本記事では、実際に飲んだおすすめの美味しいスペシャルティコーヒーをランキング形式で紹介します。コーヒー豆を選ぶ時に、「スペシャルティコーヒー」という名前を目にすることが増えてきました。普通のコーヒー豆とは何が違うのでしょうか?ここから、スペシャルティコーヒーの特徴や選び方から美味しく淹れる方法まで、おすすめのコーヒー豆とともにお伝えします。
ブログ管理人:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
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スペシャルティコーヒーとは?
スペシャルティコーヒーとは、コーヒー豆の生産段階から私達の口に入るまでの品質がしっかりと確保されているコーヒーです。つまり、「飲む人が美味しいと満足する高品質なコーヒー」のことを指しています。
日本では「日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)」が発足されており、数々の評価基準をクリアしたコーヒーが「スペシャルティコーヒー」とよばれています。
普段スーパーなどでみかける一般的なコーヒーと比べると流通量も少なく、価格は高めに設定されています。このSCAJがかかげる考えでは「From seed to cup」という言葉が使用されており、スペシャルティコーヒーには「種子(コーヒー豆)からカップ(コーヒーカップ)に注がれるまでの全ての段階における品質管理の徹底」がもとめられています。
また近年、地球の問題解決に向けて「サステナブル(持続可能)」という言葉や取り組みが徐々に増えていますが、スペシャルティコーヒーにも重要としています。現時点でもまだ検討・研究課題に取り組まれているため、品質管理だけでなく環境問題や社会問題にも配慮されたスペシャルティコーヒーは今後も進化する期待がもてます。
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スペシャルティコーヒーの特徴
そのコーヒー豆にしかないユニークな風味が味わえる
徹底的な品質管理のもとでつくられたスペシャルティコーヒーには、欠点豆と呼ばれる発育不良、カビ、異形などの不良品豆の混入が極めて少ないとされています。
そのため、栽培された土地の気候や温度などから生み出された、その土地ならではのコーヒー豆の風味を純粋に味わえます。
さらに適した焙煎をすることで、より一層雑味が少なく風味豊かな美味しさを楽しむことができるのです。
トレーサビリティがある
トレーサビリティとは「追跡可能」という意味をもつ言葉として用いられます。
コーヒー豆は栽培から収穫、選別、輸送を経て流通にいたるまで多くの工程や期間を要しますが、これらの経路情報が履歴として追跡可能な状態になっています。
例えば、こちらのコーヒー豆には以下のような経路情報が記載されています。
- 国 (Country)ニカラグア
- 地域 (Region)ヒノテガ県
- 精製方法 (Process)ナチュラル
- 品種 (Variety)パカマラ
- 標高(Elevation)1,200m - 1,300m
- 生産者 (Farmer)Ricardo Cuadra Fajardo
- 農園(FARM)Los Altiplanos
- 焙煎日(Roast Date)5月16日
このように、農園や品種、栽培エリアの標高など、コーヒーの味の決め手となる情報が事前にわかるものがシングルオリジンコーヒーと呼ばれます。
「いつ、どこで、何が行われたのか」等の情報を目に見えるようにすることで品質管理も行いやすく、また安全性や信頼性の確保につながります。
スペシャルティコーヒーにとってトレーサビリティはサステナブルと同様に重要とされています。
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スペシャルティコーヒーの選び方
産地で選ぶ
コーヒーの味は産地によって異なります。代表的な産地を以下にまとめました。
【中南米】 グァテマラ コスタリカ エルサルバドル ブラジル コロンビア ホンジュラス ニカラグア |
・香り、甘み、コクのバランスがいい ・突出した味がない ・飲みやすい |
