト |
| 14 | ![]() |
無印良品 ダークテイスト |
952円 200g |
476円 | ![]() |
7.6 | ★☆☆☆☆ | ミルクチョコレートのコクと優しい甘味、 ナッツのような香ばしさ |
コロンビア、 ホンジュラス |
フルシティロースト |
| 15 | ![]() |
大和屋 木炭焙煎珈琲豆 マンデリン |
2,050円 200g |
1,025円 | ![]() |
7.2 | ★★★★★ | 軽快な口当たりのコーヒー 苦味と酸味はバランスはいい |
インドネシア | フルシティロースト |
| 16 | ![]() |
イノダコーヒ プレミアム |
2,150円 200g |
1,075円 | ![]() |
7.2 | ★★☆☆☆ | 特筆すべき旨みもないが嫌味もない スッキリした苦味と酸味のバランスがいい |
グアテマラ、 コロンビア他 |
フルシティロースト |
| 17 | ![]() |
スターバックス スマトラ |
1,740円 250g |
696円 | ![]() |
5.7 | ★☆☆☆☆ | 煙っぽさとハーブ系の香りが合わさった 野性的な風味。ロースト感がかなり強い |
インドネシア | フルシティロースト |
| 18 | ![]() |
タリーズコーヒー ハウスブレンド |
1,320円 200g |
660円 | ![]() |
4.9 | ★☆☆☆☆ | 苦味と酸味のバランスが良いオーソドックスな味 スタバのコーヒー豆に似てスモーキー |
コロンビア、 グァテマラ 他 |
フルシティロースト |
| 19 | ![]() |
アラビカコーヒー京都 % ARABICA Blend |
1,600円 200g |
800円 | ![]() |
4.6 | ★★★★☆ | 非常にあっさりとした味わい 苦味やコクはかなり控えめ |
記載なし | フルシティロースト |
| 20 | ![]() |
UCC ゴールドスペシャル スぺシャルブレンド豆 |
2,680円 750g |
357円 | ![]() |
4.1 | ★☆☆☆☆ | スタバのコーヒーに似ている力強い味わいと苦味 | ブラジル、 コロンビア他 |
フルシティロースト |
| 21 | ![]() |
カルディ リッチブレンド |
1,274円 200g |
637円 | ![]() |
4.1 | ★☆☆☆☆ | 苦みが強いがスタバのようなスモーキーさはない 酸味はほぼない。万人向け |
コロンビア、 ブラジル他 |
フルシティロースト |
| 22 | ![]() |
珈琲問屋 マンデリン |
660円 100g |
660円 | ![]() |
4.0 | ★☆☆☆☆ | スモーキーな焦げたような苦み ほかの味の要素をかき消す苦み |
インドネシア | フルシティロースト |
【マニアが選ぶ】フルシティローストのコーヒー豆おすすめ22選
1位.土居珈琲 小さな焙煎おためしセット

2,545円 200g(100g×2)
本当に美味しいコーヒーが飲みたい人に一番おすすめ
冒頭でも紹介したように、おいしさだけを考慮した一番のおすすめが、土居珈琲の「小さな焙煎おためしセット」です。
チョコレートのような香りとコク、甘味が非常に強く、淹れたての状態から冷めるまで、最初に感じたおいしさが全く変わらないのが素晴らしいです。これは本当に美味しい。
実際に、グアテマラの国際品評会で3度にわたって優勝したり、高級自動車メーカーのレクサス、ヤナセの会員誌では「伝説の珈琲」として紹介されるほど美味しさが評価されています。

レクサスの会員誌、momentで「伝説の珈琲」として紹介されている

土居珈琲では小さな焙煎機を使う。大型マシンでは出にくい「濃厚な甘味」が生まれる
土居珈琲では、世界的な名機として知られる「プロバット社」の半熱風式焙煎機を6台稼働させています。これら複数の小規模な焙煎機を使い分けることで、コーヒー豆が持つ本来のフレーバーを鮮やかに引き出しています。
その工程では、豆の品種や産地ごとに専用の焙煎レシピであるプロファイルを設定し、熟練の技術者が火力の強さや加熱時間を秒単位で微調整しています。堀口珈琲や丸山珈琲といった大手ブランドが採用する大型焙煎機による大量生産とは異なり、一度に焼ける量は限られますが、これは豆の持ち味を最大限に表現することを最優先した結果です。通常の商業ベースでは非効率として避けられる手法をあえて選択することで、他にはない緻密な味わいを創り出しています。
優れた焙煎技術によって生まれる「甘味」

卓越した焙煎技術によって生まれる「甘味」
コーヒーの甘味が最も際立つ瞬間を捉える工程には、並々ならぬ執着があります。この甘味の強弱は、使用する生豆自体のポテンシャルはもちろん、焙煎士の技術によって決定的な差が生まれます。
コーヒー豆に熱を加えすぎてしまい、甘味の頂点を通り越すと、味わいは苦味やスモーキーな風味に支配され、本来の甘さは損なわれてしまいます。この繊細なピークを逃さないために最も重視しているのが、焙煎中の豆を肉眼で「見る」ことです。豆の表面の色付きや膨らみ具合を注視することで、甘みが最大限に引き出される一瞬を判断しています。

