今回は、猿田彦珈琲の名前の由来と、猿田彦神社との関係について解説します。
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猿田彦珈琲の由来
猿田彦神社:猿田彦珈琲より引用
猿田彦珈琲という名前は、オーナーの大塚さんが俳優時代に共演した、デザイナーのヒロ杉山さん夫婦が考案しました。
大塚さんは元々お店のロゴデザインをヒロ杉山さんに依頼したのですが、ロゴだけでなく「猿田彦にしなさい」と名前も考えてくれたそうです。
ちなみに、大塚さんが自分で考えていた店名は、スペシャルなコーヒーを普通に提供する「ノーマルコーヒー」だったと語っています。
猿田彦神社とはもともと何の関係もなかった
ちなみに、伊勢神宮の隣にある「猿田彦神社」とはもともと何の関係もありませんでした。
しかし、猿田彦神社の宮司さんがお店を訪ねた後に「猿田彦神社公認のお店」となります。
その後は、「みちひらきブレンドドリップバッグ」というコーヒーが猿田彦神社の婚礼の引き出しものとして用意されるようになりました。
また、2021年には猿田彦神社のある三重県に「猿田彦珈琲 伊勢国 多気店」をオープンしています。
猿田彦珈琲の社長の経歴
猿田彦珈琲の社長は大塚朝之(おおつか ともゆき)という方です。
- 誕生日:1981年9月22日生まれ
- 出身地:東京都調布市
- 身長:172cm
- 血液型:AB型
- 出身中学・高校:法政大学第一中学校・高等学校
- 出身大学: 法政大学文学部哲学科
法政大学第一中学校で3年間、脚本を書いて演劇コンクールに出演していた大塚社長は、その演技に感動した先生や友人から俳優になることを薦められます。
周囲からの高い評価もあり、15歳の時に同級生の母親が経営するプロダクションに入り、俳優として活動します。
しかし、自分自身を売り込むことが苦手だった大塚社長は、数々のオーディションを経て疲れてしまい、25歳で俳優業を引退します。
芸能界を辞めて目標を失い、途方に暮れていた大塚社長のもとへ、「炭火焙煎珈琲店 南蛮屋」下高井戸店で働いていた幼なじみから、「店で働かないか」と誘われます。
それまで大塚社長はコーヒーをブラックで飲むことはなく、いつも甘いカフェモカなどを飲んでいましたが、南蛮屋で美味しいコーヒーの魅力に取りつかれます。
半年間の猛勉強の末、「コーヒーマイスター」の認定を受け、独立して現在に至ります。
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猿田彦珈琲が人気の理由
猿田彦珈琲が人気の理由は、スタバ以上と言われる「ホスピタリティの高さ」と評価する方が多いです。
猿田彦珈琲ってほんとどこの店舗にいってもホスピタリティがすごい。店の20〜30m手前でいらっしゃいませって言われる
— わらがゆ (@shion0617) February 5, 2018
コーヒー1杯しか飲んでないのにレジからわざわざ出てきて「またお越しください」って入り口でお見送りしてくれてビビったわ。ビビって中途半端なお辞儀になったわ。ニコリともせずごめんよお兄さん。猿田彦珈琲ホスピタリティすごいな。
— yuuukooo (@ozk_okr) November 18, 2020
実際にお店に行くと、ホテルのサービスのようにお客さん一人ひとりを温かく迎えてくれる雰囲気が感じられるので、リピーターが多いのも納得できます。
手荷物が多い時には、席まで荷物を置きにいってくれたりもするので、これはスタバでも叶わないサービスでしょう。
スタッフ全員の心遣いは創業当初から非常に高い評価を受けています。
他にも、
- コーヒーが香り高い
- 浅煎りコーヒーの品質が非常に高い
- オーナーが元俳優だから
- ブランディングが上手い
- 変わったブランド名だから
なども人気を底上げしている理由として挙げられますが、個人的には全ての要素が複雑に絡み合って、現在の知名度や人気につながったと考察しています。
猿田彦珈琲が人気の理由について、以下で掘り下げています。
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猿田彦珈琲の特徴
猿田彦珈琲の特徴は以下の3つです。
- 1杯ずつ点滴抽出によるハンドドリップを行い、コーヒーの「質感(ボディ、コク)」にこだわる
- お店で扱うほとんどのコーヒー豆をダイレクトトレードする
- フルーティーな浅煎りコーヒーを提供する
つまり、ダイレクトトレードされた高品質のコーヒーをハンドドリップで提供するのが猿田彦珈琲の特徴と言えます。
同店では「猿田彦フレンチ」「大吉ブレンド」などの深煎りコーヒーが人気ですが、実は日本でサードウェーブコーヒーが注目され始めたタイミングで浅煎りコーヒーを提供していたのも大きな特徴です。
イエメンのコーヒー豆「ヘイマ ダキリア イエメニア アルケミー浅煎り」
猿田彦珈琲はスタバに似ていると言われますが、元々は浅煎りコーヒーをハンドドリップで提供するノルウェーの「Java(ヤヴァ)」というカフェがモデルです。
ヤヴァはコーヒー好きのあいだでは有名な人気店で、ここでは品評会で優勝した豆を使ったカフェラテなどを1杯500円ほどで提供しています。
このスタイルに強い影響を受けた猿田彦珈琲でも、「カップオブエクセレンス」という品評会で優勝した浅煎りコーヒー豆を使ったカプチーノなどを提供しています。
カップオブエクセレンスについては、【COE】カップオブエクセレンスとは?歴代や通販で買えるおすすめも紹介!をご覧ください。
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