【アフリカ】 エチオピア(モカ、イルガチェフェ) ケニア タンザニア(キリマンジャロ) ルワンダ |
柑橘系のフレーバーが強い |
【アジア・オセアニア】 インドネシア(マンデリン、トラジャ) |
・コクがある ・ハーブのような香り |
飲みやすさを重視するなら中南米のコーヒー豆がおすすめです。
アフリカ産はフルーティーなものが多く、オレンジやストロベリーのような香りのコーヒーが好きな人におすすめです。
インドネシアは酸味が少なくて飲みやすいコーヒー豆が多いので、オーソドックスな味が好きな人におすすめです。
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焙煎度合いで選ぶ
色が黒い→酸味が少ない。明るい→酸味とフルーティーさが増す
味や香りがほとんどない生豆の状態から、コーヒーの味や風味が生まれるために必要なのが「焙煎」です。
焙煎は生豆を炒る工程ですが、コーヒー豆に熱を加えることで中の成分が反応し、味や風味が変化していきます。そのため、コーヒーの味のバランスは「焙煎」で決まります。
焙煎にはおおまかに浅煎り、中煎り、深煎りと分けられ特徴は次のとおりです。
- 浅煎り→酸味があり、苦味が少ない。フルーツ由来のコーヒー豆が持つ、特有の酸味を楽しめる。フルーティーとよぶものが多い。
- 中煎り→酸味と苦味のバランスが良い。豆によってさらに酸味が強い、苦味が強いなどの違いがある。
- 深煎り→酸味が少なく、苦味が強い。コクもあり味がしっかりしている。
浅煎りコーヒーの「強い酸味」は大きな特徴で、コーヒー豆特有の風味や味が全体的に薄い傾向もあるため、初心者にすすめられることは少ないです。
ですが、ポストコーヒーなどのスペシャルティコーヒー専門店で取り扱う浅煎り豆は糖度が高く、酸味以上の甘みが含まれているためマイルドな酸味を味わえます。
このように、豆選びはもちろん重要ですが焙煎を行う店の選択も大切です。
たとえば深煎りは酸味が少ないので、親しみのある焙煎度合いですが、より上手な人が焙煎すると甘みが強く仕上がる反面、経験が乏しいとそのピークをさらに超えてしまい苦味を強めてしまうこともあります。
さらに、浅煎りは豆の品質があらわれやすい焙煎度合いのため、深煎りで焙煎するより難しいといわれています。
それぞれに適した焙煎機の使用や、コーヒーに関する資格保持者が在籍しているか?などの確認もあわせてしておくと安心です。
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精選方法で選ぶ
収穫されたコーヒーの実から生豆を取り出す工程を「精選(精製|せいせい)」といいますが、その方法は数種類ありコーヒーの味わいに違いが出るといわれています。
代表的なものには、ナチュラル、ウォッシュド、セミウォッシュド、スマトラ式の4つがあります。スペシャルティコーヒーには精選方法まで記載されたものが多いため、これらで選ぶこともおすすめです。
ナチュラル | 非水洗式とよばれ、水を使わず精選を行います。穏やかな酸味と果実味あふれたフレーバーが特徴的でまろやかな後味が楽しめます。 |
ウォッシュド | 水洗式とよばれ、コーヒーの実を水洗いして種子を取り出す方法です。雑味が少なくクリアな味わいになるため、明るい酸味とくっきりとした後味が楽しめます。 |
セミウォッシュド | 別名パルプドナチュラルともよばれ、水洗式と非水洗式の中間のような方法です。やさしい酸味と豊かで強い甘味、すっきりとした後味が楽しめます。 |
スマトラ式 | インドネシアのスマトラ島でみられるその土地ならではの精選方法です。独特な風味とともに濃厚なコク、ハーブのような香りを楽しめます。 |
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スペシャルティコーヒーおすすめランキング10選
「スペシャルティコーヒーおすすめランキング10選」では、甘み、香り、コクの3つの合計点数で順位を決定しています。同点の場合はコスパが良いコーヒー豆を上位にランクインしています。
1位.ポストコーヒー3種お試しBOX【初回限定500円OFF】
1,480円 225g(75g×3種)
ポストコーヒーは、全国の専門店(提携している国内外の自家焙煎店)から、好みにマッチした3種類が届くスペシャルティコーヒー専門店です。