甘味のピークを見極めるうえで、土居珈琲が重要視しているのが、その豆をよく「見る」こと
昨今はコンピューター制御によるデータ管理で自動焙煎を行うショップが多いですが、土居珈琲では熟練の職人が五感を研ぎ澄ませ、昔ながらの手法で焙煎しています。
Amazonなどで買えるコーヒー豆と比較すると価格は高いですが、本当に美味しいコーヒー豆を求めるのであれば「これ一択」と言えるほどの香り高さ、濃厚な甘味、深いコクを味わえます。
また、この店では注文後に焙煎して発送するため、香りが全く揮発しない状態で届くのもおすすめのポイントです。
| 100gの価格 | 1,273円 |
| 鮮度 | ★★★★★(注文後焙煎) |
| 豆の産地 | グァテマラ、エルサルバドル |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
2位:自家焙煎コーヒー専門店きゃろっと 初回お試しセット

2,138円 600g(200g×3種)
カルディ以下の価格で買える、コスパ最強のコーヒー豆
ランキング2位の美味しいコーヒー豆は、焙煎の大会で日本一に輝いた「珈琲きゃろっと」のコーヒー豆3種セットです。
土居珈琲と比較すると風味は劣りますが、100gあたり300円台というコスパの良さを評価しました。キレイな味わいの「グアテマラ・ラ・クプラ農園」などが60杯分入っており、ハチミツのような甘味とコクが特徴です。
酸味が少ないので、ブラックはもちろんカフェオレにしても美味しいです。
ずばり、値上げ前のカルディと同じくらいの予算で美味しい深煎りコーヒー豆を購入したい人におすすめです。
なお、セット内容はつぎのとおりで、各200gずつ入っています。
- グアテマラ:バランスの良い味わい
- コスタリカ:はちみつのような甘味(コーヒーの国際品評会「カップ・オブ・エクセレンス」優勝農園のコーヒー)
- マンデリン(※特典として同梱される):チョコレート系の甘味
| 100gあたり | 356円 |
| 鮮度 | ★★★★★(4日以内) |
| コーヒー豆の種類 | グアテマラ200g、コスタリカ200g、インドネシア200g |
| 焙煎度合い | フルシティロースト、シティロースト |
3位.森彦 No.2マイルドブレンド

1,836円 200g
オレンジのような甘くさわやかな風味
札幌を代表するコーヒー専門店の「森彦」は、1996年に円山に本店を構えて以来、「古民家カフェの独特な雰囲気」と「深煎りによる上質な味わい」で、多くのコーヒー愛好家に愛され続けています。
実店舗にも行き、森彦の定番コーヒー豆は全部飲みましたが、ここで提供するコーヒーは、フルシティロースト、フレンチローストの豆が中心です。彼らの深煎りコーヒーは、ただ苦いだけでなく、甘さとコクが共存する複雑な味わいと、濃厚な口当たり(マウスフィール)が特徴です。
中でも、個人的におすすめな「マイルドブレンド」は、味全体のバランスが良く、甘味とコクがしっかりと感じられて、森彦を象徴するような一品なので、はじめて森彦のコーヒーを飲む人におすすめしたいです。スーパーで販売されているものとは別次元の美味しさです。
ペーパードリップを始めると、コーヒー粉は大きく膨らみ鮮度の良さを示しつつ、ローストナッツとオレンジの香りが部屋に広がります。実際に淹れたコーヒーを飲むと、芯のある苦味を基調に、オレンジのような甘味と優しい酸味が絶妙なバランスで感じられます。この味わいの奥深さは、タンザニアとモカの素晴らしい配合率によるもので、苦味がありながらもモカ特有の華やかさが強く感じられる贅沢な一杯です。コクも深く飲み応えがあり、苦味と酸味のバランスが良いため、誰もが楽しめる味わいと言えます。一杯で満足できるコーヒーを求める方に特におすすめです。
| 100gの価格 | 918円 |
| 鮮度 | ★★★★☆ |
| 豆の産地 | タンザニア、モカ |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
4位.REC COFFEE キッサブレンド