ずばり、好みの範囲内(苦すぎない、酸っぱくない)でフルーティーなコーヒーを飲みたい人におすすめです。(会員数6万人超)
とくに浅煎りと中煎りは屈指の美味しさです。この店の提携ロースターは、フルーティーなコーヒー豆を専門に扱うショップが多い(LIGHT UP COFFEEなど)のですが、コーヒー豆本来の果実味を上手に引き出しています。(扱っている豆の品質も高い)
パッケージを開けた瞬間にオレンジやストロベリーのような甘い香りが広がります。実際に飲むと、完熟みかんのような「甘い酸味」と、フルボディの赤ワインのような「強烈なコク」が印象的です。
浅煎りや中煎りはコクが少ない(あっさりしている)イメージがあるかも知れませんが、上質な深煎りコーヒーと同じくらい「力強さ」「濃厚さ」があります。(ボディ感が強い)
また、デカフェも非常にクオリティが高く、コーヒーの風味がほとんど損なわれていないことには驚きました。
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上記のクーポンを利用すれば、高品質なスペシャルティコーヒー豆が100gあたり657円で購入できます。
同価格帯のカカシコーヒーも高品質ですが、それ以上のフレーバーの強さと甘み、コクの強さが感じられます。
100gあたり | 657円 |
鮮度 | ★★★★★(焙煎後7日以内) |
焙煎度合い | 浅煎り・中煎り・深煎りお好みで |
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2位.コフィノワ グァテマラ エルインヘルト
1,150円 100g
蔵前の人気のスペシャルティコーヒー専門店「コフィノワ」でもっとも高品質で美味しいとオーナー自身も絶賛するのが、このグアテマラ エル・インヘルト農園です。この農園は「カップオブエクセレンス3年連続1位」「世界で最も多くのCOE1位を獲得」など数々の偉業を成し遂げていて、高品質なスペシャルティコーヒーを生産することで世界的に有名です。
ドリップすると粉がムクムクと膨らみ、チョコレートのような甘い香りを放ちます。いざ飲むとフルボディの赤ワインのような力強いコク、なめらかな舌触りを感じます。スッキリした苦味の中にほのかな酸味があり、後味がとても上品です。カップに顔を近づける度に、チョコレートのような甘い風味が鼻腔を抜けていくのですが、これが本当に心地良いです。飲み進めていくと、濃厚なコクと甘みが増して重量感のある味になります。このグァテマラは、ボディ感の強いコーヒーが好きな人におすすめです。
なお、ミルクを加えてカフェオレにすると、キャラメルを思わせる甘く香ばしい風味が感じられ、これもまた非常に美味しい。カフェオレ用のコーヒー豆として使うにはもったいない気もしますが、「たまには自分へのご褒美に、こんな贅沢な飲み方をしても良いかな」と思わせてくれる、まさに絶品のコーヒー豆でした。お世辞抜きで本当に美味しいコーヒー豆です。
鮮度 | ★★★★☆ |
豆の産地 | グァテマラ ウエウエテナンゴ県リベルタ地区 |
焙煎度合い | 中深煎り(シティロースト) |
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3位.ブルーボトルコーヒー ベラ ドノヴァン
1,924円 200g
ブルーボトルコーヒーは、焙煎後48時間以内の豆しか取り扱わない、新鮮さを重要視するスペシャルティコーヒー専門店です。この「ベラ・ドノヴァン」 は、お店で一番人気の中浅煎りコーヒーで、柑橘系フルーツのような香りが非常に強いです。実際に飲むと「香料が入っているの?」と思うくらい強いオレンジの風味が感じられます。酸味はありますが、それを包み込むような濃厚な甘みがあり、正直チェーン店のコーヒーとは思えないクオリティで驚きました。
100gあたり | 962円 |
鮮度 | ★★★★★(焙煎後48時間以内) |
豆の産地 | ブラジル コロンビア メキシコ |
焙煎度合い | 中浅煎り |
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4位.ロクメイコーヒー お試し飲み比べセット
2,160円 300g(100×3種)