980円 100g
クルミ、アーモンドの風味が楽しめる深煎りコーヒー豆
REC COFFEEは福岡県を拠点とし、全国展開しているスペシャルティコーヒーのロースターです。代表である岩瀬由和氏は、ジャパン バリスタ チャンピオンシップ(JBC)という、日本のバリスタ技術と知識の頂点を決める大会で、複数回優勝を果たしています。
さらに、岩瀬氏はその実力を世界へと広げ、ワールド バリスタ チャンピオンシップ(WBC)において準優勝という、日本人としては最高峰の実績を残しています。この実績は、REC COFFEEのコーヒーの品質が、世界レベルであることを証明しています。
この店のコーヒーは、一般的に紅茶やフルーツを思わせる、明るく爽やかな味わいが特長ですが、深煎りのコーヒー豆も非常に高い評価を得ています。
キッサブレンドをドリップすると、カップからはクルミやアーモンドのような香ばしいアロマが漂ってきます。実際に口に含むと、深煎りならではのどっしりとしたコクと重厚な苦味が広がります。後味には豊かな甘みが感じられ、全体としてふくよかな印象を与えるコーヒー豆です。酸味はほとんど感じられませんから、幅広い方に飲みやすいオーソドックスな味わいです。REC COFFEEで深煎りの飲みやすい豆をお探しの方に、まずおすすめしたい一品です。
| 100gあたり | 980円 |
| 鮮度 | ★★★★☆(14日以内) |
| 豆の産地 | ブラジル、コロンビア |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
5位.東京コーヒー オーガニックブレンド

1,573円 200g
ハチミツのようなコクのある深煎りコーヒー豆
東京コーヒーは、Amazonで1000件以上のレビューがあり、星4つ以上を獲得する超人気店です。ここでは、「何杯飲んでも気持ち悪くならないコーヒー」だけを厳選して取り扱いますが、そのほとんどが有機栽培された「オーガニックコーヒー」です。
お店の一番人気の深煎りコーヒー「オーガニックブレンド」は、ハチミツのような甘みと深いコクが特徴です。ほどよく酸味もあるため、バランスの良い味わいが楽しめます。コーヒー豆は400gで購入した方がお得ですが、200gで購入することも可能です。
現在はいろんな店でコーヒー豆が値上げになっていて、Amazonでも100g1,000円を超えるような豆が多くなっていますが、ここは数年前から値上げせず、味のクオリティも落とさずに販売してくれている優良なショップなので、個人的に応援しています。
| 100gあたり | 780円 |
| 鮮度 | ★★★☆☆ |
| 豆の産地 | ペルー |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
関連→東京コーヒーの豆「オーガニックブレンド」を飲んだ正直な感想
6位.サザコーヒー マンデリン

1,870円 200g
マンデリン特有のハーブのような風味、アーシーさを感じる
サザコーヒーは、茨城県ひたちなか市に本店を置くロースターであり、その最大の特徴は、独自の農園経営と歴史的な背景に裏打ちされたコーヒーへのこだわりにあります。
サザコーヒーは、単に豆を買い付けるだけでなく、コロンビアのウィラ県に「サザ農園」を所有・経営しています。これにより、種まきから収穫、精製、輸入、焙煎に至るまで、コーヒーの全工程を一貫して自社で管理できるという、日本のコーヒーロースターとしては非常に珍しい体制を確立しています。この農園では、新しい品種や精製方法の実験を重ねており、そこから生まれたコーヒーを提供しています。
個人的に、サザコーヒーは以前は高く評価していたのですが、鮮度が微妙なわりに値段が高いので、最近はそこまでおすすめできなくなっています。ただ、このマンデリンは比較的コスパが良くて美味しいです。味と値段のバランスを考えた結果、不本意ですが6位にしました。
実際にドリップすると、マンデリン特有のハーブのような香りがしっかりと立ち、それに加えてナッツのような香ばしさ、さらにクランベリーを思わせるフルーツの香りが漂ってきます。口に含むと、フルーツのような甘みが感じられ、フルボディの深いコクが味わえます。苦味はほどよく、ベリー系の酸味とバランスよく調和しています。
このマンデリンは軽い酸味があるため、酸味のないマンデリンを好む方には適していませんが、美味しい仕上がりになっています。マンデリン特有の野性的なフレーバーを好む方にとっては、購入する価値のあるコーヒー豆です。
| 100gの価格 | 935円 |
| 鮮度 | ★★★☆☆ |
| 豆の産地 | インドネシア |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
7位.カフェ・ド・ランブル(CAFE DE L’AMBRE) グァテマラ

1,300円 100g
深煎りコーヒーの伝説的な専門店のグァテマラ
東京・銀座にある「カフェ・ド・ランブル」は、日本の喫茶店文化、特に深煎りコーヒーの世界において伝説的な存在であり、創業以来一貫して独自の哲学を貫いています。
この店の最大の特徴は、創業者である関口一郎氏(故人)が確立した、「熟成豆」と「オールドコーヒー」への徹底したこだわりと、ネルドリップの神髄にあります。(店で実際に飲みましたが、じつに美味かった)
ランブルの最もユニークな特徴は、生豆を何年も貯蔵し、「熟成」させてから焙煎する手法です。これにより、生豆の持つ刺激的な酸味や雑味が抜け、まろやかで奥深い、丸みのある味わいが生まれます。
通年販売されている「グァテマラ」は、口の中に豊かな甘みが広がり、ナッツを思わせる風味が感じ取れます。飲み終わりには、かすかな苦味が余韻として残ります。透明感がありクリアな味わいのため雑味がなく、特に甘みの強さが印象的です。苦味は想像していたよりも控えめで、キレが良いため非常に飲みやすいです。
ブラックでそのまま楽しむのも良いですが、十分なコクがあるためカフェオレにしても美味しいです。さらに、コーヒーの熱が冷めてくると、甘みがより一層強く感じられるようになります。
なお、ドリップ時の写真はネルですが、味のレビューはペーパードリップのものです。ネルで抽出したレビューは「カフェ・ド・ランブルのコーヒー豆「グァテマラ」の感想を正直にレビュー」をご覧ください。
| 100gの価格 | 1,300円 |
| 鮮度 | ★★★★☆ |
| 豆の産地 | グァテマラ |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
8位.カカシコーヒー マンデリン シナール

1,336円 150g
美味しいコーヒー豆がリーズナブルに買える優良店
Amazonでコーヒー豆を販売している「カカシコーヒー」は、高品質なスペシャルティコーヒーを扱いながらも、特に買い求めやすい価格設定と、豊富な種類から選べる利便性に特徴を持つブランドです。
カカシコーヒーの最大の魅力は、国際的な基準で高品質と認められたスペシャルティコーヒーを、専門店よりも比較的リーズナブルな価格帯で提供している点です。「スペシャルティコーヒーに興味はあるけれど、高くて手が出しにくい」と感じている初心者の方には、この店のコーヒー豆をおすすめしたいです。気に入った豆があれば300gで買うと安くなるのでおすすめです。
このマンデリンは、ハーブや草原を思わせる香りが立ち上ります。実際に飲むと、タバコを思わせるようなワイルドな風味と、スパイシーさを感じます。苦味と酸味がほどよく調和し、バランスが取れています。舌の上で重厚なコクを感じさせながらも、後味は驚くほどスッキリしていて飲みやすいです。コーヒーらしい香ばしさとマンデリン特有のハーブ系の風味が複雑に絡み合い、豊かなフレーバーを感じます。
「これぞ伝統的なマンデリン」という風味なので、初めてマンデリンを購入される方にも自信を持っておすすめできます。
| 100gあたり | 891円 |
| 鮮度 | ★★★★★(注文後焙煎) |
| 豆の産地 | インドネシア |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
9位.蕪木(かぶき)モカ・ヤンニハラール

1,250円 100g
芳醇な香りと澄み渡る苦味
東京・蔵前にある「蕪木(かぶき)」は、一般的なコーヒーロースターやカフェとは一線を画す、非常に独自性の高いコンセプトを持つ店です。その最大の特徴は、コーヒーとカカオ(チョコレート)への深い造詣、そして独特な世界観を持つ空間にあります。
コーヒーとカカオはどちらも植物の種子を発酵・乾燥・焙煎して風味を引き出すという共通点があるため、蕪木では両素材の風味の相性や共通する複雑性を追求したコーヒー豆などを提供しています。
また、喫茶利用の際には、コーヒーの風味に集中できる環境を提供するため、「強い香水の禁止」「大きな声はNG」「PCの利用禁止」「子連れでの入店禁止」などの制限を設けています。
そんな蕪木のモカ・ヤンニハラールは、ドリップした瞬間にダークロースト特有の香ばしさが広がり、これから始まる至福の一杯を予感させます。実際に口に含むと、まずは透き通るようなクリアな苦味が鮮烈に印象に残り、それが苦味なのか香味なのか判別がつかないほどに雑味のない洗練された感覚が広がります。
深煎りでありながら苦さをほとんど感じさせない仕上がりの中には、モカ本来の華やかなフレーバーがしっかりと息づいており、非常に上品な芳香を放っています。ほどよいコクと甘みが共存することで味全体のバランスが美しく整えられ、そこにわずかに感じられる酸味がコーヒー全体にさらなる品格をもたらしています。
この豆には、深煎りにありがちな焦げたニュアンスが一切なく、職人のこだわりが凝縮された非常に完成度の高い逸品です。クリアな味わいとともに深煎りモカの魅力を心ゆくまで堪能したいと願う方にこそ、ぜひ手に取っていただきたいおすすめのコーヒー豆です。
| 100gの価格 | 1,250円 |
| 鮮度 | ★★★★☆ |
| 豆の産地 | エチオピア |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
10位.KIMBO キンボ エスプレッソナポリ

1,421円 250g
南イタリアらしい野性的でパワフルな味わい
KIMBO(キンボ)は、イタリア南部のナポリで生まれた、エスプレッソ文化を象徴するブランドです。最大の特徴は、南イタリアならではの濃厚で力強い味わいにあります。
このナポレターノ(ナポリ)は、力強いコクとパワフルな味わいを表現するため、あえてロブスタ種を20%ブレンドしているのが特徴です。細かい説明は省きますが、要はエスプレッソ用のコーヒー豆ですが、ドリップしても普通に美味しいです。豆の品質はすごい高い、というわけではありませんが、この値段はかなり安いと思います。
実際に飲むと、力強さとコクの深さ、上品さのバランスが絶妙です。ドリップコーヒー、エスプレッソ、カプチーノ、カフェジャポネーゼどれでも美味しく飲めるので、デロンギのマシンで飲む人におすすめしたいですね。
| 100gあたり | 568円 |
| 鮮度 | ★★★☆☆ |
| 焙煎度合い | 深煎り |
| 産地 | ブラジル、インド、他 |
11位.assez COFFEE ブレンドダーク