ロクメイコーヒーは焙煎の大会で優勝した奈良県のスペシャルティコーヒー専門店で、Googleの口コミが2,000件を超えるほどの超人気店です。どの商品もある程度酸味があるので、爽やかなコーヒーが好きな人におすすめです。このセットには、浅煎り、中煎り、深煎りコーヒー豆が1袋ずつ入っています。それぞれの特徴は以下の通りです。
- ロクメイブレンド(中煎り)ストロベリーのような風味
- サルサワブレンド(深煎り)オレンジのような味わい
- エチオピア イルガチェフェ(浅煎り)ブルーベリーやストロベリーのような風味
この店はブレンドにも高品質なスペシャルティコーヒーを使っているため、一般的なブレンドよりもフレーバーが強く感じられるのが特徴的です。100gあたりに換算すると720円と値段もそこまで高くないので、焙煎度合いごとで飲み比べたい人におすすめです。
100gあたり | 720円 |
鮮度 | ★★★★☆ |
豆の産地 | エチオピアなど |
焙煎度合い | 浅煎り、中煎り、深煎り |
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5位.カカシコーヒー エチオピア モカシダモG1
770円 100g
カカシコーヒーは注文後焙煎のコーヒー豆を届けてくれるスペシャルティコーヒー専門店で、Amazonでも高評価されているお店です。ただし全部の豆を注文後に焙煎するわけではなく、浅煎りは焙煎後10日ほどの豆を届けて、深煎りは注文後焙煎と分けているのが特徴です。(浅煎りは10日ほど経った方が酸味がマイルドになって飲みやすいため、敢えてこのように分けていると思われます。)
エチオピアコーヒー豆の最高グレード「G1」だけを使用したこの豆は、花のような香りとワインのようなフレーバーが強く感じられます。苦味はほとんどなく、はちみつのような甘みが感じられます。苦味が少ないので相対的に酸味が目立ちますが、酸っぱい感じが一切なくて飲みやすいです。Amazonで気軽に買えるスペシャルティコーヒーの中では非常にクオリティが高く、160人以上が高評価の口コミをしているおすすめのコーヒー豆です。
鮮度 | ★★★★☆(焙煎後10日ほど) |
豆の産地 | エチオピア |
焙煎度合い | 浅煎り |
6位.ゴールドキャッスルコーヒー エチオピア ゲイシャ
1880円 200g
ゴールドキャッスルコーヒーは、Amazonや大阪の実店舗で人気のスペシャルティコーヒー専門店です。エチオピア産のゲイシャ種をペーパードリップして飲むと、オレンジのような甘みと華やかな香りが感じられます。コーヒーらしいコク(ボディ)が強く、浅煎りながらも飲み応えがあります。後味にはストロベリーのような甘い余韻があり、1口目から最後までフルーティーな風味が味わえます。より高価なパナマ産のゲイシャと比較すると、モカのフレーバーに近い印象ですが、ゲイシャコーヒーの中では値段が安いので、多くの方が満足できるクオリティだと思います。この値段で買えるゲイシャの中ではかなり美味しいです。
100gあたり | 940円 |
鮮度 | ★★★★☆ |
豆の産地 | エチオピア |
焙煎度合い | 中浅煎り |
7位.REC COFFEE エチオピア イルガチェフェ
1,350円 100g
REC COFFEEは博多発祥のコーヒーショップで、バリスタのチャンピオンが在籍するスペシャルティコーヒー専門店です。このエチオピアコーヒー豆は、オレンジや白檀のような香りがあり、マイルドな酸味とほどよい苦味が特徴です。カクテルのようなフルーティーさが好きは人におすすめのコーヒー豆です。
鮮度 | ★★★★★(焙煎後7日以内) |
豆の産地 | エチオピア |
焙煎度合い | 中煎り |
8位.猿田彦珈琲 バレルエイジド エチオピア タミルタデッセ ナチュラル
1,300円 100g
恵比寿に本店を構える猿田彦珈琲は、およそ300種類の豆をダイレクトトレード(農家と直接取引をする。 一般的なショップのように商社を介さない)するスペシャルティコーヒー専門店です。
バレルエイジドコーヒーとは、コーヒー生豆をウイスキー樽(バレル)に一定期間寝かせて(エイジド)、ウイスキーの香りをつけたコーヒーのことです。この手のコーヒー豆だとスタバのウイスキーバレルが有名ですが、スタバと比較して苦味が少なくて飲みやすく、ウィスキーの香りと、オレンジのような香りも感じられます。かなり特殊なフレーバーですが、ウイスキー風味のコーヒーを買える店は少ないので、珍しいフレーバーが好きな人におすすめのコーヒー豆です。