1,420円 200g
日常に寄りそう、美味しくてコスパの良いコーヒー
仙台にあるassez COFFEE(アッシーコーヒー)は、自家焙煎のスペシャルティコーヒーを専門に扱うロースターで、特に「日常に寄り添う上質なコーヒー」というコンセプトと、丁寧な焙煎技術が特徴です。
店名の「assez」はフランス語で「十分に」や「ちょうど良く」といった意味を持っており、その名の通り、強すぎず弱すぎない、日々の生活の中に自然と溶け込むようなコーヒーを提供することを目指しています。主張が激しすぎるコーヒーではなく、毎日飲みたくなるような調和の取れたブレンドやシングルオリジンが揃っているため、特定の時だけでなく「いつものコーヒー」として愛用するリピーターが多いのも、このお店の大きな特徴と言えます。
コーヒー粉にお湯を注いだ瞬間にふわっとドーム状に大きく膨らむ様子は、豆の鮮度が非常に良いことを示しています。
カップに顔を近づければローストナッツを思わせる香ばしい香りが鼻腔をくすぐり、実際に口に含めば透明感のある味わいの中に程よい苦味と酸味が見事なバランスで整っています。
深煎りでありながら突出した苦味を感じさせず後味のキレも良いため、知らず知らずのうちに何度も口をつけてしまい、気がつけばカップが空になっているようなコーヒーです。
ちなみに、ここでリピート購入すると次回は20%コーヒー豆を増量してくれるので、Amazonでコスパの良い豆を買いたい人にはかなりおすすめです。
| 100gの価格 | 710円 |
| 鮮度 | ★★★★★(注文後焙煎) |
| 豆の産地 | 記載なし |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
12位.フィロコフィア ラダーブレンド深煎り

1,188円 100g
世界一のバリスタが監修し、自ら焙煎するコーヒー豆
フィロコフィア(PHILOCOFFEA)は、千葉県船橋市を拠点とするロースターで、最大の特徴は世界一の抽出技術と、コーヒーを科学的・論理的に捉える姿勢にあります。
このロースターを語る上で欠かせないのが、共同代表である粕谷哲氏の存在です。粕谷氏は、コーヒー抽出の技術を競う世界大会「ワールド ブリュワーズ カップ」で、2016年に日本人初の、そしてアジア人初の世界チャンピオンに輝きました。世界一のバリスタが監修し、自ら焙煎や品質管理に関わっているという点は、他のロースターにはない圧倒的な強みです。
また、フィロコフィアの特徴は、単なる感覚ではなく、誰もが美味しいコーヒーを再現できるように抽出を理論化している点にあります。粕谷氏が考案した「4:6メソッド」は、注ぐお湯の量を4割と6割に分け、前半で甘みと酸味を、後半で濃度を調整するという非常に明快な抽出理論です。このロジカルな思考は豆の焙煎にも反映されており、豆のポテンシャルを最大限に引き出すための緻密なデータ管理が行われています。
お湯を注いだ瞬間にコーヒー粉が小さく膨らみ、焙煎してから10日ほど経過したコーヒー豆という印象を受けます。
カップから立ち上がるビターチョコレートを思わせる甘い香りに誘われて一口含めば、香ばしい風味が鼻に抜け、心地よい苦味のあとに黒糖のような甘みが追随します。酸味はほとんど感じられず、多くの人にとって親しみやすい味わいです。
ちなみに、1kgで買えば100gあたり700円台になるので結構お得です。ただ、熱風で焙煎しているので、鮮度の低下は直火や半熱風より早いです。なので冷凍保存推奨です。
| 100gの価格 | 1,188円 |
| 鮮度 | ★★★★☆ |
| 豆の産地 | コロンビア、ブラジル、グアテマラ |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
13位.サザコーヒー サザスペシャルブレンド

2,500円 200g
有名チェーンらしい安定した味だが、コスパは正直微妙
先ほど紹介したサザコーヒーの人気銘柄「サザスペシャルブレンド」は、ほどよい苦味と酸味、ほのかな甘味とコクのバランスが特徴です。
冷めても雑味が出ることがなく、Amazonで買えるコーヒー豆の中では品質が高いと思いますが、近年の値上げで専門店と同じくらいの値段になってしまいました。
100g1,000円を超えますが、サザコーヒーの豆は総じてどれも鮮度がよくない。フルシティローストなのにほとんど膨らまないのは、Amazonの倉庫で保管しているからでしょう。鮮度が悪いので、買ってからしばらくすると味も香りも揮発して抜けていきます。それを考慮すると、僕なら注文後焙煎のコーヒー豆を買います。
なお、Amazonでは400件以上の評価があり、香りも良くブラックでもミルクを入れても美味しい、お湯の温度を下げて淹れると甘みのある美味しさを感じられる、といった高評価コメントが多いです。
味の方向性は3位の東京コーヒーに似ているので、コスパも考慮すると東京コーヒーのオーガニックブレンドでいいかなと個人的には思います。
| 100gの価格 | 1,250円 |
| 鮮度 | ★★☆☆☆ |
| 豆の産地 | ブラジル、コロンビア、グアテマラ、エチオピア |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
14位.無印良品 ダークテイスト

952円 200g
この値段なら全然あり!コスパの良いフルシティロースト
無印良品のコーヒー豆は、日々の暮らしに寄り添うブランドイメージ通り、誰にでも親しみやすい味わいのコスパの良さが特徴です。
同店のコーヒー豆は、複雑な専門用語を最小限に抑え、「カフェインレス」「ラテ用」「ダーク」といった、用途や味の好みが直感的にわかる商品名で展開されています。マニア向けのニッチな銘柄を追うのではなく、酸味を抑えた「オリジナルブレンド」や、ミルクとの相性を考えた「ダーク」など、普段使いしやすいバランスの良い味わいを重視していて、コーヒー選びに詳しくない初心者の方でも迷うことなく購入できます。
無印良品の「ダーク」は、写真の通りしっかりと深煎りで、酸味が少なくて飲みやすいです。値段が安いので特別な美味しさはないですが、この値段なら気にせず毎日気軽に飲めるのがいいですね。
実際に飲むとローストナッツのような香り、コクがしっかりしています。カフェオレにも向いているので、気分によって飲み分けたい人におすすめのコーヒー豆です。Amazonで400件を超える高評価レビューされている人気のコーヒー豆です。
| 100gあたり | 476円 |
| 鮮度 | ★☆☆☆☆ |
| 豆の産地 | ブラジル、インドネシア |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
15位.木炭焙煎珈琲豆マンデリン

2,050円 200g
もう他の珈琲は飲めない?香りに絶対の自信あり?
群馬県高崎市に本店を構える大和屋は、日本の伝統的な技術である「木炭焙煎」に特化したロースターです。
同店は全国各地に加盟店を持つグループ展開をしていますが、画一的なチェーン店とは異なり、どの店舗も落ち着いた木造のしつらえや和モダンな空間作りを意識していて、地域の顧客がゆっくりとコーヒーを選び、語らえる場所を提供しています。これにより、幅広い年齢層、特に落ち着いた大人の層に愛されるブランドとしての地位を確立しています。
今回のコーヒー豆は、そのグループ店舗の「大和屋 加賀店」が焙煎、販売しているもので、Amazonの販売ページでは「香りに絶対の自信あり」「もう他の珈琲は飲めない」と、だいぶオーバーな表現をしています。
コーヒー粉にお湯を注ぐとドーム状に大きく膨らみ、豆の鮮度の良さははっきりと伝わってきます。カップに顔を寄せれば香ばしい風味が鼻に抜けていき、抽出の段階では期待感を高めてくれます。
しかし、実際に口に含んでみると非常にさっぱりとした質感で、マンデリン特有の重厚さというよりは軽快な口当たりのコーヒーという印象を強く受けます。「あれ?これマンデリンじゃなかったっけ?」と思うほどです。苦味と酸味のバランスは整っており、どちらかが突出することなく調和しているため、後味までスッキリと飲みやすいです。
かつてのコスパ最強豆「成城石井のマンデリンブレンド」や「南薫堂謹製マンデリン」に見られるような重量感や特有のまろやかさは控えめで、サザコーヒーのマンデリンなどと比較しても全体的にライトな作りです。味わいが繊細で主張が強くないため、ミルクを加えるとコーヒー本来の風味が負けてしまう可能性が高く、ブラックで楽しむのが無難です。
販売ページには香りに絶対の自信がある旨が記載されていますが、実際のところは可もなく不可もなくといった標準的な香りの強さに留まっています。
| 100gの価格 | 1,025円 |
| 鮮度 | ★★★★★ |
| 豆の産地 | インドネシア |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
16位.イノダコーヒ プレミアム

2,150円 200g
バランスがよく、素直な飲み口
京都に本店を構えるイノダコーヒは、昭和15年の創業以来、独自の喫茶文化を築き上げてきた老舗で、「京都の朝の代名詞」とも言える伝統的なスタイルと重厚な味わいが評価されています。
イノダコーヒの代名詞であるオリジナルブレンド「アラビアの真珠」は、創業当時からの伝統として、あらかじめ砂糖とミルクを入れて提供されるスタイルが基本です。これは、コーヒーがまだ贅沢品だった時代に、もっとも美味しい状態で飲んでほしいという、おもてなしの心から生まれたもので、モカをベースとした深煎りの力強い味わいと、ミルクのまろやかさ、砂糖の甘みが調和し、ホットチョコレートのような濃厚な満足感を表現しています。もちろんブラックで注文することも可能ですが、この「完成された一杯」を味わうことこそが、イノダコーヒを訪れる醍醐味と言えます。
店舗で飲んだときに購入したうちの一つが、この「プレミアム」ですが、ペーパードリップで淹れてみると、すっきりとした苦味と酸味が絶妙なバランスで調和しており、どのような方にも親しまれそうな安定感があります。
味わいに際立った旨みが隠されているわけではありませんが、同時に鼻につくような嫌味や雑味もほとんど見当たらず、非常に素直な飲み口に仕上がっています。
| 100gの価格 | 1,075円 |
| 鮮度 | ★★☆☆☆ |
| 豆の産地 | グアテマラ、コロンビア他 |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
17位.スターバックス スマトラ