鮮度 | ★★★★☆ |
豆の産地 | エチオピア 南部諸民族州 シダマ |
焙煎度合い | 深煎り |
9位.丸山珈琲 軽井沢ブレンドセレクション
3,780円 240g(80g×3種)
軽井沢に本店を構える丸山珈琲も、猿田彦珈琲と同じように、ダイレクトトレードにて高品質なコーヒー豆を仕入れるスペシャルティコーヒー専門店です。
チョコレートのようなフレーバーが感じられる「軽井沢ブレンド」や、 ストロベリーのような味わいの「ブロッサムモカ」など3種類のコーヒー豆飲み比べセットです。丸山珈琲のオーナーは世界で最も権威ある品評会「カップオブエクセレンス」の審査員を務めるなど、 スペシャルティコーヒーのシーンにかなり精通しており、コーヒー豆の買い付けも彼が行っています。そのため、この店のコーヒー豆はどれも品質が高く、産地や農園ごとの個性的なフレーバーがよく出ているのが印象的です。とはいえ、あまり冒険度の高いコーヒー豆は少なく、ほとんどが飲みやすいので、 スペシャルティコーヒーの入門としておすすめです。
100gあたり | 1,575円 |
鮮度 | ★★★★☆ |
豆の産地 | エチオピア他 |
焙煎度合い | 深煎り、中煎り |
10位.フィロコフィア(PHILOCOFFEA)014 ラダーブレンド ダーク 深煎り
1,404円 200g
フィロコフィアは、抽出技術を競う大会「WORLD BREWERS CUP」の世界チャンピオン、粕谷哲さんとドトールコーヒー船橋駅前店のオーナーが運営するスペシャルティコーヒー専門店です。ドリップすると、チョコレートのような甘い香りが広がり、一口飲むと香ばしい風味とほどよい苦味、黒糖のような「ほのかな甘み」が感じられます。酸味はほとんどなく、多くの人にとって飲みやすい味わいです。
100gあたり | 702円 |
鮮度 | ★★★★☆ |
豆の産地 | 記載なし |
焙煎度合い | 深煎り(フルシティロースト) |
コーヒー豆の売れ筋ランキング
Amazonや楽天で売れ筋のコーヒー豆ランキングを各サイトにて確認できます。
スペシャルティコーヒーをさらに美味しく入れるコツ
浅煎りの抽出方法はシンプル
浅煎りのコーヒー豆を淹れる時のポイントは「短時間」「勢いよく注湯」の2つのみです。
基本的にお湯を注いだ後の前半で酸味や甘味が抽出されます。甘味が引き立つことで酸味もマイルドになり、飲みやすくなるのです。
抽出時間を長くすると渋味が出て、せっかくの甘みを阻害するため注湯から抽出までは短時間で終わらせましょう。
また浅煎りは粉がドリッパーの下部に溜まりやすく、目詰まりすると抽出に時間がかかります。粉が躍るくらい勢いよくお湯を注いで大丈夫です。
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中煎り、深煎りでコクと甘みを引き立たせるコツ
コーヒー豆は深煎りになるほど甘味を含み、コクや苦味が出てきます。
まずドリッパーに豆を入れたら、成分が抽出されやすくなるよう蒸らし時間を設けます。
その後の抽出には、エスプレッソにお湯を足す「アメリカーノ」のような方法をおすすめします。
入れる湯の半分量をゆっくり注湯してコーヒー豆の旨味を取り出し、残り半分量を先のコーヒーに足して薄めるイメージです。
この方法なら雑味が少ないクリアなコーヒーとなり、豆本来のコクや甘味が引き出されます。
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フレンチプレスで入れるのもおすすめ
フレンチプレスを使用すると、ポットにコーヒー豆を入れてお湯を注ぐだけで簡単に抽出ができます。
細かい調整はできませんが、コーヒー豆をお湯に浸すことで成分をより多く取り出せるため、一味違うコーヒーが作れます。
なかでも、ペーパードリップではほとんど落ちないコーヒーオイルは甘味や香りのもとといわれており、こってりとした風味豊かなコーヒーが楽しめます。
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