1,740円 250g
これぞスタバ!ガツンとくる苦み、カフェオレ用のコーヒー豆に
スターバックスコーヒーの焙煎における最大の特徴は、独自の基準で定義された「スターバックス ロースト」と呼ばれる深煎り(フルシティローストのこと)への強いこだわりにあります。
スターバックスは創業以来、イタリアのような甘くておいしい深煎りコーヒーをアメリカでも広めるために、時間をかけてじっくりと深く焙煎する手法を追求してきました。この焙煎により、豆に含まれる糖分がキャラメル化し、表面にはコーヒーオイルが滲み出て、独特の力強いコクとスモーキーな香りが生まれます。一般的なコーヒーショップの深煎りと比べてもさらに一段階深い傾向にあります。
高品質なコーヒー豆を深煎りにして旨味を引き出す「スターバックスロースト」が流行したことで、当時浅煎りが主流だったアメリカのコーヒー文化に大きなムーブメントが起こりました。
そんなスターバックスのスマトラは、特有の強いビター感と抑えられた酸味が特徴で、ブラックだけでなくカフェオレとしても存分に楽しめます。ガツンとくるような力強い苦味が持ち味なので、ミルクとの相性が非常に良く、乳製品を加えてもしっかりとしたコーヒー感を得られます。
この豆はアイスコーヒーにも向いていて、抽出したての鮮烈な風味を冷やしても損なうことがありません。コーヒー自体の味が非常に濃厚なため、時間が経って氷が溶け出しても苦味がぼやけることなく最後まで芯のある味わいが続きます。
| 100gの価格 | 696円 |
| 鮮度 | ★☆☆☆☆ |
| 豆の産地 | インドネシア |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
18位.タリーズコーヒー ハウスブレンド

1,320円 200g
苦みと酸味のバランスが良い
タリーズコーヒーの焙煎における最大の特徴は、コーヒーの芳醇な香りと力強いコクを引き出すために追求された「国内焙煎」と「深煎り(ダークロースト)」へのこだわりにあります。
タリーズコーヒーは、スタバと同じアメリカのシアトル発祥ですが、日本国内に専用の焙煎工場を設けることで、常に新鮮な状態の豆を各店舗へ届ける体制を整えています。コーヒー豆は焙煎した瞬間から酸化が始まり、風味が変化していくため、海外で焼いた豆を輸入するのではなく、国内で丁寧に焼き上げることで、香りを損なうことなく提供することに務めています。
国内で焙煎されているものの、実際にお湯を注ぐと粉の膨らみは控えめであり、焙煎から一定の時間が経過していることによる鮮度の低下を示しています。
口に含んだ際の印象は苦味と酸味のバランスが良いオーソドックスな仕上がりで、多くの人が抵抗なく楽しめる無難な味わいにまとめられています。味の方向性はスターバックスのスモーキーさに通ずるものがあり、鼻から抜ける風味の重なり方は焙煎場所が同一ではないかと錯覚するほど強く似通っています。
| 100gの価格 | 660円 |
| 鮮度 | ★☆☆☆☆ |
| 豆の産地 | インドネシア、 グァテマラ他 |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
19位.アラビカコーヒー京都% ARABICA Blend

1,600円 200g
コーヒーらしい苦みやコクがない
「アラビカ京都(% Arabica Kyoto)」は、SNSでも映える「%」のロゴが象徴的な京都発のスペシャルティコーヒーブランドです。
オーナーがハワイにコーヒー農園を所有するほど豆にこだわっており、世界中から厳選したスペシャルティコーヒーを提供しています。各店舗で豆の販売も行っており、注文を受けてからその場で熱風焙煎機「トルネードキング」で焙煎するスタイルも特徴です。
通常、焙煎には15分〜20分ほどかかりますが、トルネードキングは焙煎開始から5分で完了という凄まじいスピードで生豆を炒り上げられます。
そんなアラビカ京都の代名詞「% ARABICA Blend」は、湯を注ぐと粉がドーム状に膨らみ、期待感とともにペーパードリップが進んでいきます。しかし実際に口に含んでみるとその質感は非常に軽やかで、コーヒーらしい力強い苦味や深いコクはほとんど感じられません。
酸味については一定の存在感があるものの、果実を思わせるような華やかさや際立った個性はなく、あくまで標準的な範囲に留まっています。味わいの核となる甘みや素材本来の旨みも全体的に乏しいため、総じてあっさりとした物足りなさが残る仕上がりです。
店舗で飲むエスプレッソは本当に美味しいので、エスプレッソの味に合わせた豆なのかも知れません。
| 100gの価格 | 800円 |
| 鮮度 | ★★★★☆ |
| 豆の産地 | 記載なし |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
20位.UCC ゴールドスペシャル 炒り豆 スぺシャルブレンド

2,680円 750g
スタバっぽい苦みだが、風味が抜けるのが早い
UCC上島珈琲のゴールドスペシャルスペシャルブレンドは、スターバックスを彷彿とさせる力強い苦味が際立っており、口に含んだ瞬間にスモーキーな風味が鼻へ抜ける濃厚な仕上がりです。重厚感のある味わいなのでブラックだけでなく、ミルクを加えてもコーヒーの存在感が薄れないためカフェオレとして味わうスタイルにも適しています。
ただ、淹れたての瞬間は香ばしさとキレのある苦味を堪能できますが、時間の経過とともに温度が下がると次第に缶コーヒーのような質感へと変化し、初期の鮮烈な風味は落ち着いていく傾向にあります。なお、Amazonでは「セブンカフェの挽きたてコーヒーを思わせる品質」といった声もあり、3,500件超の高評価を得ている屈指の人気銘柄です。
| 100gの価格 | 357円 |
| 鮮度 | ★☆☆☆☆ |
| 豆の産地 | ブラジル、コロンビア他 |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
21位.カルディ リッチブレンド

1,274円 200g
酸味は少ないが、特筆すべき美味さはない
カルディコーヒーファームには、常時30種類前後のコーヒー豆が並んでおり、ブレンドから単一産地のシングルオリジンまで幅広いです。看板商品の「マイルドカルディ」が、すべての味の基準点になっていて、本品はマイルドカルディをもっと深く焙煎したものです。
リッチブレンドを実際に口に含むとしっかりとした苦味が感じられ、その味わいの方向性は深煎りの定番商品であるマンデリンフレンチに近い強さを持っています。
一方で、スターバックスのような特有のスモーキーな香調はなく、全体的にコクや甘味の深みが不足しているため、品質としてはスーパーマーケットで市販されている安価な豆と大差ありません。100gあたり600円台という価格設定を考慮すれば、同価格帯でより優れた満足感を得られるランキング2位のきゃろっとを選択したほうが賢明です。
| 100gの価格 | 637円 |
| 鮮度 | ★☆☆☆☆ |
| 豆の産地 | コロンビア、ブラジル他 |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
22位.珈琲問屋 マンデリン

660円 100g
圧倒的な苦味の衝撃
「珈琲問屋」のコーヒー豆の最大の特徴は、「圧倒的な種類の多さ」と「オーダーメイド感覚の鮮度」にあります。
店舗でもオンラインでも、注文が入ってから焼くため、新鮮な状態で届きます。また「浅煎り(シナモン)」から「極深煎り(イタリアン)」まで、自分の好みに合わせて細かく指定できます。
注意点として、珈琲問屋では一般的に「生豆時(焼く前)」の重量で価格が表示されています。焙煎すると水分が抜けて10~20%ほど軽くなるため、実際に手元に届く量は表示重量より少なくなります。
そんな同店のマンデリンを口に含むと、まずは焦げたような強い苦味が勢いよく広がります。その感覚はスターバックスで馴染みのあるロースト感とは性質が異なり、喉の奥に引っかかるような独特のイガイガとした刺激を伴うものです。これまでに経験したことのないほど強烈な苦味のインパクトが支配的であるため、豆本来が持つはずの他の繊細な風味や味わいの要素を捉える余裕はほとんど残されていません。
コスパの良さと品質の両立を重視したい場合には、2位のきゃろっとのコーヒー豆600gセットでいいと思います。キンボや無印なども選択肢にあるので、わざわざ本品を購入する必要はないでしょう。
| 100gの価格 | 660円 |
| 鮮度 | ★☆☆☆☆ |
| 豆の産地 | インドネシア |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
コーヒー豆の売れ筋ランキング
Amazonや楽天で売れ筋のコーヒー豆ランキングを各サイトにて確認できます。
本当に美味しいフルシティローストのコーヒー豆はこれ

今回は、フルシティローストのコーヒー豆22種類を紹介しましたが、美味しさを重視するなら1位の土居珈琲が一番おすすめです。
僕もそうなのですが、フルシティローストのコーヒー豆が好きな人は、「苦味とコク」の黄金バランスを求めているのかなと思います。苦すぎるのは嫌だけど、コーヒーらしい、しっかりしたパンチは欲しいし、どっしりとしたコク、チョコレートやカラメルのような甘い苦味を堪能したい、という人が多いのかなと思います。
そういう人には、やはり1位の土居珈琲の「小さな焙煎おためしセット」がもっとも適しています。
また、カフェオレやカフェラテが好きな方のなかで、ミルクに負けない強さを持つフルシティローストを探している方もいると思います。その場合は、2位のきゃろっと(100gあたり356円)か、キンボのナポリ(100gあたり588円)をおすすめします。





















































